江原啓之が激やせ! 霊能力のせいで太ってるといっていたのに…

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「もう迷わない!江原啓之がみちびく 理想の最期」(「婦人公論」2011年4月15日号別冊 /中央公論新社)

 オーラ、守護霊、前世……。そんな言葉とともにもてはやされたスピリチュアル・ブームだが、最近ではすっかり下火になっているようだ。特にその中心人物でスピリチュアルカウンセラーの江原啓之はほとんどメディアで見かけることがなくなってしまった……と思っていたら、その江原が「女性自身」(光文社)7月8日号に登場した。〈2014年上半期のニュースに見る日本の危機〉〈日本人の心は壊れ続けている!〉と題する記事で、STAP細胞ねつ造疑惑やゴーストライター騒動、『美味しんぼ』の福島鼻血表現問題などについて語ったのだ。

 だが、久しぶりに江原啓之をみて驚いたのは、その外見だ。なにしろ、以前とはまるで別人のように“激やせ”していたのである。

 江原といえば、パンパンに張った顔に二重あご、でっぷりと突き出したお腹など、力士のような肥満体型で知られていたはず。学生時代は体重が130キロもあったといい、回転寿司に行ってひとりで50皿食べたという武勇伝も語られていた。それが今は痩せすぎで老けこんでみえるくらいになっているのだ。

 いったい江原に何があったのか。その姿を見て心配になったのが、他でもない氏の霊能力との関係だ。実は江原は以前、自分が太っている理由を「“憑霊体質”の霊能師だから」と説明し、〈お腹の空いた未浄化の霊が霊感体質の人間に憑依して、(自分が)その霊の食欲の分までも食べてしまう〉などと言っていた。あるときは〈天ぷら好きの霊に憑かれて、毎日天ぷらばかり食べていた〉ともいい、森公美子などの太ったタレントと共演すれば「自分と同じ霊感体質だ」と強調してもいた。

 とすると、激痩せした今、その肥満の原因だった霊能力は大丈夫なのか……。実際、「女性自身」の記事を読んでいても、スピリチュアルカウンセラーっぽいキーワードは全然出てこない。佐村河内事件やSTAP細胞騒動などについて語る場合、以前の江原なら小保方晴子さんや佐村河内守氏を“霊視”し、前世や守護霊について言及していたはず。しかし、記事をみると、STAP細胞騒動では〈一個人を取り上げ、バラエティ番組でパロディに仕立てて面白がる。それを笑える世間もおかしい〉とテレビや世間を批判し、『美味しんぼ』の問題でも〈もし福島の人が「迷惑だ」と言うなら、外からよけいなことを言わないほうがいい〉などと普通の意見を言うだけで、前世や守護霊にはまったく触れようとしないのだ。

 激痩せ、スピリチュアルな言葉の封印。こうした江原の変化は、ここ数年の苦境が原因ともいわれている。江原は07年の『FNS27時間テレビ』(フジテレビ)でボランティア活動をしている女性を勝手に霊視して経営している美容室を経営危機などと決めつけて大問題になって以降、メディア露出が激減。テレビにはまったく呼ばれなくなり、現在のレギュラーはTOKYO FMのラジオ番組のみ。また、人気絶頂時はまるで月刊誌のように毎月出していた著書も、ここ数年はどんどん出版点数が減り続け、昨年はわずかに一冊。今年もまだ『あなたは「死に方」を決めている』(中央公論新社)の一冊しか出していない。いまや江原のことを相手にしてくれるのは一部の女性誌と信者だけという状況なのだ。

 しかも、この近著を読んでも、あの世や霊といったそれっぽい記述は出てくるものの、その内容はほとんど葬儀や供養のためのハウツー本。有名人を霊視して良くも悪くも注目を集めていたころに比べると、あきらかに“普通”になっている。前出の「女性自身」の記事でも〈もう私の役目は終わってしまったのか……〉と弱気なことを言っていた江原。

 もしかして、かつての江原がもっていた霊能力とは、自分が何をいってもみんなが信じてくれるという〈自信〉のことだったのかもしれない。
(馬場キヨシ)

最終更新:2017.12.07 07:41

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