千葉で停電続くも安倍政権はいまだ冷酷対応!「関係閣僚会議」も開かず菅官房長官は「台風被害」なのに「豪雨被害」と

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安倍応援団や自民・小野田紀美議員は安倍首相の災害放置をエクストリーム擁護

 さらに、安倍応援団の高橋洋一氏は、災害被害があきらかになるなかでおこなわれた内閣改造について〈実務ではまったく影響ない。それどころか、かえっていいタイミングだ〉などと論評。内閣改造によって中央省庁官僚が手一杯で地方に災害のことを問い合わせる時間の余裕がなく、〈地方の官僚が余計なことをしないですむ〉からだと主張した(「J-castニュース」9月12日)。

 唖然とするような擁護だが、この無茶苦茶な主張と同様に、ネット上では現地視察をおこなった国民民主党・森ゆうこ参院議員に対して「迷惑行為」などというバッシングが発生。一方、“安倍政権のヤジ将軍”のひとりで、昨年の豪雨災害の被災地である岡山県選出の自民党・小野田紀美参院議員はこんな投稿をおこなった。

〈昨年の豪雨災害の時、ある首長さんから「現地に、役所に来ないでくれてありがとう」と言われた事があります〉
〈以前そういう話も聞いた事があったので、現場に駆けつけたい気持ちは抑えて一定の期間は現地に行かず、地方議員の方々や現地の支援者に電話で状況を伺い、国会議員の立場を使って出来る事に集中した一年前でした〉
〈何が言いたいかというと。表に見えなくても災害が起きれば政府は政府で、自民党としても与党として可能な限りの動きは既にやっているし、その地域に詳しくない議員がしゃしゃり出て行っても役に立たない〉
〈なので、現地に赴いて説明を聞いたりする様子をUPする議員をとにかく賞賛し、敢えてそうせず裏で動く議員を叩くような行動は控えて頂きたい。それを恐れてわらわらと現地に議員が行けば、困るのは現地の方々です〉

 政府も自民党もやることはやっている、国会議員や官僚が動くのは迷惑だ──。このように、安倍首相の初動の遅れなど棚に上げて、逆に被災地復旧のために動くことのほうに批判が巻き起こっているのである。

 国民の生命の安全を放棄した総理大臣は批判されず、復旧のために汗をかく人びとが批判される。だが、こんな状態が看過されていいはずがない。メディアもしっかりと政権の無責任かつ身勝手極まりない対応を検証・批判しなければ、安倍首相は何度も同じことを繰り返してゆくだろう。

最終更新:2019.09.16 10:39

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