安倍首相「桜を見る会」中止で私物化問題の幕引き図るも新証拠続々! 安倍事務所がツアー案内、萩生田文科相も貸切バスで大量招待

2019.11.13 09:48
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安倍首相「桜を見る会」中止で私物化問題の幕引き図るも新証拠続々! 安倍事務所がツアー案内、萩生田文科相も貸切バスで大量招待の画像1
2019年の「桜を見る会」(首相官邸HPより)


 国民が払った税金を総理大臣が地元選挙区の何百人という後援会員の接待のために使っていたという、前代未聞の背信行為として波紋を広げている「桜を見る会」問題。本日、菅義偉官房長官は午前の定例記者会見で招待者について国会議員からの推薦や働きかけがあったことを認め、さらに夕方の会見では午前の会見で否定していた「総理枠」の存在を一転して認め、首相や副総理、官房長官、官房副長官らにも招待者の推薦依頼をおこなっていたと公表。来年の「桜を見る会」開催を中止すると発表した。

 さらにその後、安倍首相は官邸で記者団の前に姿を現すと、こう述べた。

「来年の『桜を見る会』については、すでに官房長官が説明したとおり、私の判断で中止にすることにしました」

 時間にしてたったの十数秒。なぜ中止にすることを決めたかや追及を受けている後援会員らの招待問題についての言及は一切なし。だいたい、自分が問題を引き起こしたというのに、「私の判断で中止を決めた」って、いかにも自分が英断を下したかのようなこの言い草はなんなんだ。

 だが、これで安倍首相は決着をつけたと思っているのだろう。菅官房長官が会見で「こうした手続きは、長年の慣行でおこなってきているもの」と強調したように、安倍官邸は、招待者の推薦をしていたことを認めることで「民主党政権時代も同じだった」と問題をすり替え、開催中止によって幕引きとする算段なのだ。

 しかし、いま問題になっているのは、政府の「開催要領」では招待者数は1万人が目安とされているにもかかわらず、安倍政権になって参加人数が増加してゆき、今年は約1万8200人にまで膨れ上がっていること、そして安倍首相が数百人規模とみられる地元の有権者である後援会関係者を招待していた、という事実だ。

 しかも、大人数の地元の関係者を招待してもてなしていたのは、安倍首相だけではない。実際、自民党の馳浩・元文科相は、自身のブログでこう綴っている。

〈国会議員仲間にも、あちこちでご挨拶。
萩生田光一代議士など、地元の皆さんと一緒に、バスを借り切ってお見えであったし。〉(「はせ日記」2013年4月20日)

 安倍首相の側近中の側近である萩生田光一氏も、バスを借り切って地元関係者を招待していた──。このように、「開催要領」を逸脱する参加者数の増加、それによって予算を3倍以上まで増やしたことは、安倍政権での問題なのである。本日おこなわれた衆院厚労委員会でも会計検査院が「検査していく」と明言したが、「民主党もやっていた」だの開催中止の決定だので幕引きできるような話ではないのだ。

 しかも、ここにきて、安倍首相の公職選挙法や政治資金規制法違反疑惑が濃厚になり、さらには「虚偽答弁」をおこなっていたことまでわかってきた。

 たとえば、日本テレビは昨日、安倍首相の地元後援会関係者から入手したという資料を公表。それは安倍首相の事務所から送られていた「内閣府主催「桜を見る会」参加申し込み 平成31年4月13日(土)」と書かれたもので、そこには参加者の名前を記入する欄とともに、〈後日郵送で内閣府より招待状が届きますので、必ず、現住所をご記入ください〉とも注意書きがなされていた。

さらに、本日の朝日新聞朝刊は、2018年4月に「あべ晋三事務所」が送付していたという「『桜を見る会』あべ事務所ツアースケジュール」という資料の存在を報道。「桜を見る会」に参加を希望する後援会関係者に対してツアープランを案内したもので、Aコースは葛飾柴又散策で6万9000円、Bコースは目黒雅叙園の有形文化財・百段階段で7万4000円、Cコースは野球殿堂博物館見学、Dコースは屋形船乗船となっており、いずれも一泊二日で1日目には観光と「安倍晋三後援会夕食会」、翌朝の「桜を見る会」(首相夫妻と写真撮影付き)がセットされている。

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