北朝鮮危機を扇動、“安倍の代弁者”山口敬之が「騒ぎすぎという奴は全員北朝鮮で毒饅頭を食らっている」と陰謀論

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「敵基地攻撃能力に反対するものは全員、北の犬」とネトウヨ並み発言

 しかし、毒まんじゅうを喰らいすぎたのか、山口氏の主張はもはや御用ジャーナリストのそれを超えて、ネトウヨと大差なくなっている。先の『報道特注(右)』のなかで、山口氏はこんなことまで口にしていた。

「日本が危機意識を持ってしまうことを恐れている人たちがいるんですよ。森友(問題を)やってる人もそうかもしれない、正直。じゃあ、いままでアメリカの大統領は『自らの国土に届く核ミサイルをつくらせない』って言ってるけど、日本は15年前に見逃しちゃったんですよ、その危機を。ところが今、うんこ評論家がね、あと、ある種の政治家が『日本に米軍基地があるから狙われるんだ』と言い始めてる」
「ようするに宋日昊(日朝国交正常化担当大使)と同じなんです。宋日昊は『最初に日本を狙う』って言ってんです。なんでかっていったら『日米が組んでるからあんたら(日本)を狙うんだ』って言うのは、日米同盟が一番嫌だから北朝鮮が言ってるわけでしょ。それを日本の評論家とか政治家が言うのは“北の手先”だってことなんです!」
「『敵基地攻撃能力を今持つべきでない』って言うのは“北の犬”なんなんです!」

 北朝鮮を絶対的な“敵”として攻撃しなければ、即座に“北の犬”扱い……。ネトウヨというか、もはや「鬼畜米英」といって国民に攻撃的な意識を刷り込んだ戦中なみのメンタリティだ。

 ようするに、こういう人間が地上波のテレビ局に出演し、「北朝鮮危機」を煽ってきたのである。この国のメディア状況はもはや、末期的というしかない。

最終更新:2017.12.01 04:47

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