安倍首相は昭恵夫人の大分旅行を「事前に知っていた」!「私が自粛呼びかけた日より前」と強弁も、加藤厚労相と専門家会議は呼びかけ済

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恐るべき夫妻…(安倍晋三公式サイトより)


 本日、記者会見を開いて「外出を控えてほしい。できる限り人との接触を避けてほしい。そのことが医療現場を守り、命を守ることになる。愛する人を守ることにつながる」と呼びかけた安倍首相。だが、じつはこの会見の直前、安倍首相は驚きの事実を明かしていた。

「週刊文春」(文藝春秋)が報じて問題となっている妻・昭恵氏の“大分県への旅”だが、なんと、安倍首相は昭恵氏の大分旅行を知っていた、というのだ。

 まずおさらいしておくと、昭恵氏は3月15日、総勢50人ほどの団体で大分県にある宇佐神宮や宇佐神宮の元宮・大元神社を参拝。目撃した人によると昭恵氏はマスクも付けず、お祓いや祈祷の際も密着して着席していたという。そして、昭恵氏が参加したのは、「ドクタードルフィン」「変態ドクター」などと自称し、ヘイト出版社である青林堂からも『神ドクター』『神医学』などの著書を出版している医師の松久正氏によるツアーだったというのだが、その松久氏は「週刊文春」の取材に対し、こう語っているのだ。

「どこでツアーをお知りになったのかは分かりませんが、昭恵さんから『コロナで予定が全部なくなっちゃったので、どこかへ行こうと思っていたんです。宇佐神宮へは前から行きたかった。私も参拝していいですか』とご連絡をいただきました。ツアーそのものには参加しておらず、参拝だけ合流した形です」

 総理大臣の妻が「コロナで予定が全部なくなっちゃった」「前から行きたかった」と言って東京から大分まで旅行に出かける……。まさに絶句するほかない話だが、本日おこなわれた衆院厚労委員会では国民民主党の岡本充功衆院議員がこの問題を取り上げ、「総理はご存じだったのか」と追及。すると、安倍首相はこう答弁したのだ。

「私の妻が大分県を訪問し、神社を参拝することについては、事前に本人より聞いていたところですが、その際、3密についてはですね、3密とならないようにしっかりと気をつけてもらいたいということは申し上げていた」

 神社を参拝するのに大分まで行く、と、安倍首相は昭恵氏から聞かされていた──。ようするに、安倍首相は昭恵氏の旅行を止めなかった、あるいは止めることができなかったというのだ。

 昭恵氏が宇佐神社を訪れた3月15日の前日には、当の安倍首相が「いま私たちにできることは、まず感染の爆発的な拡大を抑えること」「引きつづき、おひとりおひとりのご協力をお願いいたします」などと会見で訴えていた。なのに、自分の妻の「不要不急」の旅行を知っていたのに行かせてしまうとは、一体どういうことなのか。

 しかも、安倍首相は“別に妻の行動は問題ない”と言わんばかりに、こうも答弁したのだ。

「この大分訪問は、小池都知事が週末の外出自粛を都民に要請した3月25日より前におこなったものでございまして、また、私がですね、不要不急の自粛を呼びかけたのは3月28日だった」

 おいおい、2月16日にはすでに、政府専門家会議の座長である脇田隆字・国立感染症研究所長が感染拡大防止策として「不要不急の外出を控える」ことを挙げ、加藤勝信厚労相も会見で「不要不急のものは避けていただく」と述べていたではないか。だが、安倍首相は、 “自分はその時点では「不要不急の外出を自粛しろ」とは言っていない”などと強弁したのだ。

 政府として国民には「不要不急の外出」の自粛を求めながら、そんな自粛の呼びかけなどどこ吹く風で自分の妻が東京から大分まで旅行したことには「自分は不要不急の自粛を呼びかけていない」と主張する──。安倍首相は自分が発した呼びかけとは違い、政府の専門家会議との呼びかけというのは意味のないものとでも言うのか。それとも、昭恵氏のことを「私人」だと閣議決定までしたのに、この期に及んで「政府がいう国民には当てはまらない。だから政府の呼びかけの対象ではない」とでも言うのだろうか。

 ともかく、政府の呼びかけを無視する妻を放置し、その姿勢を問われても開き直った安倍首相。権力を使って身内びいきをし倒してきた安倍首相だが、新感染症が猛威を振るう「国難」の最中にあっても、国民に痛みを押し付ける一方で、自分の身内は徹底して甘やかし庇い立てているのである。この事実は、森友・加計問題や「桜を見る会」の延長線にある、国民にとってとても恐ろしいものではないだろうか。

最終更新:2020.04.17 09:59

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