総裁選めぐり自民党がマスコミにまた圧力文書! 「安倍と石破を同じ分量で出せ」と迫り、石破の露出を潰す卑怯作戦

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
自民党が新聞・テレビの総裁選報道にまた圧力文書!「公平・公正」を言い訳に石破茂のメディア露出を潰す卑怯やり口の画像1
首相官邸HP

 一体、何様のつもりだ。なんと、自民党の総裁選管理委員会が昨日、新聞・通信各社に対し、総裁選での「公平・公正な報道」を求める文書を配布したのだ。

 言っておくが、総裁選は一党の代表を決める選挙であり、公職選挙法は適用されない。むしろ総裁選報道で懸念されるのは、自民党だけをクローズアップすることが国政選挙の“事前運動”になりかねないことで、現に過去には総裁選のテレビ報道について「野党の動向も報道すべき」「各政党を公平に」という声があがってきた。

 だが、今回の自民党が求めた「公平・公正な報道」とは、そうしたことではない。実際、毎日新聞の記事によれば、自民党側は〈テレビ局には個別の出演交渉の際に同趣旨の要請をしている〉〈インタビューを含む記事、写真の掲載面積などについて「必ず各候補者を平等・公平に扱ってくださるようお願いいたします」と求めている〉という。

 ようするに、これは安倍首相の対抗馬である石破茂・元幹事長単独のメディア露出を潰すため、新聞・テレビに圧力をかけているのだ。

 これまでの安倍首相のメディア出演といえば、読売新聞や産経新聞、日本テレビ、フジテレビといった御用メディアに登場し、鋭い指摘や疑問が投げかけられない状況で自分の主張を一方的に垂れ流してきた。それが今回の総裁選では出馬表明を引っ張り倒し、さらには告示後には外交日程を入れることで公開討論や演説会の回数も減らさせた。すべて石破氏との論戦から逃げるためだ。

●自民党がテレビ・新聞の総裁選報道に不当介入!「公平・公正」圧力

 党内の代表選とはいえ、今回の総裁選は実質的に次期総理大臣の座を競う選挙だ。しかも、安倍首相は出馬表明で昨年の総選挙の結果をもち出し、「国民のみなさまの負託に応えていくことは私の責任」と述べた。だが、その総選挙後に森友公文書改ざんや加計学園の「首相案件」文書といった大きな疑惑が出てきたのだ。そうであるかぎり、現職の安倍首相は国民の疑問に答え、対抗馬の石破氏と討論して方針を説明する義務がある。

 にもかかわらず、そうした場をもつことなく党内の会合にばかり出席し、国民に向かっては「新たな国づくりを進めていく」などという中身のない薄っぺらな出馬表明しかしていない。そればかりか、立候補者として安倍首相の政策を批判する石破氏を口封じしようと言うのだから、恥知らずにも程がある。

 そもそもこの総裁選では、約6年にわたる安倍首相の政権運営や政策などについてあらためて広く検証される必要があるのは当然の話だが、この調子だと、そうした当たり前の検証さえ「石破氏を利する報道だ」などと不当な横やりを入れてくる可能性は高いだろう。

 しかも、最大の問題は、メディアに圧力をかけて石破氏が主張する場を潰そうという、そのやり口だ。

 ご存じの通り、安倍首相は2014年の総選挙前に出演した『NEWS23』(TBS)での街頭インタビューに対して「厳しい意見を意図的に選んでいる」と陰謀論まがいの主張をまくし立て、その2日後、在京テレビキー局の編成局長、報道局長宛てに〈公平中立、公正な報道〉を要求する文書を送りつけた。「自民党に批判的な報道をするな」と圧力をかけたのだ。

 実際、この脅しは効果てきめんで、その後、選挙以外でも安倍政権に対する批判はどんどんと影を潜めていった。こうした状況に、国連特別報告者であるデイヴィッド・ケイ氏(米・カリフォルニア大学教授)は「政府による『中立性』と『公平性』への絶え間ない圧力が、高いレベルの自己検閲を生み出しているように見えます」(「国際連合広報センター」ウェブサイト2016年4月19日付より)と警鐘を鳴らしている。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

総裁選めぐり自民党がマスコミにまた圧力文書! 「安倍と石破を同じ分量で出せ」と迫り、石破の露出を潰す卑怯作戦のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。安倍晋三石破茂編集部自民党自民党総裁選の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍が徴用工問題で「ファクト示すのが一番」とツイートしツッコミ殺到
2 菅首相のベトナムでのスピーチが露呈した「教養のなさ」
3 フジテレビがお台場カジノ開発を計画
4 菅首相の著書改ざんは“都合の悪い記録は残さない”という宣言!
5 欠陥だらけ GoToイートの背景に菅首相と「ぐるなび」会長の特別な関係か
6 菅政権「成長戦略会議」恐怖の顔ぶれ! 竹中平蔵、三浦瑠麗、アトキンソンも
7 安倍前首相はやはり仮病だった!読売のインタビューでケロッと「もう大丈夫」
8 「日本学術会議」任命拒否問題で平井文夫、志らく、橋下徹、八代英輝が…
9 櫻井よしこは「神社」に住んでいた! 
10 大阪都構想住民投票に58億円 吉村知事「イソジン会見」の裏側も発覚
11 ホリエモン擁護のロンブー淳が「切り取り」反論も…発言はもっと一方的
12 ぼうごなつこ『100日で崩壊する政権』は安倍政権のインチキの記録
13 杉田和博官房副長官「公安を使った監視と圧力」恐怖の手口!
14 中山美穂ラブラブ写真に辻仁成は
15 葵つかさが「松潤とは終わった」と
16 通販生活が「左翼だ」攻撃を一蹴!
17 甘利明、下村博文、高橋洋一、橋下徹も……日本学術会議攻撃のフェイク
18 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
19 読売TV『あさパラ!』が岡田晴恵の容姿をからかうセクハラ的バッシング!
20 安倍首相が会見も新しい対策ゼロ! 質問打ち切りに記者から怒号
1杉田和博官房副長官「公安を使った監視と圧力」恐怖の手口!
2欠陥だらけ GoToイートの背景に菅首相と「ぐるなび」会長の特別な関係か
3菅首相のベトナムでのスピーチが露呈した「教養のなさ」
4大阪都構想住民投票に58億円 吉村知事「イソジン会見」の裏側も発覚
5菅首相は消費増税をするつもりだ!内閣官房参与に増税主張エコノミストを抜擢
6 中曽根首相「1億円合同葬」強行、教育現場に弔意強要 「前例踏襲」の嘘
7甘利明、下村博文、高橋洋一、橋下徹も……日本学術会議攻撃のフェイク
8菅政権「成長戦略会議」恐怖の顔ぶれ! 竹中平蔵、三浦瑠麗、アトキンソンも
9菅首相の著書改ざんは“都合の悪い記録は残さない”という宣言!
10 フジテレビがお台場カジノ開発を計画
11二階幹事長はリアル『半沢直樹』? 日本航空がらみの土地取引疑惑も
12安倍が徴用工問題で「ファクト示すのが一番」とツイートしツッコミ殺到
13ホリエモン擁護のロンブー淳が「切り取り」反論も…発言はもっと一方的

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄