安倍首相の「ニコ生」安保法制番組、来場者はたったの1万人! ムーディ勝山に負けた…

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 政治学者の山口二郎氏が、さっそくツイッターで〈安倍がネットで戸締り論で安保法制の必要性を説いたそう。あまりのレベルの低さに嘆息する。(中略)戸締りならば、自分の家の備えを固めるだけでよいわけで、わざわざ自宅の外に出張って武力を行使するのは矛盾した話。もうちょっと勉強しろよ〉〈日本が協力すべき近所は、韓国、中国ではないか。(中略)安倍の理屈に従えば、隣国との関係改善に真摯な姿勢を見せることこそ、安全を高まる道となるはず〉などと批判していた。

 第2夜に飛び出したのが、集団的自衛権に関する“珍説”だ。

「例えばですね、私の友人でスガさんという人がいたとしますね。で、このスガさんがですね、家に強盗が入ってきて大変だと。というわけで私の家に電話がかかってきて『アベさん助けて!』と電話がかかってくる。『これからアベさん家に来て、一緒に強盗と戦ってよ!』と言われてもですね、これは私がスガさんの家まで行って、スガさんを助けることはできないです。これはねえ、憲法の制約があって、今度の改正でもそれはできない」
「では、我々が認めた集団的自衛権とは何かと言えばですね、例えば、アベシンゾーは生意気な奴だから今度殴ってやるという不良がいる。今夜殴ってやろうと言っている、そのときにですね、家に帰る。で、困ったなあと思っているときにですね、それを聞いた、私の友だちのアソーさんという人がですね、『オレはケンカが強いから一緒に帰って守ってやるよ』と言って、一緒に帰ってくれることになって、アソーさんは私の前を歩いてくれている。そこに3人くらい不良が出てきて、アソーさんに殴りかかった。でもこれは、私をやっつけようと思って出てきて、私の前にまずアソーさんを殴ったんですね。で、3対1ですから、私とアソーさんと一緒にですね、この人たち(不良)に対応する。私も、麻生さんをまず守る。ま、これはまさに、平和安全法制においてですね、私たちができる(こと)」
「友だち同士という感覚では(スガさんを)助けに行かなくてはいけないんですけど、アベ家が危ないわけではないですよね。しかし、私が襲われるという危険のなかでアソーさんが一緒に歩いてくれているということであれば、対応することができるよと、そういうことなんですね」

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亡国の集団的自衛権 (集英社新書)

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