安倍首相が自民党改憲案を「僕ちゃん知らない、谷垣くんだもん」と大嘘! 安倍は改憲案にこんなに関わっていた

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 しかも、安倍首相は「(憲法改正草案を)世に出したのは私ではない」と言うが、これこそ大いなる屁理屈だ。たしかに憲法改正草案を自民党が発表したのは2012年4月であり、谷垣総裁時代にあたる。だが、その中身は、完全に安倍マターでつくりあげられたものなのである。

 そもそも自民党は、小泉首相時代に「新憲法制定推進本部」を立ち上げて05年に新憲法草案をまとめたが、09年に「憲法改正推進本部」と改組。このとき、安倍氏は最高顧問として参加している。

 だが、当時は麻生内閣がガタガタの状態で、自民党内も改憲議論を行うような雰囲気ではなかった。そんななかでひとり息巻いていたのが安倍氏であり、安倍氏は集団的自衛権の行使容認を自民党のマニフェストに掲げるよう強固に主張していた。

 そして、ついに政権交代が起こり野党に下野し、自民党内の保守本流が弱体化する一方で、右へ心おきなく振り切れた安倍氏は、稲田朋美氏や加藤勝信氏、礒崎陽輔氏などといった現在の右腕となった腹心たちを束ねて、憲法改正を声高に叫びはじめるのである。

 実際、当時の安倍氏および周辺の発言は、憲法改正草案に通じる物騒なものばかりだ。たとえば当時、安倍氏が会長となった創生「日本」の研修会(12年5月10日)では、稲田氏は「国民の生活が大事なんて政治はですね、私は間違ってると思います」と言い、第一次安倍内閣で法務大臣を務めた長勢甚遠氏は「国民主権、基本的人権、平和主義、これをなくさなければ本当の自主憲法ではないんですよ」とさえ言い切っている。

 そして、こうした戦前回帰路線の安倍氏が急速に力を強めるなかで憲法改正のための草案づくりは行われていった。しかも、12年2月に提示された原案では、小泉時代の新憲法草案でも保守色が強すぎると見送られた日本の歴史、伝統、風土などに触れていただけではなく、国旗国歌の尊重規定や、天皇の「元首」明記、安倍氏がずっと訴えてきた集団的自衛権の容認も織り込まれている。

 もちろん、ここまで露骨に安倍氏の意向が反映されたのには理由がある。それは、この原案執筆者が安倍氏の側近である礒崎氏だからだ。現に、原案に対しては公明党の山口那津男代表が集団的自衛権行使を容認している点を「(従来の政府方針を)変更すべきではない」と述べて不快感を表し、福田康夫元首相らも疑義を呈していたというが、安倍氏は批判などどこ吹く風で「日本の伝統を踏まえた自民党らしい憲法草案だ。他党に配慮するのではなく現行憲法の問題点を直視し、日本の伝統、国柄を踏まえたものを堂々と出していくべきだ」と手放しで賞賛している。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

安倍首相が自民党改憲案を「僕ちゃん知らない、谷垣くんだもん」と大嘘! 安倍は改憲案にこんなに関わっていたのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。安倍晋三憲法民進党水井多賀子長妻昭の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍政権の「Go To」批判封じを『ひるおび』八代弁護士がポロリ
2 吉村洋文知事は「武富士」の盗聴犯罪を隠蔽するスラップ訴訟の代理人に
3 安倍が横田早紀江さんを無視している
4 大村知事リコールに高須克弥、百田尚樹、有本香らが勢揃い…
5 葵つかさが「松潤とは終わった」と
6 日本のネトウヨにも聞かせたいビリー・アイリッシュの反差別メッセージ
7 元家族会の蓮池透が「安倍は嘘つき」
8 ツイッタージャパンの反差別に対する消極性 代表と産経ニュースの関係
9 吉村知事VS大村知事バトル 本当に正しいのはどっちなのか?
10 持続化給付金で中小企業庁長官が電通と接触、「Go To」3000億円も電通か
11 検察庁法案改正賛成でわかった維新と吉村洋文知事の正体!
12 持続化給付金にさらなる疑惑もワイドショーは電通タブーで報じず
13 NHKが持続化給付金疑惑をスルー、『日曜討論』で野党排除
14 生活保護カットで他の低所得者も困窮
15 ショーンKと同じ!安倍首相も学歴詐称
16 安倍が拉致問題国民大集会を「公務」理由に中座、自宅へ!
17 橋下徹が岩上安身リツイート裁判で矛盾を追及され逆ギレ!
18 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
19 西原理恵子が高須院長とヘイトデモ応援
20 ウンギョン写真掲載で横田夫妻に圧力
1 持続化給付金の作業を電通の“トンネル会社”が! 749億円の税金が
2安倍政権がコロナ「専門家会議」の議事録を残さないと明言する理由
3持続化給付金にさらなる疑惑もワイドショーは電通タブーで報じず
4安倍首相が「日本のコロナ対策が世界をリード」と自慢するトンデモ!
5吉村洋文知事は「武富士」の盗聴犯罪を隠蔽するスラップ訴訟の代理人に
6松本人志が「黒川検事長は新聞記者にハメられた」と陰謀論で擁護!
7安倍首相「黒川検事長の“訓告”は検事総長の判断」はやはり嘘だった
8 つるの剛士「安倍首相にお疲れ様を言いませんか?」の的外れ擁護
9安倍政権の「Go To」批判封じを『ひるおび』八代弁護士がポロリ
10大村知事リコールに高須克弥、百田尚樹、有本香らが勢揃い…
11吉村知事VS大村知事バトル 本当に正しいのはどっちなのか?
12内閣支持率「27%」だけじゃない、安倍政権の危機を表すデータ
13持続化給付金で中小企業庁長官が電通と接触、「Go To」3000億円も電通か
14NHKが持続化給付金疑惑をスルー、『日曜討論』で野党排除
15検察が河井陣営への“安倍マネー1億5千万円”で自民党本部関係者を聴取
16テラハ木村花さんの死を政権批判封じに利用する政治家と安倍応援団
17ツイッタージャパンの反差別に対する消極性 代表と産経ニュースの関係
18木村花さんの死の責任はSNS 以前にフジ『テラスハウス』にある!
19日本のネトウヨにも聞かせたいビリー・アイリッシュの反差別メッセージ
20箕輪のセクハラを告発した女性が暴露したエイベックス松浦の疑惑
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄