百田尚樹の改憲扇動小説『カエルの楽園』の安易さがスゴい! はすみとしこ大絶賛でネトウヨ同士意気投合(笑)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
kaerunorakuen_01_160402.jpg
『カエルの楽園』(新潮社)

「これほどの手応えは『永遠の0』『海賊とよばれた男』以来、これは私の最高傑作だ」(帯文より)

 ──2月末、あの百田尚樹氏がこのように胸を張る新作小説を発売した。タイトルは『カエルの楽園』(新潮社)。昨年10月から自身のブロマガ「百田尚樹のテレビでは伝えられない話」で連載していたものをまとめた一冊なのだが、出版社による惹句には、〈大衆社会の本質を衝いた、G・オーウェル以来の寓話的「警世の書」〉とまである。

 恐怖政治と全体主義を描いたジョージ・オーウェルの小説は、「まるで安倍政権の未来を描いているよう」と多くの人が指摘してきたが、まさか安倍応援団の百田氏がオーウェルを引き合いに出すとは笑止千万。しかも、特攻隊を美化しまくった歴史修正小説と同じ最高傑作と言われたら、この『カエルの楽園』がいかほどのものなのか程度が知れるというものだが、恐ろしいことにこれがいま、売れているのだという。『殉愛』騒動によって、なけなしの信頼も底をついたと思いきや、酔狂な読者も多いらしい。

 一体、百田センセイは今度は何を訴えようとしているのか。ものは試しで読んでみた。

 すると、たしかにすごかった。悪意と憎悪の満ち方が。

 小説は248ページも費やしているが、物語はいたって単純だ。主人公は、カエル喰いのダルマガエルに土地を奪われたアマガエルで、この2匹が辿り着いたのは、ツチガエルの国・ナパージュ。ナパージュの崖の下には「気持ちの悪い沼」があり、そこには「あらゆるカエルを飲みこむ巨大で凶悪な」ウシガエルが住んでいて、時折、崖を登ってきたり、ナパージュの土地を自分たちの土地だと言い張り上陸してくるが、ナパージュのカエルたちは「三戒」のおかげで平和が守られていると信じている。その「三戒」とは、「一.カエルを信じろ。二.カエルと争うな。三.争うための力を持つな」……。

 なんのひねりもないのでみなさんすでにおわかりかと思うが、ナパージュはJapanの逆さ読み。つまり、ナパージュ=日本、ツチガエルは日本人(以下、ややこしいので日本人ガエルとする)。無論、「三戒」は憲法9条で、凶悪なウシガエルは中国や韓国、北朝鮮を指している。

 そして、この安易すぎる設定を使って百田氏が終始強調するのは、日本人ガエルたちが信念とする平和主義の“愚かさ”だ。たとえば、日本人ガエルたちがこぞって歌う「謝りソング」というものがある。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

百田尚樹の改憲扇動小説『カエルの楽園』の安易さがスゴい! はすみとしこ大絶賛でネトウヨ同士意気投合(笑)のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。大方 草安倍政権憲法百田尚樹の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 りゅうちぇるが『zero』同性婚特集でも真っ当意見連発!
2 沖縄出身のりゅうちぇるが「辺野古埋め立て中止嘆願署名」を紹介
3 『NEWS23』駒田健吾アナが辺野古問題で涙を浮かべ
4 指原莉乃卒業でその処世術を考える
5 南青山の児相反対と『月曜から夜ふかし』の地域差別ネタ
6 日産ゴーン再逮捕で官邸、経産省主導説がますます濃厚に!
7 萩生田が前川前次官にシンゴジラを観ろ
8 神社本庁、天皇の甥の最高権威・統理に怪文書
9 辺野古への土砂投入は“三文芝居”だ
10 マクロンと安倍の金持ち優遇はそっくりなのに国民の反応は真逆
11 宮崎駿が『永遠の0』を酷評
12 ブリーフ判事“厳しすぎる懲戒処分”の原因は安倍政権批判か
13 『朝生』で百田尚樹が徹底論破され大恥
14 THE MANZAIウーマン村本のもう一つの凄さ
15 秋元康の東京五輪に椎名林檎が危機感
16 ネトウヨに読ませたい三冊(2)
17 川島なお美が近藤誠の診断を告発
18 りゅうちぇるが慰霊の日に戦争、米軍基地への思いを
19 吉川晃司が「俺は現政権がでえっ嫌い」
20 官民ファンドの高額報酬騒動は政権批判への意趣返しだった
1水道民営化が参院委員会で可決!安倍政権と水メジャーの癒着
2安倍政権の国会蹂躙がヤバすぎ! 議長が言論封殺、自民理事が暴力
3THE MANZAIウーマン村本のもう一つの凄さ
4水道民営化法案が強行成立! 池上彰、石原良純も危険性を指摘
5 安倍首相が外国人実習生死亡の事実に「知らない」と無責任答弁
6 河野太郎の「次の質問どうぞ」はマスコミの弱腰が生んだ
7『NEWS23』駒田健吾アナが辺野古問題で涙を浮かべ
8 マクロンと安倍の金持ち優遇はそっくりなのに国民の反応は真逆
9 入管法改正をケント・ギルバートが批判
10三浦瑠麗に自民党山口県連から54万円、田崎史郎にも計38万円
11辺野古への土砂投入は“三文芝居”だ
12 沖縄・辺野古への土砂投入強行にアベ友企業が協力
13浦沢直樹が大阪万博誘致を「万博という発想、古くさい」と批判
14 水道民営化で自然災害が起きても復旧が困難に
15自民党が「護憲派を敵とみなしネガキャンせよ
16 順天堂大はコミュ力高い女子減点、柴山文科相が東京医大の差別擁護
17維新が国会と野党の抵抗を「税金の無駄」
18秋篠宮が「大嘗祭」には秘密の儀式が
19“コピペ疑惑”百田尚樹『日本国紀』を見城徹・幻冬舎社長が絶賛
20官民ファンドの高額報酬騒動は政権批判への意趣返しだった

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄