警視庁が沢尻エリカの元恋人を立件できず釈放! 拙速すぎる捜査に「桜を見る会」陰謀論が再燃、前川喜平も橋下徹も「疑ってしまう」

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警視庁組対部長と安倍首相、北村滋・前内閣情報官の関係

 猪原組対部長は“警察庁の暴力団対策のエース”として知られるエリート官僚で、2012年から2014年にかけては福岡県警暴力団対策部長、警察庁暴力団対策課長として、九州の指定暴力団「工藤会」頂上作戦の総指揮をとっている。猪原部長はこの捜査で、警察庁を動かして全国県警から管区機動隊の特別派遣、捜査員派遣などを実現。全警察あげての工藤会摘発に取り組み、2014年9月には工藤会トップの野村悟総裁を逮捕した(逮捕時点では、警察庁暴力団対策課長)。

 指定暴力団とはいえ、地方の暴力団に全警察規模で捜査を展開し、組織壊滅に追い込むというのは異例だが、当時、この工藤会頂上作戦を全面バックアップしたのが安倍官邸だった。

「工藤会頂上作戦はもともと、北九州で元警部が銃撃された事件をきっかけに始まったのですが、当初はここまで本格化していなかった。それが一気に進み始めたのは、安倍政権になってから。官邸が警察ぐるみの体制づくりに相当尽力したと聞いている」

 しかも驚いたことに、安倍首相が自らそのキャンペーン役を買って出ていた。野村総裁逮捕2カ月前の2014年7月18日、福岡市の中洲で福岡県警と地元の連合会が暴力団追放パレードを実施したのだが、そのパレードに安倍首相が参加。「福岡は暴力団の状況が最も厳しい県の一つ。暴力団を壊滅するという決意を持ってパレードしたい」とあいさつしたのだ。

 現役の総理大臣が県警レベルのパレードに参加するのは異例のことで、この安倍首相の異常な入れ込みについては、「自宅や事務所を工藤会系の暴力団に火炎瓶で襲撃された私怨ではないか」という見方も出たほどだった。

 それはともかく、このパレードのとき福岡県警で暴対部長を務めていたのが、猪原氏だ。このパレードや工藤会捜査を通じて、安倍官邸と猪原部長の間に接点が生まれた可能性もあるし、直接のつながりがなくとも、猪原部長が追放キャンペーンに協力してくれた安倍首相に恩義を感じていた部分はあるだろう。

 しかも、猪原部長には安倍首相との間をつなぐ具体的なパイプもある。それは、安倍首相の側近中の側近で、山口敬之氏の事件でももみ消しに動いていたことが発覚した北村滋・前内閣情報官(現・国家安全保障局長)だ。

 北村氏は内調トップだった時代の2014年、警察組織向けの『講座警察法』 (立花書房)という専門書の編集委員を務めているが、その第1巻に猪原部長の原稿を掲載しているのだ。

「北村さんと猪原さんは警察庁刑事局時代の先輩後輩。北村さんが刑事企画課長だった2007年頃、猪原さんは警察庁長官官房企画官と刑事局の企画分析課理事官を兼任していて、仕事上の接点も多かった。その頃からの付き合いで、いまもかなり親しいと思うよ」(警察関係者)

 もちろんこれはたんに、両者の間で人脈上の接点があるというだけであり、だからといって、たとえば、北村氏が猪原部長に「何かマスコミが飛びつきそうな大きなネタをやってるなら、逮捕を急がせてくれ」と依頼して、沢尻逮捕が早まったなどというのは、妄想にすぎない。実際、組対5課が今回、捜査を焦ったのは、薬物捜査でライバル関係にある厚労省の通称「麻取」がピエール瀧をあげてマスコミで話題になったため、上層部から尻を叩かれただけではないか、との見方もある。

 しかし、いずれにしても、警視庁による今回の沢尻エリカの捜査がかなり拙速な違法捜査に近いものであったことは間違いない。ところが、マスコミは沢尻を叩くばかりで、その捜査の問題点を一向に批判しないのだ。

 警察の暴走を押しとどめるためにも、そして、「桜を見る会」陰謀論の真偽をはっきりさせるためにも、記者クラブに属する大マスコミがこの沢尻捜査の問題点を検証すべきではないか。

最終更新:2019.12.19 05:46

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