中居正広、残留の背後にジャニーズにおけるキスマイいじめが?「キスマイBUSAIKU」での共演が意味するもの

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中居のジャニーズ残留は、メンバーだけでなくキスマイを守るためでもあったのか


 ジャニーズ事務所から、SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人が独立退社することが発表されたのは既報の通りだが、驚きを与えたのが残留を決めた中居正広だった。

 中居が残留を決めた背景には、多くのレギュラー番組を抱えその調整がつかなかったため、また独立した3人をジャニーズの圧力から守るため、などの理由が報じられている。そして、もうひとつ言われているのが、キスマイことKis-My-Ft2の存在だ。

 キスマイといえば、SMAPの育ての親である飯島三智マネージャーが手がけたグループ。ドラマ、バラエティ、歌番組などでたびたびSMAPのメンバーと共演させ、SMAPの弟分として売り出してきた。

 とくに中居は、後列メンバー4人を「舞祭組」としてプロデュースしたり、自分がMCを務める番組に出演させるなど、関係が深いことで知られる。

 実は、今回の独立問題をめぐっても、キスマイの存在が大きく関係していたという。「フライデー」(講談社)7月7日号は、中居が個人事務所を設立しそこにキスマイを所属させる計画を練っていたと報じているのだ。

 キスマイも一緒に独立となるとなかなかハードルが高そうだが、いずれにせよSMAPの3人とともにキスマイを守らなくてはという気持ちが、中居の決断に影響したというのはまちがいないだろう。

 というのも、周知のように、SMAP分裂騒動以降、キスマイは“飯島派のグループ”として飯島氏退社後のジャニーズ事務所で、飯島氏と連絡をとっていないか調べられたり、仕事を干されたり、厳しい立場に置かれてきた。藤島ジュリー景子副社長が目をかけるHey!Say!JUMPがここ2年度重なるスキャンダルにもかかわらず推され続けているのと比べれば、その扱いの差は明らかだろう。

 そんなか、中居は騒動後も一貫して、舞祭組はもちろんフロントメンバーの3人もふくめ自分の番組にキャスティングするなど、キスマイの活動を後押しし続けている。

 さらに今晩、キスマイのレギュラー番組「キスマイBUSAIKU!?」には中居がゲスト出演する。内容は、「中居自らのプレゼンツで「ありがとう」を語る特別企画」とのフリをしたドッキリ企画だという。ドッキリ企画とはいえ、2014年の27時間テレビで放送されたSMAP解散フェイクドキュメンタリーがそこで語られたSMAPメンバーたちの思いはその後の分裂解散騒動を予見するような内容だったのと同じように、番組で語られるキスマイと中居の関係はネタはドッキリネタのふりをしつつ、かなり真実に近いものになるのではないかと予想される。

 このタイミングで中居がそうした企画をあえてやるのは、キスマイへの応援の気持ちがあるからだろう。

 本サイトでは、昨年のSMAP分裂騒動に巻き込まれ、SMAPの4人とともにキスマイがジャニーズ事務所のなかでいかに干し上げられていたか、当時報じている。以下に再録するので、ご一読いただきたい。
(編集部)

***************

「SMAP解散」緊急取材記事、前編では、「解散は香取慎吾のせい」というスポーツ紙の報道が木村拓哉を守るために仕掛けたジャニーズの狡猾な情報操作であることを指摘した。

 事実、中居正広、香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎の4人はけっして、自ら望んで解散の意思表示をしたわけではない。そうせざるをえない状況に追い込まれていた。具体的に言うと、4人は独立騒動から半年の間、ジャニーズ事務所によってじわじわと仕事を干しあげられる、という仕打ちを受けていた。

「独立騒動は表向き、あの『SMAP×SMAP』での公開謝罪で決着がついたということになっていましたが、メリー喜多川副社長と藤島ジュリー景子副社長は、一時でも飯島(三智マネージャー)さんと行動を共にしようとしたSMAPの4人を許したわけではなかったということでしょう。この間の扱いは、4人をやめさせようとしているとしか思えない、まさに飼い殺しと呼ぶにふさわしいものでした」(ジャニーズ関係者)

 こういうと、「テレビを見たら今も4人とも出てるじゃないか、どこが仕事を干されているのか」と思うかもしれない。いや、さすがに、ジャニーズも今、メンバーが出演しているレギュラー番組をおろすというような露骨なことはしない。そんなことをしたら、ファンから反発を受けることは必至だからだ。

 そうではなく、ジャニーズはこの間、4人に新しい仕事をほとんど入れていなかったらしいのだ。

 ドラマがいい例だ。SMAPメンバーの多くは、1〜2年に1回はドラマに出演しており、実際、木村拓哉については、来年1月からTBSの日曜劇場に主演することが決まっていた。「医療ドラマで医師役」「タイトルは『Get Ready!!』」などと具体的な情報も流れていた。ところが、他のメンバーについては、そういう話が聞こえてこないのだ。

 草なぎ剛は今年1月期に主演した『スペシャリスト』(テレビ朝日系)が、昨年同枠で放送された木村の『アイムホーム』(テレ朝系)を上回る高視聴率をマークする回もあるなど、俳優として高い評価を受けているにもかかわらず、新しいドラマの話が一向に進んでいない。

「独立騒動が落ち着いた直後に、フジテレビで木村と同じ来年1月期に火曜10時枠でドラマ主演することが内定したという報道もありましたが、その後、まったく情報が出てこない。どうも、ジャニーズの強い意向で先送りになったようではないかといわれています」(フジテレビ関係者)

 中居正広も、来年1月期にテレビ朝日の木曜9時枠の主演が内定していたが、やはり先送りになったという。そして、稲垣吾郎も年明けに映画出演が決まっていたが、夏前に急遽キャンセルになった。こうした動きの裏事情について、テレビ局関係者が証言する。

「ジャニーズ事務所は4人に新しい仕事を入れなかっただけでなく、飯島マネージャーがいた時代に内定していた仕事もそのまま放置したり、キャンセルしていたようです。積極的に干し上げるというより、ほったらかしにして、動かない。それで、今あるレギュラー番組しかない状態にして、じわじわと仕事をなくしていくつもりだったんでしょうね。レギュラーのバラエティにしても、4人の番組については低視聴率の場合、テコ入れよりも打ち切らせるというのがジャニーズの姿勢で、かわりに、ジュリー派のタレントを押し込もうとしていた。香取慎吾の『おじゃMAP!!』なんかも今回の解散決定前から打ち切り話が出ていたようですし」

 しかも、こうしたジャニーズによる排除の標的はSMAPだけではなかった。「週刊女性」(主婦と生活社)が解散発表の5日前に発売した8月23・30日合併号でも報じていたが、やはり飯島マネージャーが手がけ、SMAPの弟分として売り出し中だったKis-My-Ft2も騒動以降、完全に仕事を干されていたという。

「キスマイは、結成5周年の東京ドームツアー中ですが、そのあとの新しい仕事はほとんど入っていません。とくに中居がプロデュースして売り出していた舞祭組は、完全に干されていて、中居の番組に細々と出演し続けるしかなくなっています。中居はキスマイのことをかなり可愛がっていたので、相当こたえてていたようです」(前出・ジャニーズ関係者)

 ようするに、4人はかなり前からジャニーズ事務所に完全に追い詰められていたのだ。TBSの音楽・バラエティ班から重用されている中居はともかく、香取、草なぎ、稲垣はこのままいくと、仕事がゼロになりかねないような厳しい状況にあった。

「しかも、一方では、こういう状態を回避したいなら、キムタクを中心にまとまれ、という条件もジャニー社長から突きつけられていた。香取、草なぎは完全に進退極まっていたんじゃないでしょうか」(スポーツ紙ジャニーズ担当)

 そのためか、香取らは最初、たんなるグループ解散だけでなく、ジャニーズ事務所脱退も口にしていた。結局、中居が引き止め、とりあえず、香取や草なぎらも契約を更新。活動を休止するということで落着したが、ジャニーズの嫌がらせはその後もさらにエスカレートしていったという。

 そのひとつが、SMAPの名前の付いた番組を打ち切る方針が打ち出されたことだ。現在、各メンバーの出演している番組は、香取慎吾の『おじゃMAP!!』(フジテレビ)『SmaSTATION!!』(テレビ朝日)、草なぎ剛の『『ぷっ』すま』(同)があるが、ジャニーズ事務所は「活動休止にともなってこれらの番組を次の改変で打ち切りにしてほしい」と各テレビ局に要求したのだという。これが実行されたら、香取、草なぎのテレビ、ラジオの仕事はほぼゼロになってしまう。(ちなみに中居の『金スマ』(TBS)はこの事態を見越して『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に改題されていた)。

 さらに、これも「週刊女性」が書いていたが、ジャニーズ事務所は、SMAPやキスマイメンバーが飯島マネージャーと連絡をとっていないか、チェックまで行っていた。

「7月の終わりには、中居が27時間テレビで、さんまから『飯島さんはどうしてはんの? それだけ言うてくれ』と言われて、『いま見てるでしょ』と言ったり、「週刊文春」でその飯島さんが直撃されたりということがありましたが、その前から、ジャニーズ事務所は、飯島さんの動きに非常にナーバスになっていた。SMAPのメンバーにはさすがに直接、詰問したりはしなかったようですが、キスマイや山Pなどには社員が探りをいれていたようです」(前出・ジャニーズ関係者)

 こうしたさまざまな嫌がらせの結果、香取、草なぎが10日に解散を申し出るという事態にいたったのだ。

 しかも、その経緯も、スポーツ紙が報じている「香取、草なぎが解散を言い張り、稲垣も賛成したため、多数決で解散が決まった」というのはまったく事実とちがうらしい。

「キムタクは10日の話し合いの席に欠席して、ハワイに行っていた。ジャニーズの息のかかった芸能マスコミは『香取、草なぎにその隙を狙って強引に解散に持ち込んだ』なんて報道をしているが、あの2人にそんな発言力があるはずがない。だいたい、普通だったら、木村が欠席しているうちに、勝手に解散を決めるなんて、ジャニーズ事務所が認めるはずがないでしょう。それがすんなり決まって、翌日の役員会で承諾が得られたというのは、明らかに不自然」(前出・スポーツ紙ジャニーズ担当)

 これは明らかに、2人が解散を言い出すのをジャニーズ側が歓迎していたということだろう。それどころか、ジャニーズは最初から香取、草なぎを追い込み、2人に解散を言い出すよう仕向けたという可能性もある。香取に近いジャニーズ関係者は憤懣やるかたないという様子でこう話す。

「その可能性は十分ある。ジャニーズとしては今の状態が続くと、どんどん木村のイメージが悪くなる。思い切って解散させたいが、解散ということになったらなったで、木村のせいになる。それを避けるために、香取や草なぎに解散を言い出させたんじゃないでしょうか。木村は、あの日、そういう展開になることを知って、あらかじめハワイに行ってたんじゃないか、という気もしますね。しかも、メリーさんやジュリーさんもハワイに合流しているわけでしょう。完全に仕組まれたとしか思えない」

 まさに、スケープゴートにされた香取と草なぎ。しかし、だとしたら、心配なのは稲垣も含めた3人の今後だ。これについては、中居が3人を救うために、もう一度、独立に向けて動き始めたとの情報もある。

「中居は当初、ジャニーズに残ることを考えていたようですが、3人やキスマイが追い込まれている様子を見て、再び独立を決意したらしい。芸能界の大物に相談をし、来年9月の独立、新事務所設立に向けて具体的に動き始めた、と聞いています」(芸能レポーター)

 しかし、一方では、ジャニーズが中居と香取ら3人との分断作戦も展開しているという。

「今年はじめの独立騒動では中居バッシングが吹き荒れたが、今回の報道では一切、中居批判がない。それどころか、途中から、中居はキムタクとともにSMAPを存続させようとしていたという情報も流れ始めた。これを流しているのはなぜかジャニーズなんです。そんなところから、ジャニーズが中居の取り込みを画策し、香取、草なぎ、稲垣の3人だけを切り捨てようとしているんじゃないか、という話もあります」(前出・スポーツ紙ジャニーズ担当)

 義理堅い中居のこと、まさかそんな工作に乗るとは思えないが、この騒動はまだまだ一波乱もありそうだ。本サイトとしては、弱い立場のメンバーだけがスケープゴートにされ、バッシングを受けるような状況が起きていないか、これからも厳しくチェックしていきたい。
(時田章広)

最終更新:2017.12.06 03:32

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