学生たちのデモ団体SEALDsにデマ攻撃と公安を使った揺さぶり…安倍政権の体質は中国共産党と変わらない!

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 実際、公安担当記者もこの田村氏のツイートを一笑に付す。

「(SEALDsは)中心メンバーが堂々と顔出しをしていますし、過激派とか民青とかはありえない。最近、注目を集めているため、一部のセクトが接近しているとの話も聞きますが、SEALDs側は距離をとっているようです」

 そもそも、少しでも左翼運動についての知識があれば、共産党の青年組織である民青と新左翼過激派が同じ組織内で共闘することなんてありえないことがすぐわかる。加えて、くだんのブログは「在日」「在日系チンピラ」などという差別主義まるだしの言葉遣いをしており、ネトウヨ的な陰謀論であることも一目瞭然だ。

 にもかかわらず、自民党幹部職員の田村氏がこうしたデマブログをツイートしたのは、安保法案反対運動を制するために流言飛語を拡散する意図があったとしか思えない。

 SEALDsメンバーの奥田氏は、この問題を報じた「日刊ゲンダイ」の取材に応じ、こう反論している。

「田村さんの引用ツイッターは自民党のレベルの低さを改めて証明したと思います。いい大人が学生に向かって侮蔑的な差別発言を吐くなんてどうかしてます。(略)それに『レッテル貼りとか、デマゴギーみたいなことは控えるべき』と安倍首相が言っているのに、自民党こそトンデモないレッテルを貼り、デマを流しています。きちんと謝罪して欲しいですね」 

 一方、デマを流した自民党調査役の田村氏はアカウントが炎上、理由も述べずに当該ツイートを削除して、取材拒否したまま遁走している。いったい「チンピラ」なのはどっちなのか、自民党総裁に聞いてみたいものではないか。

 また、福岡県行橋市の市議会議員である小坪慎也氏の攻撃もひどいものだった。小坪氏は26日、自身のHP上のブログで、「#SEALDs の皆さんへ。就職できなくて #ふるえる」なるタイトルの文章を投稿。文章が日本語の体をなしていないので長々と引用することはしないが、ようは「SEALDsをやっていると、就職できなくなる」と脅したのである。

 しかも、小坪氏によると、実際に参加した学生だけでなく、日本の警察力では主要メンバーを割り出すことができないため、参加者のいる大学の学生は企業から「全員シャットダウン」されてしまうという(ただし、早稲田と慶応は卒業生に有名な政治家や警察官僚がいるから大丈夫らしいが)。そして、大学ブランドの「信頼」は在学中の学生が築いたものではないのだから「学生は抗議する資格はない」というのだ。

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