相次ぐ米軍事故に約束反故…それでも国会審議を拒否する安倍政権、安倍首相は「沖縄は我慢して受け入れろ」と暴言!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
abe_01_180103.jpg
首相官邸HPより


 完全に舐められているとしか思えない。昨日18日、昨年12月13日に米軍海兵隊の大型輸送ヘリCH53Eのコックピットの窓枠が校庭に落下した沖縄県宜野湾市の普天間第二小学校の上空を、米軍ヘリ3機が飛行した問題だ。その飛行した機体には、1月6日にうるま市の伊計島の砂浜に不時着したUH1Yヘリも含まれていた。

 米軍は事故後、「運動場や校舎上空を飛行しないで」という普天間第二小に対して「最大限、飛ばないようにする」と歯切れの悪い回答を寄せていたが、たったの1カ月でこの約束を反故。挙げ句、今回の飛行の事実を否定している。だが、設置されたカメラには同日13時半ごろに小学校上空を米軍ヘリ3機が飛行する模様がおさめられており、防衛省が公開したその映像を見れば米軍の嘘は一目瞭然だ。

 しかも、この日、普天間第二小では米軍機が学校上空に接近したときを想定して避難訓練をおこなっていた。琉球新報によれば、沖縄防衛局が配置した監視員も参加し、避難経路などを確認。監視員が米軍機の接近を知らせ、拡声器で生徒たちに「逃げてください」と避難させるという内容だった。

 ──まるで空襲に襲われた戦時下のような異常な訓練だが、しかし、これが沖縄の現実なのだ。そして、米軍によっていとも簡単に約束は破られ、さらには飛行の事実を事実とも認めようとしないのである。そもそも、昨年12月7日、普天間基地近くの緑ケ丘保育園の屋根に「US」などと書かれたプラスチック製のCH53Eの装置カバーが落下するという事件が起こった際も、米軍は落下の事実を認めていない。

 さらに、小学校上空を飛行した昨日、米軍は前述した伊計島に不時着したUH1Yヘリを使って津堅島訓練場水域でパラシュート降下訓練を実施。地元市議会がこれまでも訓練の中止を求めてきたにもかかわらず、だ。その上、ハリス米太平洋軍司令官は小野寺五典防衛相との会談で、この事故について「いちばん近い安全な場所に降ろす措置に満足している」と発言している。

 頻発するヘリの墜落に、突如、凶器と化した落下物が子どもたちの頭上に降って落ちてくる恐怖。2016年には米軍属による強かん殺人事件も起こった。それでも平然と、自分たちの植民地であるかのように横柄な態度をとりつづける米軍──。この暴力を許しているのは、言うまでもなく日本政府、安倍政権だ。

安倍首相は「受け入れてくれる人がいて初めて、いざというときに対応できる」

 事実、立憲民主、希望、民進、共産、自由、社民の野党6党は、今月15日に相次ぐ米軍機事故を受けて調査団を沖縄に派遣。これに先立って12日の与野党国対委員長会談で安全保障委員会での閉会中審査をおこなうよう要求したが、与党はこれに応じていなかった。

 だが、それも当然なのだろう。なにせ安倍首相は、小学校や保育園での落下事故後にも「沖縄が我慢すればいいこと」という無神経極まりない暴言を吐いているからだ。

 それは、新年早々の1月5日にネットテレビ「言論テレビ」で放送された『櫻LIVE 新春スペシャル「安倍首相に華やかさくら組が迫る!」』という番組でのこと。本サイトではその醜悪な内容を詳しく伝えたが、この番組は、安倍首相が櫻井よしこと気象予報士の半井小絵、産経新聞の田北真樹子記者、沖縄の活動家でデマを喧伝しつづけている我那覇真子という女性ネトウヨ論客4名を昨年12月25日に首相公邸に招き、収録されたものだ。

 そして、この番組のなかで安倍首相は、こう明言したのである。

「(在沖米軍の)訓練はときとして迷惑になることもありますが、それを受け入れてくれる人がいて初めて、いざというときに対応できる」

 米軍の訓練が住民の生活に支障を与えているだけでなく、命の危険さえ生じさせている事実が歴然と沖縄にはあるというのに、“いざのときのために我慢して受け入れろ”と安倍首相は投げつけているのだ。これは、本土決戦の時間稼ぎのために沖縄を捨て石にした、戦時中の発想そのものではないか。

 さらに、この安倍首相と同じ考えをネトウヨ論客たちが振りまき、拡散させている。たとえば、竹田恒泰は、『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)11日放送で、米軍事故についてこのように米軍をかばい立てた。

「ちゃんと不時着させてるわけですから、これは拍手喝采ものなんですよね」

「米軍は称賛されるべき!」と叫ぶ自称愛国者の実態

「たしかにヘリのトラブル多いですけども、でもこれは朝鮮有事に向けて、これまで以上に練習のステージ段階が上がっているということなんですよ。(中略)いざとなっても迷惑をかけないようにという彼ら(米軍)の姿勢は、称賛されるべきだと思いますよ」

 普段から、憲法は「GHQに押しつけられたものだ!」と言って改憲を主張するくせに、日本の主権が奪われている日米地位協定には文句もつけない。その上、「日本の領土」である沖縄が米軍に植民地のような扱いを受けているにもかかわらず、「称賛されるべき」などと言う。……これが安倍首相を筆頭とする自称愛国者、似非右翼の実態だ。

 ともかく、安倍首相は、22日に召集される通常国会において、ネットテレビで述べたように、国会ではっきりと「沖縄は米軍事故を我慢して受け入れろ」と言えばいい。そうすれば、いかに安倍首相が国民の命を軽視しているか、その正体が多くの人に伝わるだろう。

最終更新:2018.01.19 07:03

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

相次ぐ米軍事故に約束反故…それでも国会審議を拒否する安倍政権、安倍首相は「沖縄は我慢して受け入れろ」と暴言!のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。沖縄編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 田崎スシローが望月衣塑子記者を「トンチンカン」と攻撃
2 五輪汚職のJOC竹田会長居座りを許すマスコミの電通タブー
3 高須院長〈アウシュビッツは捏造〉問題をマスコミはなぜ報じない?
4 竹田恒泰が父の五輪汚職捜査に「フランスは皇室がないからひがんでる」
5 『報ステ』がまた政権批判アナ排除
6 山本太郎を評価せよ!
7 安倍首相にマッチョ批判
8 安倍政権が米ジャパンハンドラーに3億円の寄付
9 ピエール瀧逮捕報道で炎上した深澤真紀は間違ってない
10 ネトウヨ高須院長に息子が苦言!
11 『グッドワイフ』が描く検察のダーティさがリアル
12 安倍政権御用ジャーナリスト大賞(前編)
13 フジ『バイキング』で金美齢が部落差別
14 池上彰が朝日叩きとネトウヨを大批判
15 安倍政権御用ジャーナリスト大賞(後編)
16 自民党NHK受信料義務化の狙いは?
17 グッディ!土田マジギレ真の原因
18 安倍首相が隠した原発事故の責任
19 酩酊状態にさせ暴行して無罪!甘い性犯罪判決の背景
20 玉川徹が中国人のマナーをあげつらう自番組を批判!
1 安倍首相が隠した原発事故の責任
2 震災から8年、安倍政権の被災者切捨て
3 電力会社の原発広告復活! 関西電力、九州電力は3倍増に
4 NHKの国会報道が安倍のPR動画状態
5 上田晋也が安倍政権とメディアの“沖縄県民投票無視”を痛烈批判
6 ピエール瀧逮捕報道で炎上した深澤真紀は間違ってない
7 安倍自民党「公約の9割成果」の嘘を検証
8 安倍独裁で“法の番人”内閣法制局長官までネトウヨ化!
9 『報ステ』がまた政権批判アナ排除
10 安倍首相が元号を私物化!「新元号は日本の古典から」のインチキ
11 安倍政権が米ジャパンハンドラーに3億円の寄付
12 高須院長〈アウシュビッツは捏造〉問題をマスコミはなぜ報じない?
13 安倍が再びバノンから「偉大なヒーロー」と
14 田崎スシローが望月衣塑子記者を「トンチンカン」と攻撃
15 安倍首相が“外国人労働者受け入れ”でもお友達優遇か
16 4人のヘイトデモを大量の警察官が守る異様な過剰警備!
17 参院選出馬説の貴乃花が危険な極右オカルト発言!
18 酩酊状態にさせ暴行して無罪!甘い性犯罪判決の背景
19 防衛省元幹部が新基地建設事業投資ファンドの広告塔に
20 百田尚樹vs古市憲寿、ウソついたのは

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄