アイスバケツ、有名人に広がる“違和感表明”ブームに感じる違和感

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
icebucket_01_140828.jpg
違和感を表明する有名人が増えてきたアイス・バケツ・チャレンジ(画像はYouTube「Bill Gates ALS Ice Bucket Challenge」より)


 レディ・ガガにネイマール、ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグ……世界中のセレブたちが氷水をかぶり大きな話題となっている、アイス・バケツ・チャレンジ。

 このアイス・バケツ・チャレンジは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病の支援を目的にアメリカで始まった運動。日本でも、ソフトバンク・孫正義社長やトヨタ自動車・豊田章男社長といった財界人から、ノーベル生理学・医学賞受賞者の山中伸弥、メジャーリーガーの田中将大、浜崎あゆみ、秋元康、堀江貴文などの著名人たちが次々と参加。連日ニュースを賑わせ、盛り上がりを見せていた。

 だが、そのブームの風向きが変わったのは、ロンドンブーツ1号2号の田村亮から指名された武井荘の発言からだ。「思うところあって、水はかぶりません」と武井が拒否を表明すると、「エラい」「よく言った」と賞讃の声が殺到。以後、北野武やゴールデンボンバーの鬼龍院翔、和田アキ子など、指名されても氷水を拒否する人や、自分は氷水をかぶるが指名はしない人が登場。さらに、ナインティナインの岡村隆史が「(チャリティの)本質とはちょっとズレてきてるんちゃうかなって」と述べるなど、チャリティに対する違和感を表明する人が続出したのだ。そのためか、現在では氷水ブームから一転、“違和感表明”がブームのようにすらなり、新たに氷水をかぶった人に冷ややかな視線が注がれるような事態になっている。

 批判、違和感の理由は、「単なる売名行為じゃないか」「一過性のブームに過ぎない」「やっている人が楽しんでるだけ」「難病の解決につながらない、ただの自己満足」「不謹慎」……。こういったものが大半だった。

 たしかに、今回のアイスバケツに参加した人々にそういった要素が皆無だったかといえば、多くの人がそうとは言い切れないだろう。難病支援とは関係なく、ただ世界的なイベントにはしゃいでいるだけに見えるセレブたちの姿に、皮肉のひとつも言いたくなる気持ちもわからなくはない。実際、これまでも、チャリティやボランティア活動に必ずといっていいほど、このような反応が付きまとってきた。

「売名行為」「一過性」「自己満足」──。
 
 しかし、それでいい、と断言する人がいる。それは、難病の子どもの夢をかなえる「メイク・ア・ウィッシュ」というボランティア団体の事務局長を務める大野寿子氏だ。

「メイク・ア・ウィッシュ」というのは、難病と闘う子どもの願いをひとつだけ無償でかなえてあげるという、アメリカ発祥の世界的ボランティア団体。日本でも、「憧れのメジャーリーガーに会いたい」「家族でディズニーランドに行きたい」「イルカと一緒に遊びたい」「絵本をつくりたい」など、これまで1400人を超える子どもたちの夢をかなえてきた団体だ。

 そのメイク・ア・ウィッシュ・ジャパンの事務局長をつとめる大野氏は、著書『メイク・ア・ウィッシュの大野さん』(メディアファクトリー)のなかで、ボランティアやチャリティを前にしたとき、興味や意欲があっても躊躇してしまう多くの人たちに向け、“3つのススメ”としてこんなエールを送っている。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

メイク・ア・ウィッシュの大野さん (ダ・ヴィンチ ブックス)

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

アイスバケツ、有名人に広がる“違和感表明”ブームに感じる違和感のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。セレブ圧力水井多賀子の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍こそ政治の犠牲になった国民を「悼む気持ち」のない冷淡政治家だった
2 岸田首相が性差別発言や統一教会擁護の安倍応援団・小川榮太郎をブレーンに
3 高橋治之と安倍晋三は親戚関係だった!安倍家の自宅購入資金も高橋弟が捻出
4 葵つかさが「松潤とは終わった」と
5 テレ朝で『モーニングショー』統一教会報道中止、ネット動画削除!
6 統一教会問題で下村博文と山谷えり子の呆れた開き直りと嘘
7 上西議員と佳子さまのメイクが同じ!?
8 元家族会の蓮池透が「安倍は嘘つき」
9 小川榮太郎の安倍擁護本を東京地裁が14カ所も「真実性なし」と認定!
10 統一教会とズブズブ萩生田「政調会長」に批判殺到!一方、テレビは…
11 KADOKAWA夏野剛社長に新たな暴言が発覚! 一方、森喜朗には…
12 乃木坂46橋本奈々未が背負った貧困
13 安倍晋三が「赤木ファイル」を冒涜するツイート!
14 「高齢者が都構想を潰した」はデマだ
15 NGT山口真帆が秋元康と指原莉乃に謝罪の謎!
16 東京都が東京五輪の観戦に子ども81万人を動員! 感染拡大中に通達
17 中山美穂ラブラブ写真に辻仁成は
18 統一教会が安倍トランプ会談を仕掛けた
19 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
20 岸田首相に「話が長くて中身がない」「何を言いたいのかわからない」と悪評
1高橋治之と安倍晋三は親戚関係だった!安倍家の自宅購入資金も高橋弟が捻出
2安倍こそ政治の犠牲になった国民を「悼む気持ち」のない冷淡政治家だった
3岸田首相が性差別発言や統一教会擁護の安倍応援団・小川榮太郎をブレーンに
4 統一教会問題で下村博文と山谷えり子の呆れた開き直りと嘘
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄