吉本の上層部責任逃れの中、おぎやはぎ・小木が「松本さんが一番裏で牛耳ってるワル」、「文春」も松本の吉本支配を批判

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松本は『ワイドナショー』で何を語るのか…(番組HPより)


 あれだけ様々な問題が明るみになり、あんなにひどい会見をしたにもかかわらず、吉本興業問題は、大崎洋会長、岡本昭彦社長ら上層部が何の責任もとらないまま、うやむやで終わる可能性が高くなってきた。

 テレビ、スポーツ紙などの御用マスコミと、上層部に近い芸人やタレントが露骨な吉本擁護を展開。逆に上層部を批判した加藤浩次や若手芸人たちを徹底攻撃し始めた結果、一時は抑えきれずに噴き出していた大崎・岡本体制への批判がピタリと止んでしまったのだ。

 改めて強調しておくが、吉本興業がやったことはパワハラだけではない。宮迫博之やロンブー亮の事実開示と謝罪を妨害し、虚偽説明を強要。会社自体もその反社企業がスポンサーのイベントに協力していたのだ。しかも、吉本は単なる芸能プロダクションでなくクールジャパンや大阪万博など様々な公的事業にも手を出しており、より高い透明性やコンプライアンスが求められる。いくら御用マスコミが守っているとはいえ、なぜ、上層部の辞任なしで済ませられるのか。

 なんとも酷い展開だが、そんななか、ある芸人がギョッとするような本質を突く発言をした。

『バイキング』(フジテレビ)で時折ブラックなコメントをし話題になるおぎやはぎの小木博明だ。小木は24日放送の『バイキング』で吉本問題について聞かれ、こう語ったのだ。

「僕はこういうのは他の事務所のことですし、俯瞰して見ているんですけれども。パッとこれ(騒動の経緯をまとめたボード)見た感じも、ドラマの番宣みたいな感じの、良い感じの。
 で、本当にドラマのようにすごいスピード感があって。俺なんかよく外国のドラマとかサスペンスとか見てるんだけど。こういうふうに加藤さんが動いて、松本さんがこうやって丸くおさめようと思ってこう動いて、〈松本動きます〉から、すごいドラマ性が出てきたじゃないですか。すげえ盛り上がって。
 で、最終的に俺がよくドラマで見る感じだと、松本さんが一番ワルだったんだって。終わってみたらね。それがオチっていうか。実は一番裏で牛耳ってね、すごいワル……(CMに入って途切れる)」

「松本が一番のワル」で「実は裏で牛耳ってる」「それがオチ」……もちろん小木はギャグで言っていたのだが、これ、吉本問題の本質と、いま、起きている理不尽な展開の理由を見事に言い表したものだ。

 本サイトは宮迫と亮の会見の直後から、問題の最大の原因は大崎会長の独裁的な社内支配にあり、その大崎会長の力の源泉になっているのが松本人志だと指摘してきた。大崎会長はダウンタウンのデビュー直後から面倒を見ている“産みの親”、やはりダウンタウンのマネージャーをやっていた岡本社長はその大崎会長の子飼いだが、二人はダウンタウンの人気を背景に吉本興業でのし上がったため、まったく松本に頭が上がらず、松本の言いなりになっている、と指摘してきた。

 そして、松本人志が「大崎会長が辞めたら僕も辞める」と発言した直後、松本がこの問題にコミットしているのは、宮迫を救うためでなく、自分の言いなりになる上層部を守ろうとしているに過ぎないと批判した。つまり、自分自身がマスコミタブーになっていることや多くの信者を抱えていることを利用し、“大崎を辞めさせたら俺が黙っていない”と脅したのだ、と。

 実際、御用マスコミや松本ファンは予想通りの反応を見せた。「松ちゃんが動いてくれた」「松本人志の男気」など話を捻じ曲げ、宮迫や亮が勇気を振り絞って告発した事実を完全になきものにしてしまった。

 この流れは、加藤浩次や友近が松本の発言に違和感を表明して、体制の刷新を要求しても、変わらなかった。逆に加藤に対して「番組の私物化だ」などという理不尽な攻撃までなされるようになってしまった。

 ようするに、松本こそが現体制の黒幕であり、今回の問題もその松本が流れを変え、自分と一体化する上層部が一切責任を取らなくてもいいという理不尽な展開を作り出したのだ。

「週刊文春」が「松本人志が牛耳る吉本興業の闇」を特集

 言っておくが、これは本サイトの妄想ではないし、小木のギャグにかこつけて、こじつけを展開しているわけでもない。

 実際、ここにきて、本サイトだけでなく、複数の週刊誌や夕刊紙も松本による独裁体制こそが吉本の元凶であると報じ始めている。

 たとえば、「週刊文春」は7月25日発売号で「松本人志が牛耳る吉本興業の闇」と題し、松本と大崎会長のただならぬ関係と強権支配をこう断じている。

〈八百六十人の社員と六千人の所属タレントを抱える経営トップが、一タレントである松本の意のままに動く。それは会長以下の経営陣が松本と極めて近しい人間で固められ、松本が絶大な権力を手にしているからに他ならない〉
〈大崎氏はダウンタウンの人気を権力の源泉として、社内で権勢をふるっていく。〉

 そして、松本の吉本支配に凄まじさを物語る具体的な証言やエピソードも明かしている。

「(引用者注:松本監督の映画で巨額の赤字を垂れ流したことについて)他の芸人、社長なら絶対に許されない事業でしょう。松本・大崎氏その関係性を隠そうとしないため、吉本社内で松本に進言できる人間は皆無。テレビ局が吉本興業との交渉で苦慮するのも松本の処遇です」といった証言。また、社内には、大崎、岡本両氏のイニシャルを取った「Oライン」という序列グループがあるとして、吉本元社員のこんなコメントも掲載していた。

「大崎がトップで、その次に岡本。そして藤原、演劇担当のK氏、ゲーム事業担当のK氏、教育事業担当のO氏と続き、みんなダウンタウンのマネージャーだった人間です。ここに権限が集中し、このラインに乗らないと吉本では全く発言権がありません」

 この吉本元社員によると、タレントも主流派・反主流派で差別されており、「今田耕司、東野幸治、木村祐一、ココリコらが主流派。要は出演番組に、吉本の関連会社が制作に入っているのが主流派で、吉本が制作にタッチしていない番組に出演しているのが非主流派です。明石家さんま、ナインティナインは半分独立した存在なので、別枠」なのだという。

「女性セブン」「夕刊フジ」も吉本の「松本ファースト」を批判

 また、「女性セブン」(7月25日発売号)も「松本人志派に一本化された吉本興業 ベテランも声上げられぬ」というタイトルで、古株の吉本興業関係者のこんなコメントを掲載していた。

「かつての吉本は、いくつかの派閥の経営陣、人気芸人が切磋琢磨していたが、今は完全に一本化してしまっている。中堅、若手芸人のみならず、社員や、松本さんよりもベテランの人気芸人も、誰も声を上げられない。息苦しいというしかない。宮迫やロンブー亮が追い詰められていったのには、そんな背景があるように感じるし、極楽の加藤さんが変えたかったのはそういうことだろう」

 さらに、「夕刊フジ」(7月27日)は「『めちゃイケ』もタカトシも煮え湯飲まされ…加藤浩次“反旗”の背景 吉本、いきすぎた「松本ファースト」と題した記事で、現上層部が「松本ファースト」で、タカアンドトシに対して異常な圧力を加えていた、という演芸関係者の証言を掲載している。

「タカアンドトシの人気がピークだったとき、日本武道館で単独ライブをやろうとしたのです。会場を押さえて、スタッフもそろえた段階で、上層部から『武道館でライブをやった芸人は松本(人志)さんだけだから、ほかの芸人がやるのはNGだ』とストップがかかったんです。あのときはタカトシもスタッフもかなりがっかりしたそうです。武道館なら、ザ・ぼんちもやっているんですけどね」

 こうした記事を読めば、小木の言う「松本さんが一番裏で牛耳っている、すごいワル」というのが、冗談でもなんでもないことがよくわかるはずだ。まさに、安倍政権や菅官房長官を彷彿とさせるような忖度支配、恐怖支配なのである。

 いったい松本はこうした報道に対して、どう反応するのだろうか。批判報道にはムキになる松本だが、今回はTwitterなどでも、まったく反応していない。明日の『ワイドナショー』で、何かを語っているのだろうか。

最終更新:2019.07.27 11:49

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