過熱する高畑裕太レイプ事件報道で被害者のプライバシー暴き、セカンドレイプが横行! ネットでは被害者の年齢中傷も

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ANNnewsCHより


 俳優の高畑裕太容疑者が起こした強姦致傷事件でいま、テレビはもちきり状態になっているが、そこで信じがたい報道が横行している。

 テレビ局は今回、被害女性の勤務先であるビジネスホテル前から事件をレポート。ぼかし処理を施しているとはいえ建物の特徴は捉えており、周辺に詳しい人が見ればすぐにわかる。さらには、ホテルの常連客に取材をし、“40代と聞いてあの人だとすぐに思ったくらい美人”という趣旨のコメントを流すなど、デリケートに扱うべき事件被害への配慮のかけらもない報道を展開しているのだ。

 実際、報道を受けてネット上ではすぐさまホテル名が特定され、結果、ホテル従業員の女性とされる写真(別人の可能性が高い)が投稿される事態まで巻き起こしている。

 それだけではない。24日放送の『バイキング』(フジテレビ)では、母・高畑淳子の親友だというピーターが「示談になるっていう可能性は……どうなんですか?」と述べ、さらに本日25日放送ではアンガールズの田中卓志が「テレビ復帰、絶対無理ですかね?」などと言い出した。

 田中のこの発言には、MCの坂上忍が「復帰って話じゃないよ、これは。被害者の方がいるわけであって、心の傷も癒えてないのに、いま、復帰の話なんて冗談じゃないよ」と本気の説教を行っていたが、当然の反応だ。示談の話にしても、強姦致傷は非親告罪であり示談の成立は起訴・不起訴に関係しないが、高畑本人も犯行を認めているなかで示談の話をもち出すこと自体が「性犯罪は金で解決できるのでは」という歪んだ発想があるとしか思えない。

 相手が芸能人だったために過剰な報道に巻き込まれ、犯罪を矮小化するかのような発言が当然のように公共の電波に乗る。そして、被害者のプライバシーがどんどん暴かれ、二次被害が広がっていく。──これは、テレビの過熱報道がセカンドレイプを誘発している状態であり、被害者を苦しめる犯罪行為だ。

 しかし、こうした状況に疑義が呈されないばかりか、ネット上では事件が発覚して以降、被害者の年齢が40代であることから、とんでもない反応が垂れ流されている。

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