安倍政権がこの期に及んで「Go To」批判封じに奔走!『ひるおび』八代弁護士がコロナ渦中に「レク受けた」とポロリ

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コロナ感染拡大の最中も安倍応援団に「レク」「ご説明」で批判封じに奔走する安倍政権

 じつは、官僚は政治家のみならず、新聞社幹部や学者、そして影響力の強いテレビコメンテータ−などに対し、「レク」や「ブリーフィング」と称して「政策のご説明」をおこなっている。

 こうした「レク」や「ブリーフィング」をおこなう目的は2つに分かれる。ひとつは「アジェンダセッティング」のためのレク。たとえば、年金や医療費、生活保護費をカットする世論をつくり上げるために、財務省の官僚が「これだけの金がかかる」という資料を持ってマスコミやジャーナリスト、学者に「ご説明を」とブリーフィングをおこなっているのは有名な話。こうした資料と官僚の説明がもととなって新聞の社説や学者による解説が出回り、世論を焚き付け、安倍政権は社会保障費のカットを実行してきた。

 そして、もうひとつの目的は、「批判を封じ込める」ことだ。メディアで政権に対する批判が高まった際、コメンテーターなどに対して「ご説明にあがりたい」などと言って政策レクをおこない、そのことで政府の「言い分」をメディアで展開させようとするのだ。

 この場合、官僚は「時の政権を厳しく問いただす」「政策の問題点をしっかり指摘する」というジャーナリズムを貫くタイプの人物はハナから相手にしない。基本的には政権に擁護的な人物、あるいは擁護姿勢をとる人物がメディアで批判的なことを口にしはじめるようなことがあると「矯正」のために官僚が駆けつける、というわけだ。

 安倍政権の新型コロナ対策に対しては「後手後手だ」という批判が高まり、これまで安倍政権を擁護してきた八代弁護士のような“安倍応援団”でも批判を口にする場面が増えている。とりわけ「Go Toキャンペーン」は第一次補正予算案審議の段階から非難轟々だったため、おそらく所管する経産省が実施前に「レク」という名目の「批判封じ込め」に駆けずり回っているのだろう。

 実際、黒川検事長問題などではさすがに政権批判していたような安倍応援団も、「Go Toキャンペーン」については擁護的な発言がここにきて目立ってきている。たとえば本日5日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)でも、元テレビ朝日の細川隆三氏が「Go Toキャンペーン」についてゴニョゴニョと擁護していた。

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