再ブレイクのムツゴロウさんが「動物虐待」を告発されていた!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
mutsugoro_01_140707.jpg
『ムツゴロウ先生の犬と猫の気持ちがわかる本』(ベストセラーズ)

 最近、久々にムツゴロウさんが話題になっている。“癒し”をテーマにしたアプリゲームのCMに出演、共演者の女優・優希美青とは「歳の差64歳!」「ムツゴロウさんと“癒し”はぴったり」などと話題を呼んでいるのだ。

 ムツゴロウさんとは、かつて北海道に「動物王国」を作り上げ、その後は『ムツゴロウと愉快な仲間たち』(フジテレビ系)というドキュメンタリー番組で絶大なる人気を誇った動物愛好家であり作家の畑正憲氏(79)のことだ。多くの動物たちに愛情を注ぎ、じゃれ合う姿は、確かに“癒し”ゲームのキャラクターにぴったりに見える。

 だが、最近「女性セブン」(7月3日号)がこんなタイトルの記事を掲載している。
「ムツゴロウさん 花の東京暮らしで動物から自立す!」

 動物とは切っても切れないはずのムツゴロウさんが「動物から自立」?。記事によれば、ムツゴロウは現在妻子を北海道に残し、単身東京暮らしをしているらしい。しかも彼のマンションは「ペット不可」。さらにご本人は「80歳になったら、ほんとうに好きなことをやりたい」と周囲に打ち明けているのだとか。ということは、これまでやってきた動物と生活し触れ合うことは“ほんとうにやりたかった”ことではなかったのか!? そんな疑問がよぎるが、それは当然の流れかもしれない。既に15年以上前からムツゴロウさんの「動物愛」に疑問符が投げかけられていたからだ。

 1998年10月6日号の「女性自身」に驚くべき記事が掲載された。それが実弟による兄・ムツゴロウさんを告発するキャンペーンだ。

 記事によればムツゴロウさんは収入の全てを自分で管理し「王国」のスタッフや弟には回すこともない「守銭奴」で、金銭的に苦労し病気になった弟にも見舞い一つない「冷徹」な人間だというのだ。兄弟で争いはよくあることだが、記事は肉親間の憎悪劇だけには止まらなかった。それがムツゴロウの「動物虐待」疑惑だった。

 86年、ムツゴロウさんが手がけた『子猫物語』という映画が公開された。主人公の子猫・チャトランが多くの動物と出会い、成長していくという冒険物語だが、当時のムツゴロウさん人気もあり、映画は約750万人を動員し、配給収入約54億円という大ヒットとなった。

 ところが、この撮影現場にいたという弟はこう証言するのだ。

「主犯は兄貴ですが、そこにいた人は僕も含めてみんな共犯ですから」「チャトランが死んだんです…。事故のような…、いや殺してしまったといってもいいです…」「動物愛護の面からも、物作りの人間としても、風上にもおけないことをしてしまった」(「女性自身」)

「女性自身」では弟の告発を受け、同年10月20日号で、複数の映画スタッフ、元王国スタッフに話を聞いているのだが、それを裏付けるような証言がいくつも飛び出している。

「あるシーンでチャトランに麻酔をして撮りましたが、投与する量を間違えたのか結局、麻酔から覚めずに死んでしまったと聞きました」「映画に使ったチャトランの数は1匹だけではなく、20匹いましたら、そのなかの1匹が交通事故にあって死んでしまったんです」「(チャトランが高い崖から落ちるシーンは)王国のスタッフが(ガケを)登って猫を放り投げていました」

 さらに、同号には、動物好きの人間が聞いたら耳をふさいでしまいたくなるようなコメントも載っている。

「猫に涙を流させるシーンで猫の頭を開いて、直接、涙腺を刺激しようと提案したのもムツゴロウさんだったはずです」「お腹を空かせたチャトランが豚のミルクをもらい、お腹いっぱいになった子猫の様子を撮影するとき、お腹を開いて手術をして、胃に風船を入れようということもムツゴロウさんが言っていました」「2匹並んだ子ブタの上をチャトランが飛び越えるたった数秒のシーンのために、ムツさんの指示で生まれてすぐの二匹の子豚の横腹の皮膚を縫い合わせて固定したこともあります」

 なんとも衝撃的な証言ばかりだが、こうした記事に対してムツゴロウさんは当時、「女性自身」のライバル誌「女性セブン」で完全否定している。15年以上前の話なので、真偽はわからないが、少なくともムツゴロウさんがただの「動物好きのおじいさん」でなかったことは事実のようだ。ギャンブル好きで、女性にまつわるエピソードも多く、2004年には動物ビジネス拡大への色気を見せて「東京ムツゴロウ動物王国」を開園するも、ほどなく閉園。スタッフへの給与支払い遅延問題も引き起こしている。

 ムツゴロウさんが再ブレイクしたのは喜ばしいし、東京でのマンション暮らしや64歳年下の女優のCM共演というのは、ムツゴロウさんにとっても、これまで以上に楽しい日々かもしれない。だが、過去の騒動や報道をふりかえってみると、今なお“癒し”キャラというのは、ちょっとちがう気がするのだが……。
(林グンマ)

最終更新:2017.12.07 07:28

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

ムツゴロウの地球を食べる (文春文庫)

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

再ブレイクのムツゴロウさんが「動物虐待」を告発されていた!のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ムツゴロウ動物虐待の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 安倍首相がTOKIOに続き大泉洋、高畑充希と会食PR
2 安倍首相がトランプ接待で「大相撲の伝統」破壊
3 部落差別問題で長谷川豊と維新が露呈したトンデモぶり
4 葵つかさが「松潤とは終わった」と
5 『朝生』で百田尚樹が徹底論破され大恥
6 安倍首相が新天皇に内奏の夜、「ドアまで送ってくれた」と自慢
7 安倍が拉致問題国民大集会を「公務」理由に中座、自宅へ!
8 マツコ「安倍首相は馬鹿」にネトウヨが
9 秋篠宮家の料理番がブラック告発
10 佐藤浩市がテレビの右傾化に危機感表明
11 丸山穂高「戦争」発言で長谷川豊、百田尚樹がマスコミを批判
12 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
13 長谷川豊が「プロ、犯罪の」と部落差別発言
14 読売が出会い系通い記事批判に失笑反論
15 つんく♂が秋元のメンバー差別に
16 見城徹社長が騒動渦中、首相公邸で安倍首相と会食!?
17 韓国K-POPスキャンダルをめぐるヘイトとご都合主義
18 橋下徹に恫喝された女子高生が告白!
19 NGT山口真帆が秋元康と指原莉乃に謝罪の謎!
20 新天皇の即位パレードが自民党本部前を通るルートに
1 国民健康保険料が大幅値上げ、年間10万円増額も
2 安倍首相と省庁幹部の面談記録ゼロ!安倍政権“公文書破壊”の実態
3 石野卓球がワイドショーに勝利した理由
4 忖度道路めぐり安倍の直接指示の新事実が
5 安倍首相が「桜を見る会」に『虎ノ門ニュース』一行を堂々招待
6 安倍が“忖度道路”の要望書を提出、山陰自動車道でも利益誘導
7 上野千鶴子「東大祝辞」へのワイドショーコメントが酷い!
8 塚田「忖度」発言は事実! 麻生利益誘導の疑惑
9 イチローに国民栄誉賞を断られ安倍政権が赤っ恥
10 野党議員をデマ攻撃「政治知新」の兄・自民党県議を直撃!
11 NHKで国谷裕子を降板に追い込んだ人物が専務理事に復帰
12 維新勝利で橋下徹が「反対した年配の人が死んじゃった」
13 中村文則が安倍政権批判に踏み込む理由
14 『あさイチ』の「中高生に韓国が人気」企画炎上の異常
15 安倍首相「桜を見る会」招待状が8万円で売買との報道!
16 菅官房長官「令和おじさん」人気の正体!
17 ゴーン逮捕“国策捜査説”を裏付ける経産省メール
18 「あつまれ!げんしりょくむら」以外も…原子力ムラの醜悪SNS戦略
19 衆院補選で安倍自民党が大惨敗の予想が!
20 ピエール瀧出演の『麻雀放浪記2020』に“安倍政権への皮肉”

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄