山口組分裂報道で「週刊実話」が六代目山口組側の逆鱗に触れ、編集長が退任する事態に! 頭を丸めて謝罪も

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「週刊実話」(日本ジャーナル出版)12月17日号

 8月末に勃発した山口組の分裂騒動から3カ月以上、未だにその激震は収まる気配はない。最近でも故・渡辺芳則五代目組長の命日にあたる12月1日、統括委員長というナンバー3の立場にある橋本弘文・極心連合会会長の、山口組からの離脱情報が流布。その3日後、橋本会長は残留の意思を表明したが、この一件をマスコミは「山口組激震」などと大きく伝えた。

 このように騒動勃発以降、夕刊紙やスポーツ紙、そして週刊誌は山口組分裂騒動を数多く伝えてきた。特に“暴力団御用達雑誌”といわれる「アサヒ芸能」(徳間書店)、「週刊大衆」(双葉社)「週刊実話」(日本ジャーナル出版)のいわゆる実話3誌は毎週大きな誌面を割き、特集を組み、部数も好調のようだ。

 ところがそんな “分裂景気”に湧く実話誌に衝撃が襲った。それが「週刊実話」編集長の退任騒動だ。

 騒動勃発以降、「週刊実話」は他2誌を抑える形で毎週詳細な記事を掲載し、部数もダントツトップで上り調子だったと伝えられる。そんな「週刊実話」にこの時期、まさかの編集長辞任とは一体何があったのか。当初は何か決定的な誤報を犯したのではないか、という情報も流れたが、そうではなかったようだ。

「分裂以降、『週刊実話』は、分裂した側の『神戸山口組』の情報をかなり詳細に掲載してきた。その情報量は3誌の中でも群を抜いていた。ところがそれが、もう一方の『六代目山口組』サイドの逆鱗に触れたらしいのです。それで編集長が責任をとって辞めることになったと聞いています」(「週刊実話」関係者)

 実話3誌は騒動以前から、長い時間をかけ山口組や他暴力団関係者と接触を持ち、ルートや太いパイプを構築してきた。しかし分裂騒動で、そのルートも事実上“分裂”。当然、雑誌としては、情報源の関係で、片方の動きが詳しい記事になることもある。今回は、それが当事者から「敵を利する不公平な情報」と見られてしまったということらしい。

「実話誌は、暴力団にとってはこれまで協力してきた“身内”のようなものですからね。それが、分裂で敵対する勢力の情報を書き始めたら、暴力団の論理からすると『裏切りか!』ということになってしまう。しかも、今回の分裂騒動は、既存の媒体だけでなくネットやTwitterなどを駆使した情報戦ともいわれているくらいで、双方とも情報にはかなり気を使っています。特に六代目山口組は記者クラブを作ろうとしたほどマスコミ情報を重視してきたから、尚更でしょう」(暴力団に詳しいジャーナリスト)

『週刊実話』編集長は11月末頃、六代目山口組側に謝罪に出向き、編集長を退任したというが、なんとその際、頭も丸めていたという。

 まさにヤクザ業界誌らしい“ケジメ”のつけ方だが、しかし、山口組分裂を熱心にやっているのは「週刊実話」だけではない。「アサ芸」や「週刊大衆」は大丈夫なのだろうか。

「『アサ芸』と『週刊大衆』の幹部もその後、謝罪に出向いたという情報も聞いています。この2誌については編集長の交代という話はないですが、かなり記事を書きづらくなったのはたしかでしょう。神戸山口組の情報を書いたら、山口組サイドににらまれるし、かといって、山口組の情報だけでやっていると、神戸山口組の怒りを買いかねない。もしかしたらこれから先、実話誌は報道を縮小せざるを得ないかもしれませんね」(前同)

 意外な余波が広がっている山口組分裂劇。これから先、メディアの動きにも注意を向ける必要があるかもしれない。
(田部祥太)

最終更新:2016.08.05 06:20

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