IR汚職捜査は加森観光会長“在宅起訴”でさらに疑惑が…小泉進次郎、鈴木北海道知事にも会長夫人と同姓同名の人物から献金

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北海道ホームページより


 カジノ汚職問題が急展開を見せている。東京地検が、昨年末に収賄容疑で逮捕した秋元司衆院議員(自民党を離党)を、今月14日に再逮捕したのだ。

 秋元議員には、すでにカジノ参入を目指していた中国企業「500ドットコム」からの300万円の収賄を受け取った疑いがかけられているが、今回の再逮捕容疑では、IR担当の内閣府副大臣時代の2017年9月に500ドットコム側から現金200万円を受け取り、中国旅行の渡航費やホテル代等約150万円を負担されたと見られている。同日、特捜部は500ドットコム側の紺野昌彦元顧問ら3名についても再逮捕している。

 さらに注目したいのは、同じく14日、東京地検が北海道の観光会社「加森観光」の加森公人会長を贈賄罪で在宅起訴したことだ。加森公人会長は2018年2月、例の中国企業・500ドットコムと共謀して、秋元議員の北海道留寿都村への家族旅行費約76万円を負担した疑いがかけられている。

 そもそも、加森観光は北海道を中心に娯楽施設やホテルなどのリゾート運営を手掛ける企業で、加森公人会長は「観光カリスマ」などとも呼ばれた有力者。実は、本サイトでもいち早く報じてきた“500ドットコムとIR議員をつなぐ鍵”となる会社が、この加森観光だった。

「加森観光は一時期、500ドットコムとともに北海道留寿都村のIR事業を計画していました。今回、会長が逮捕ではなく在宅起訴で済んだところを見ると、特捜部の取り調べに対して政治家への金の流れを洗いざらい自白したのかもしれません。そうなると例の500ドットコム側が金を渡したと供述している秋元氏以外の政治家5人についても、一気に捜査が進む可能性が出てくる」(全国紙社会部記者)

 既報の通り、「5人の政治家」とは、自民党の岩屋毅・前防衛大臣、宮崎政久・法務政務官、中村裕之・前文科政務官、船橋利実衆院議員、下地幹郎衆院議員(日本維新の会を離党)のこと。うち、下地議員は500ドットコムの紺野容疑者から現金100万円の受領、船橋議員は加森観光から100万円の寄付を受けていたことを認めている。

「船橋議員は『政治資金収支報告書への記載漏れ』などと主張していますが、検察は、加森観光からの献金が実際には500ドットコムの金で、外国企業による政治団体への寄付を禁じた政治資金規正法をかいくぐるための“隠れ献金”と見て、捜査を進めています」(前出・社会部記者)

 加森観光は500ドットコムと協力して北海道留寿都村のカジノ参入を計画していた2017年当時、船橋議員が代表を務める自民党の選挙区支部と、中村議員が代表の選挙区支部に対して、ともに200万円の献金を行なっている。さらに同年には、加森公人会長の名義で中村議員の選挙区支部に200万円の個人献金もしており、中村議員の支部はこのうち100万円を岩屋前防衛相が代表の支部に寄付したと見られている。

 今後の検察の捜査次第では、一連のIR疑獄でさらなる国会議員の逮捕者が出るかもしれないが、話はここでは終わらない。というのも、加森観光側が同時期に献金していた政治家は、自民党の船橋・中村両議員だけでない可能性が濃厚になったからだ。

 その政治家とは、ほかでもない第一子が誕生したばかりの小泉進次郎環境相と、昨年の北海道知事選で当選し、“最年少都道府県知事”となった鈴木直道知事。この2人の若手プリンス政治家に、在宅起訴された加森公人会長の夫人と名字も名前も同じ人物から献金があったことがわかったのだ。

 小泉環境相については、2017年1月、資金管理団体「泉進会」の政治資金収支報告書に「加森友子」(札幌市中央区)なる人物名義で10万円。鈴木知事の場合は政治資金収支報告書の原本は確認できなかったが、北海道選挙管理委員会が公開している「政治資金収支報告書の要旨の概要」をみると、やはり同じ2017年に同じ「加森友子」名義で、鈴木知事の資金管理団体「桜夕会」に11万円の献金を行なった記録があった。

 額は少額だが、献金時期は500ドットコムからの違法献金がささやかれる中村議員や船橋議員と同じ2017年。しかも、加森観光という会社名義ではなく、個人名義になっていることも、加森観光の会長名義で献金を受け、その原資が500ドットコムから出ていたのではないかと報じられた中村議員のケースを想起させる。いったいこの小泉環境相、鈴木知事への献金にはどういう意味があるのか。

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