能年玲奈への元事務所の圧力を「ない」という山本一郎に、町山智浩や津田大介が「明らかに圧力」「証拠もある」と反論!

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 そんななか、この映画を絶賛している映画評論家の町山智浩氏と、投資家・作家の山本一郎氏との間で、このような「圧力の有無」をめぐって論争が起こった。

 きっかけは、町山氏がツイッターにこのような告発文を投稿したことから始まる。

〈のんこと能年玲奈への旧事務所および音事協の放送メディアへの圧力は「彼女を出演させるな」につきるので『この世界の片隅に』という作品そのものはいくら取り上げてもかまわないのに、テレビが全然扱わないのは単なるビビリの自主規制ですね。〉
〈「タブーなき」といわれるMXですが、大川プロデューサーが『この世界の片隅に』ののんこと能年玲奈を番組に出そうとしたんですが旧事務所から抗議があって断念しました。テレビの片隅のMXくんだりまでマメに圧力ご苦労様です。〉

 これに反応した山本氏は、以下の文章をツイッターに投稿。「抗議」「圧力」といったものはないと主張した。

〈なんの抗議ですか?〉
〈MXにも事務所にも確認取りましたが、圧力が事務所からかかった事実確認は取れませんでした。本当に大川Pがそれを仰ったんですか?〉

 そして、ツイッターを介して2人の間で「圧力」に関する論争が始まる。町山氏はこういった事例はMXだけに起きていることではなく、TBSラジオにのんが出演した後に「二度と出すな」との警告があったとの証言も当事者から受けているし、実際、MXに対してそのような「圧力」があった証拠となるものも持っていると主張。一方、山本氏の意見はこのようなものであった。

〈MXからは、東京テアトルから営業があり、映画の宣伝を依頼されるにあたり、能年玲奈の出演の件になったので、レプロ担当者と話し合いを持ち、契約問題についての事実関係を確認して、それであれば出演は問題が落ち着くまで見送るという結論になったと言っています。〉
〈MXもレプロも抗議をした、圧力をかけたという認識は全くなく、大川Pが誤解したか、貴殿が勘違いしたかという事情ではないかと思いますが、MXが事務所からの抗議の事実関係を否定し、大川さんもそうは言っていないそうなので、再度ご確認ください。〉

 山本氏は以上のような経緯から「圧力」はなかったとしているが、考えるまでもなくこれ自体が立派な「圧力」そのものである。第一、もはや彼女とレプロはなんの関係もないのに(レプロ側はまだ契約は続いていると主張しているが)、出演に際して前に所属していた事務所の担当者と話し合いの場が設けられている時点でもうおかしい。

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