花田紀凱が「WiLL」そっくり新雑誌創刊で分裂騒動が泥仕合に! 極右論壇で繰り返される醜い内輪もめの正体

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 一体、両者の間で何が起こったのか。この事態に対し3月28日にワック側がHPで説明を行っているのだが、そこには花田氏解任について理由が記されていた。それによれば、花田氏の飛鳥新社への移籍は会社に無断で行われ、また、会社の経営方針にも従わなかったのだという。256ページの適正ページ数からの増ページが常態化し、雑誌収益が圧迫されたこと、「WiLL」にそぐわないエンターテイメント系の連載が増えたこと、花田氏の個人的仕事が多くなって会社の業務に支障が出ていることなどが指摘されていたが、驚いたのは、花田氏の経費問題に言及されていたことだ。

「編集経費について。年間、千五、六百万円をほぼ花田氏が一人で費消していたので、削減を申し入れました。しかしながらこれもまた聞き入れられませんでした。媒体の性質にもよりますし、花田氏は役員でもあるのでプラスアルファ分をみてもその二分の一が小社の適正範囲と考えます」(ワックHP「月刊『WiLL』読者の皆様へ」より)

 これはあくまでワック側のいい分だが、花田氏移籍は「編集方針の違い」などではなく、“金”の問題がからんでいるということらしい。

 だが一方の花田氏の言い分はそれとは様相が異なっていた。月刊誌「創」(創出版)16年4・5合併号で花田氏は退社に至るまでの経緯を説明しているが、その発端は鈴木社長から退社を勧められたことだという。

「2015年8月26日、突然、鈴木社長が『花田さんが私のストレスになっている。だから部員一同を連れてどこかの会社に移ってくれ。何なら広告担当のMさんも連れて行っていい』と言ってきたんです」

 その後、同様の話を何度もされたため、花田氏は移籍をせざるを得なくなった。ところが飛鳥新社への移籍が決まり、それを鈴木社長に報告したところ、タダではなく5億円で売るとの話を突然持ち出してきたという。5億円はその後うやむやになったらしいが、なんだかSMAPの独立騒動を彷彿とさせるような両者の言い分だ。

 ただ、花田氏はワック側が主張する“経費”の話を「創」では触れてはいない。また産経新聞に語った「編集方針の違い」についても「編集方針の違いなんてないんですが、あの時はそういわざるを得なかった」「鈴木さんとの路線対立は全くないですよ。両方ともちょっと右寄りですから」と前言を翻している(「創」は「『ちょっと』ではないだろう」とツッコミを入れていたが、本サイトも同感である)。

 結局、飛鳥新社に移籍した花田氏だが、雑誌名に「WiLL」は使えなかったということで、新たに「Hanada」なるそのまんまのタイトルとなり、一方のワックも「WiLL」編集長を交代させることで雑誌発行を継続したというわけだ。そうした経緯があって、今回、書店にあまりに面構えがソックリの論壇誌が並ぶという“珍光景”に至ったわけである。

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