検察の反乱が官邸に潰された! 安倍内閣が“官邸の番犬”黒川弘務・高検検事長を違法に定年延長、検事総長に就任させIR捜査潰し

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
検察の反乱が官邸に潰された! 安倍内閣が官邸の番犬黒川弘務・高検検事長を違法に定年延長、検事総長に就任させIR捜査潰しの画像1
異例の人事!(東京高等検察庁HPより)


安倍政権がこの2月に退官が予定されていた検察ナンバー2の黒川弘務・東京高検検事長の定年を半年間、延長することを閣議決定した。検事長の定年延長はこれまで前例がない。夏に交代が予定されている検事総長に黒川氏を就任させるため、官邸が検察人事に無理やり介入したのだ。

 これはどう見ても、官邸によるIR汚職捜査ツブシだろう。黒川検事長といえば “安倍政権の番犬”としてつとに有名な法務官僚。菅官房長官ときわめて近く、小渕優子経産相(当時)の公職選挙法違反疑惑で秘書のみが在宅起訴で終わったのも、贈賄側の実名証言まであった甘利明経済再生相(当時)の口利きワイロ事件で、甘利本人はおろか秘書すらも立件されなかったのも、すべて、黒川氏が捜査現場に圧力をかけ、潰した結果だといわれてきた。

 しかし、本サイトが1カ月前、秋元司衆院議員逮捕の動きをスクープした記事でも指摘したように(https://lite-ra.com/2019/12/post-5158.html)、黒川検事長の扱いをめぐっては、この間、黒川氏を総長にしたい官邸と、黒川追い落としを図る検察の間で激しい暗闘が繰り広げられていた。そして、東京地検特捜部がIR汚職で秋元議員を逮捕できたのも、この暗闘が関係していた。

 話を少し前に戻そう。法務省事務次官→東京高検検事長と、検事総長コースを歩んできたようにみえる黒川氏だが、実は法務・検察内部では同じ35期の林眞琴氏(現・名古屋高検検事長)が検事総長最有力とされており、2016年の人事では、林氏が法務省事務次官に昇格する予定だった。ところが、当時の法務省が官邸に人事案を提出したところ、官邸が当時、法務省官房長だった黒川氏を事務次官に据えるよう求めてきたのだという。

「これは、黒川氏がその直前に、官房長として小渕恵子や甘利明の事件を潰したことへの論功行賞人事といわれました。特に甘利明の事件では露骨でしたからね。東京地検特捜部が政界捜査に着手するときは、その前に、本省(法務省)の官房長に捜査の詳細をあげて根回しをするんですが、地検が甘利の事件でUR(都市再生機構)の職員の立件を決めて、黒川氏にお伺いをたてたところ、『権限に基づく影響力の行使がない』という理屈で突っ返されてしまった。それで、現場は、『あっせん収賄罪』に切り替えて捜査しようとしたんですが、これについても黒川氏は『あっせん利得法違反で告発されているんだから、勝手に容疑を変えるのは恣意的と映る』などと拒否した。特捜部の現場では『黒川にやられた』というのが合言葉になっていたほどです。そして、不起訴が決まった2カ月後に、官邸の意向で、強引に黒川氏の次官昇格が決まったというわけです。一説には黒川氏と親しい菅官房長官が直接乗り出したともいわれています」(全国紙司法担当記者)

 法務省はその際、しぶしぶ黒川氏の次官昇格を認めたものの、当時の朝日新聞などの報道によると、その際、官邸との間で「黒川次官の任期は1年で、必ず林氏に交代させる」との「約束」ができたとされる。ところが、政権の番犬として、黒川氏を中央に置いておきたい官邸はこの約束を反故。その後も黒川氏を法務省事務次官に居座らせ続け、検事総長コースである東京高検検事長に昇格させた。そして、林氏は逆に2018年の人事で、名古屋高検検事長に飛ばされた。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

検察の反乱が官邸に潰された! 安倍内閣が“官邸の番犬”黒川弘務・高検検事長を違法に定年延長、検事総長に就任させIR捜査潰しのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。IR汚職安倍晋三検察法務省田部祥太黒川弘務の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 宮本亞門が衝撃告白「トップの方が裏で大金を渡し招致を決めたと自慢げに」
2 「五輪子ども動員」強行のために東京都が“キャンセル案内文書”を隠蔽!
3 五輪感染対策がザル化!開会式の観客は2万人、毎日PCR検査が抗原検査に
4 立民議員「50歳と14歳」問題でおぎやはぎが「多様性」「ロリータは名作」
5 “G7でぼっち”菅首相フォローのため甘利明やFNNが妄想ストーリー
6 葵つかさが「松潤とは終わった」と
7 JOC経理部長の飛び込み自殺で囁かれる「五輪招致買収」との関係,
8 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
9 組織委が五輪取材の海外メディアに「隔離0日」になる“抜け穴”例文を提示!
10 櫻井よしこ、西岡力、文春…朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
11 五輪の有観客開催強行のため菅首相が会見で空疎な嘘を連発!
12 G7で“借りてきたネコ”状態の菅首相をヨイショするためNHKがフェイク!
13 日本のネトウヨにも聞かせたいビリー・アイリッシュの反差別メッセージ
14 国会延長拒否の菅政権が「土地規制法案」だけ強行採決へ!その危険な中身
15 東京都が東京五輪の観戦に子ども81万人を動員! 感染拡大中に通達
16 五輪映画監督の河瀨直美が露骨な五輪礼賛発言、反対の声を八つ当たり扱い!
17 元家族会の蓮池透が「安倍は嘘つき」
18 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
19 小栗旬が芸能界を痛烈に批判
20 竹中平蔵パソナの利益が前年の10倍以上に!五輪とコロナ対策事業のおかげ
1「五輪子ども動員」強行のために東京都が“キャンセル案内文書”を隠蔽!
2「大阪の自宅死が全国最多」でも吉村知事を追及できないマスコミ 朝日も…
3変異株クラスター発生のなか…政府は病床使用率の変更
4組織委が五輪取材の海外メディアに「隔離0日」になる“抜け穴”例文を提示!
5G7で“借りてきたネコ”状態の菅首相をヨイショするためNHKがフェイク!
6平井卓也のヤクザ並み恫喝はオリパラアプリのデタラメ発注をごまかすため! 
7国会延長拒否の菅政権が「土地規制法案」だけ強行採決へ!その危険な中身
8吉村知事の大阪府は「時短協力金」支給も大幅遅れでダントツ最下位! 
9“G7でぼっち”菅首相フォローのため甘利明やFNNが妄想ストーリー
10高須院長が田中事務局長と鈴木宗男に超法規的なリコール期限延長を陳情
11五輪感染対策がザル化!開会式の観客は2万人、毎日PCR検査が抗原検査に
12五輪の有観客開催強行のため菅首相が会見で空疎な嘘を連発!
13宮本亞門が衝撃告白「トップの方が裏で大金を渡し招致を決めたと自慢げに」
14赤木ファイル公開で改ざん指示は安倍から菅、菅から佐川のルートが濃厚に 
15立民議員「50歳と14歳」問題でおぎやはぎが「多様性」「ロリータは名作」

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄