『かぐや姫』高畑勲監督が安倍政権を痛烈に批判!「『火垂るの墓』は無力だった…」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
hotarunohaka_01_150221.jpg
DVD『火垂るの墓』(ワーナー・ホーム・ビデオ)

 本日、『かぐや姫の物語』がテレビ初放映されている高畑勲監督。本サイトでは放映に合わせて、高畑監督と宮崎駿監督の奇妙な友情をお伝えしたが、この2人はアニメ作品を通した友情にとどまらず、繰り返し伝えている共通のメッセージがある。

 宮崎駿監督が戦争に反対し、安倍首相を一貫して批判してきたことは有名だが、実は高畑監督もまったく同じように、安倍政権が推し進める“戦争のできる国”づくりに、強い危機感を表明している。2人には戦後70年戦争がなかったからこそアニメ作品を作ることができた、という共通の認識があるようだ。

 だが、その思いの強さはもしかすると、宮崎監督よりも高畑監督のほうがはるかに強いかもしれない。高畑監督と言えば、戦争の悲惨さを描いた『火垂るの墓』が有名だが、その『火垂るの墓』では反戦の役に立たない、と語ったことがある。いったいどういうことか。

 本サイトでは以前、この高畑監督のメッセージを紹介して、大きな反響を呼んだ。再録するので、ぜひ一読いただきたい。
(編集部)

……………………………………………………………

 ついに日本時間の23日、第87回アカデミー賞が発表になる。注目は、長編アニメ映画部門賞にノミネートされている高畑勲監督作品『かぐや姫の物語』の行方。長編アニメ映画部門で日本人がノミネートされるのは、宮崎駿監督以外でははじめてのこと。さらにもし受賞すれば、2002年の『千と千尋の神隠し』以来2度目の快挙となる。下馬評では『ヒックとドラゴン2(仮題)』の受賞が有力視されているが、『かぐや姫の物語』の群を抜いた芸術性によって、高畑監督は世界から視線を集めているといっていいだろう。(※編集部註 結果は『ベイマックス』が受賞)

 高畑監督といえば、1988年に日本で公開された『火垂るの墓』が海外でも高い評価を受け、イギリスでは実写映画化される予定も。いまなお“反戦映画”として引き継がれている名作だが、じつは、高畑監督はこの自作について意外な認識をもっているらしい。

「『火垂るの墓』は反戦映画と評されますが、反戦映画が戦争を起こさないため、止めるためのものであるなら、あの作品はそうした役には立たないのではないか。そう言うと大抵は驚かれますが」

 このように答えているのは、今年の元旦、神奈川新聞に掲載されたインタビューでのこと。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

ジブリの教科書4 火垂るの墓 (文春ジブリ文庫)

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

『かぐや姫』高畑勲監督が安倍政権を痛烈に批判!「『火垂るの墓』は無力だった…」のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。スタジオジブリ火垂るの墓編集部高畑勲の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 大阪で相次ぐ救急搬送拒否も吉村知事はスタンドプレー 滋賀県へ要請でも
2 小室圭さんをとにかく糾弾したいワイドショーの事実歪曲とグロテスクな差別性
3 大阪医療崩壊でも吉村知事が緊急事態宣言の要請を遅らせた理由
4 日本城タクシー坂本社長が橋下徹を再び論破!「アホな議論」と一刀両断
5 菅と河野が嘯く「ワクチン9月完了を合意」は嘘!実際はファイザーCEOに相手にされず
6 マリエ問題で出川はCMゼロも…松本人志も公の電波で枕営業を煽る発言
7 菅首相が米メディアから「五輪を進めるのは無責任」と質問され無視する愚行
8 名古屋リコール不正で維新市議が関与を証言!吉村知事、松井市長の責任
9 吉村知事は自己正当化モンスター!「重症センター」縮小をつっこまれ
10 葵つかさが「松潤とは終わった」と
11 櫻井よしこ、西岡力、文春…朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
12 吉村知事への批判がテレビでも…北村教授、日本城タクシー社長、小木博明も
13 青木理『モーニングショー』降板 政権批判コメンテーターを排除か
14 「かまいたち山内」にネトウヨ疑惑…排外主義や嫌韓ツイートにも「いいね」
15 安倍首相が会見も新しい対策ゼロ! 質問打ち切りに記者から怒号
16 汚染処理水・海洋放出の蛮行に加え安倍が顧問の「原発新増設」推進議連
17 自民党がネトサポに他党叩きを指南
18 竹田恒泰の「差別主義」を認めた東京地裁の判決文を改めて紹介
19 フィフィが水原希子に狡猾なヘイト攻撃
20 小田嶋隆・武田砂鉄対談 後編 糸井重里と松本人志をあらためて語る
1吉村知事は自己正当化モンスター!「重症センター」縮小をつっこまれ
2日本城タクシー坂本社長が橋下徹を再び論破!「アホな議論」と一刀両断
3菅首相が米メディアから「五輪を進めるのは無責任」と質問され無視する愚行
4名古屋リコール不正で維新市議が関与を証言!吉村知事、松井市長の責任
5大阪で相次ぐ救急搬送拒否も吉村知事はスタンドプレー 滋賀県へ要請でも
6吉村知事への批判がテレビでも…北村教授、日本城タクシー社長、小木博明も
7菅と河野が嘯く「ワクチン9月完了を合意」は嘘!実際はファイザーCEOに相手にされず
8汚染処理水・海洋放出の蛮行に加え安倍が顧問の「原発新増設」推進議連
9菅首相が緊急事態宣言を出さないのは五輪開催のため ワクチンも五輪選手優先
10DHC吉田会長がNHKに「社員のほとんどがコリアン系」とヘイトデマ
11海外から批判も政府と組織委は五輪強行、選手に特別な感染対策を実施
12大阪医療崩壊でも吉村知事が緊急事態宣言の要請を遅らせた理由
13マリエ問題で出川はCMゼロも…松本人志も公の電波で枕営業を煽る発言
14小室圭さんをとにかく糾弾したいワイドショーの事実歪曲とグロテスクな差別性

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄