SHELLYが「安保法反対デモ」肯定して安倍支持ネトウヨからヘイト攻撃受けるも堂々反撃! 肝の据わり方がスゴい

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
shelly_01_150720.jpg
ネトウヨを一蹴したSHELLYにあっぱれ!(「SHELLY OFFICIAL WEBSITE」より)


 バラエティでよくその「ど根性」や「男前っぷり」をいじられているタレントのSHELLYだが、あれはテレビ用キャラではなく、素顔も相当に「男前」な女であるらしい。そのことを証明したのが、ここ数日にわたって展開された炎上騒動だ。

 始まりは安保法制が強行採決された15日、彼女がツイッターでこんな投稿をしたことだった。

「この時代にこんな事が有り得るの?とテレビを見ながら不信感しかないです」「この状況を戦争を経験された世代はどう感じるだろう?」
「そんな中、今も雨の中デモを続ける方々は本当にかっこいいと思います。若い世代が立ち上がってる事を誇りに思います。日本、どうなっちゃうんだろう。」

 さらに、「デモっていいことなんですかね」というファンからの質問に、こう答えたのだ。

「もちろん! デモができる事も、デモをしてでも伝えたい事がある人がいることもいいこと。」

 ほとんどの芸能人が炎上を恐れて政治的発言を控えるなか、ここまではっきり自分の意見を言い切り、しかも、日本では偏見の強いデモに対して敢然と擁護してみせるというのは、かなりの肝の据わり方といっていいだろう。

 が、SHELLYがほんとうにスゴいのはここからだった。

 SHELLYの発言は「保守速報」などの悪質まとめサイトでも取り上げられてツイッターは大炎上。安倍親衛隊のネトウヨたちが次々と彼女に絡んできた。

 ネトウヨたちのやり口はいつものパターンだ。

「メディアは嘘を報道しています。デモを影で主導しているのは社会主義者で、既に証拠写真もネット上で出回ってます。」「デモを主導しているのは、社会主義独裁を目指す共産党系の人々です。シェリーさんも報道機関にいる左翼シンパに騙されたのです。」といったデモ=左翼党派の陰謀というデマに、「平和平和と言いながらアベシネとか平気で言っちゃう人等のデモがカッコイイとでも思ってるの?」「人を傷つけるのは決して肯定できる事ではないと思います。今回のデモで何人の方が怪我して逮捕されたかご存知ですか?」と、道徳的なふりをして国民が声を上げるのを抑え込もうとする説教。

 ファンのふりをして、「Shellyの事大嫌いになりました もう二度とテレビで顔見たくない」「ファンを辞めます」という嫌がらせ。「生まれて初めて、テレビ番組、そのスポンサーに抗議電話をしようとおもいました。暇なので、明日はヒルナンデスのスポンサーに抗議電話します ^^」という脅しもあった。

 さらに、聞くに堪えないようなヘイトスピーチも浴びせられた。

「馬鹿ヤンキー女、日本から出て行け。」
「外国籍のハーフタレントは黙ってろ。」
「ホント、何様のつもりでしょうか。厚顔無恥ですね、参政権も無いくせに、日本国で仕事を貰って生きているくせに。」
「貴女は米韓ハーフなんですか? 一滴の日本人の血も流れていない人が、日本どうなっちゃうんだろ?余計なお世話です。無責任な外人にご心配頂かなくて結構。」

 現在、Wikipediaの彼女の項目までこうしたヘイト攻撃によって荒らされている。普通のタレントやアーティストならここまでやられると発言をやめ、場合によっては、ツイッターを閉鎖したり謝罪コメントまで出したりしてしまうのだが、しかし、SHELLYはまったくひるまなかった。それどころか、逆に見事な返しで、安倍親衛隊のネトウヨたちを次々撃破していったのである。

 まず、政権批判を「ヘイトスピーチ」にすりかえ、デモを攻撃するネトウヨならではの論理には、「いや、デモに対する偏見がひどすぎる…」「なんだかな…デモで自分の考えを発信して国を変えようと頑張ってる人がいる事をかっこいいと言ったらなんでこんな捉え方になるんだろう?ヘイトスピーチではなくフリースピーチを評価したんですよ。」と一蹴。

「米軍が日本を守ってるんですよ。米国が攻撃されたら助けるのは当たり前ですよね、、、ショックです、、、」という安倍首相が乗り移ったような意見にも、「いやいや、アメリカはダントツで世界一の軍事力を持ってる国です。日本の自衛隊員はアメリカの問題のためには命を落としたくないと思いますよ。」と、冷静に返答して論破。

「ハーフかなんかで「色眼鏡」で見えるのか知らないが」というリプにも、「ハーフがみんな同じ考えって考えが偏見(笑)育つ環境や状況で人それぞれですよ。」と切り返した。

 さらに、圧巻だったのは「母親が韓国人」というデマにもとづく「在日」認定への対応だ。

「ねーねー、なんでうちの母が韓国系になっちゃったの??チャプチェが作れるから?(笑)浅はか過ぎてなんにも言えない…」と、ギャグをまじえつつ、反撃。

 そして、こうした時に軽妙な、時に本質をつく反論によって、ネトウヨたちは徐々に退散しつつある。

 そう考えると、今回のSHELLYの対応は見事というほかはない。自分が一度、主張したことから逃げずに、批判には正面から対応し、ヘイト攻撃にもあくまで明るく、しかしきちんと反撃する。その肝の据わり方は、我々も見習いたいと思うほどだ。

 それに比べて、ネトウヨたちのなんと醜悪なことだろう。時代錯誤の国家観に根拠のない陰謀論、論理のスリカエ、さらにはハーフであることをネタにした差別、デマにもとづく「在日」認定……。

 しかし、こういう連中がいまの日本の政権を支え、そして政権の側も根っこのところでは彼らと通じているのが現実だ。今後、こうした圧力はますますひどく、卑劣になっていくだろう。

 民主主義を崩壊させないためには、私もたちも今回のSHELLYのように、彼らの圧力にひるむことなく、戦争への「NO」を言い続ける必要がある。
(小杉みすず)

最終更新:2015.07.23 11:42

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

SHELLYが「安保法反対デモ」肯定して安倍支持ネトウヨからヘイト攻撃受けるも堂々反撃! 肝の据わり方がスゴいのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ネトウヨ小杉みすずの記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 検察が河井陣営への“安倍マネー1億5千万円”で自民党本部関係者を聴取
2 恩知らずはメリー! 飯島マネの功績
3 テラハ木村花さんの死を政権批判封じに利用する政治家と安倍応援団
4 つるの剛士「安倍首相にお疲れ様を言いませんか?」の的外れ擁護
5 検察庁法案改正賛成でわかった維新と吉村洋文知事の正体!
6 橋下が「人格障害」名誉毀損裁判で敗訴
7 新国立競技場はザハ案のパクリだった!
8 木村花さんの死の責任はSNS 以前にフジ『テラスハウス』にある!
9 安倍首相が「日本のコロナ対策が世界をリード」と自慢するトンデモ!
10 宮台真司「ネトウヨは感情の劣化」
11 安倍首相「黒川検事長の“訓告”は検事総長の判断」はやはり嘘だった
12 葵つかさが「松潤とは終わった」と
13 河井克行前法相は東京の“緊急事態宣言解除”の直後に「逮捕許諾請求」
14 田崎史郎が河井案里問題で“安倍首相は無関係”を主張も自滅
15 未成年飲酒疑惑の手越が日テレW杯番組に
16 松本人志が「黒川検事長は新聞記者にハメられた」と陰謀論で擁護!
17 石原都知事時代の贅沢三昧は舛添以上
18 内閣支持率「27%」だけじゃない、安倍政権の危機を表すデータ
19 自民党がネトサポに他党叩きを指南
20 官邸が黒川検事長の“賭け麻雀”を悪用、稲田検事総長に「辞職」圧力
1 官邸が黒川検事長の“賭け麻雀”を悪用、稲田検事総長に「辞職」圧力
2 検察庁法案改正賛成でわかった維新と吉村洋文知事の正体!
3 窮地の安倍首相が櫻井よしこの「言論テレビ」に逃げ込み嘘八百!
4 松本人志が「黒川検事長は新聞記者にハメられた」と陰謀論で擁護!
5 安倍首相が「日本のコロナ対策が世界をリード」と自慢するトンデモ!
6 検察庁法改正で松尾元検事総長が安倍首相を「中世の亡霊」と批判!
7 安倍首相「黒川検事長の“訓告”は検事総長の判断」はやはり嘘だった
8 つるの剛士「安倍首相にお疲れ様を言いませんか?」の的外れ擁護
9 黒川検事長と賭け麻雀、産経記者が書いていた黒川定年延長の擁護記事
10 検察OB意見書にあったロックの言葉を訳した安倍の大学時代の教授が
11 内閣支持率「27%」だけじゃない、安倍政権の危機を表すデータ
12 河井克行前法相は東京の“緊急事態宣言解除”の直後に「逮捕許諾請求」
13 田崎史郎が“黒川検事長と賭けマージャン”を正当化!
14 テラハ木村花さんの死を政権批判封じに利用する政治家と安倍応援団
15 検察が河井陣営への“安倍マネー1億5千万円”で自民党本部関係者を聴取
16 百田尚樹と対照的! 橋本愛が「文化・芸術は死んだ心を生き返らせる」
17 検察庁法改正でダダ漏れ指原莉乃の政権批判を封じたい本音
18 木村花さんの死の責任はSNS 以前にフジ『テラスハウス』にある!
19 岡村隆史問題で松本人志の逃げ方、古市憲寿のスリカエがひどい
20 箕輪のセクハラを告発した女性が暴露したエイベックス松浦の疑惑
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄