渡部建が妻と相方とスポンサーに謝罪する一方、最大の被害者である相手女性に謝罪せず! 「デートクラブのように安全に遊べる子」と差別肯定

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

渡部が結婚しているというだけで被害者である相手女性が加害者扱いされる理不尽

 今回の相手女性は、渡部から精神的に愛されているわけではないのはもちろん、性的にも一方的サービスを強いられているだけだ。そんな関係を誰が望んでいるというのか。こんなひどい関係であるにも関わらず、彼女たちが渡部に言われるまま会いに行っていたのは、「有名人」で「売れっ子」である渡部に精神的に支配されてある種の奴隷状態になっていたからではないか。

 男女関係や恋愛で一方的なマウント構造、支配関係が確定してしまうと、被支配者のポジションにある人間はその理不尽極まりない行為すら受け入れてしまう。そして、その関係を壊したり、ひっくり返したりはなかなかできない。恋人や夫にモラハラやDVなど酷い目に遭わせられながら離れられない女性が数多くいるのも、そのためだ。いや、性的な関係や婚姻関係だけではない。学校でのいじめ、ブラック企業やパワハラ、カルト宗教の洗脳なども同じだろう。

 今回の問題で渡部がまず謝罪すべきは、妻でも相方でもスポンサーでもない。“性のはけ口”として不当な扱いをした相手女性に対してだ。

 ところが、渡部は相手女性に対して一切謝罪することはなく、ワイドショーでも誰もそれを咎めることはない。逆に「相手女性は被害者じゃない」などという言説のほうがまかり通っているくらいだ。

 この背景にあるのは、日本の男性優位社会的価値観とそれをベースにした結婚制度に対する過剰な盲信だろう。

 近年の過剰な不倫バッシングに対する反動として、最近、「妻が許せばいい」「家族の問題」などという風潮が強くなっている。渡部に対してすらも「多目的トイレを使用したことをのぞけば、夫婦の問題」などという人がいる。これは非常に危険な兆候だ。

 意識的か無意識かはわからないが、今回、渡部が妻に対して繰り返し謝罪を述べる一方、相手女性に対しては謝罪も反省も一切口にしないのは、こうした風潮の延長線上のことだろう。

 渡部が女性に対してはたらいたハラスメント行為・性的抑圧行為は、渡部が独身だったとしても許されることではない。にもかかわらず、渡部が結婚しているというだけで、「奥さんを傷つけた」などと言って、相手女性のほうがバッシングされてしまっている。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

渡部建が妻と相方とスポンサーに謝罪する一方、最大の被害者である相手女性に謝罪せず! 「デートクラブのように安全に遊べる子」と差別肯定のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ミソジニー不倫本田コッペ渡部建週刊文春の記事ならリテラへ。

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄