がん告知、失恋、子宮摘出…AV女優・麻美ゆまの壮絶な闘病

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 しかも、病気を公表したときには、ネット上の「セックスのしすぎで卵巣の病気になったらしい」「自業自得だ」などという書き込みも目に入ってきた。AV女優に向けられる偏見のまなざしと、「婦人科系の病気=セックスが原因」という病気への無理解──心ない人々の声に、闘病中の彼女は胸を痛めたに違いない。

 いま、抗がん剤治療も終えた麻美は、イベントや講演会、ライブに参加するなど、活動を再開させている。AV復帰については「観てくださる方に「エロ」以外の余計な思いを持たせてしまった時点で、プロ失格」といい、現状は白紙状態だ。

 だが、病気になったことで“歩けること、身体を動かせること、食事ができること、友達と会えること”といった身近な幸せに気付いたという彼女。本の最後に掲載された、まるでジーン・セバーグのようにキッパリとした彼女の笑顔は、これまで以上に魅力的だ。
(田岡 尼)

最終更新:2017.12.07 06:19

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

Re Start ~どんな時も自分を信じて~

関連記事

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

がん告知、失恋、子宮摘出…AV女優・麻美ゆまの壮絶な闘病のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。がん闘病麻美ゆまの記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

1 小林製薬「紅麹」で問題視される「機能性表示食品制度」は安倍案件!
2 櫻井よしこの朝日攻撃の「捏造」が法廷で
3 東山紀之が“反ヘイト本”を出版
4 乙武洋匡が不倫旅行、5人の女性と関係
5 安倍派裏金で読売新聞「非公認以上の重い処分」報道の違和感!
6 久米宏が終了決定のTBSラジオで田中真紀子と
7 セカオワFukaseのいじめ発言
8 葵つかさが「松潤とは終わった」と
9 安倍政権御用ジャーナリスト大賞(前編)
10 コロナ収束前の「Go To」予算1兆7千億円計上に非難殺到も田崎史郎は…
11 東山紀之、朝鮮学校無償化に言及
12 五輪延期で発覚!安倍のお友だち「アパホテル」に組織委用の部屋
13 石田純一がコロナバッシングで「組織に狙われている」と語った理由!
14 御用新聞・産経が安倍首相に食い下がった毎日記者を攻撃する露骨ぶり
15 安倍は辞任報道でもお友達優遇! 前回のTBS時代の山口敬之が
16 世界的建築家の「カジノありきの万博」批判に大阪市長が大ウソ反論
17 小泉進次郎が「靖国参拝」したのは父親と同じ右派支持狙いの戦略か
18 総裁選で自民党がまた新聞社に圧力文書!
19 松本人志『ドキュメンタル』のセクハラ
20 和泉・大坪の安倍側近“不倫コンビ”の新疑惑を政府機関の理事長が告発

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄