「カロリーゼロ」「糖質オフ」は余計に太る? 人工甘味料が大量に! 食品「ゼロ」表示に隠された罠

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
karadawokowasu_01_151207.jpg
『体を壊す食品「ゼロ」表示の罠』(SB新書)

 ここ数年、急激に増えている“ゼロ”食品や飲料。とくにテレビCMを打っている食品や飲料のほとんどが、「糖類ゼロ」や「カロリーゼロ」(または「オフ」「カット」「フリー」)などを強調していることがほとんどだ。

 たとえばアルコール飲料。長瀬智也と水川あさみがCM出演する「アサヒスタイルフリー」(アサヒビール)は、糖質ゼロでカロリーは100mlあたり24kcal。三村マサカズと桐谷美玲がイメージキャラを務める「極ZERO」(サッポロ)は、糖質ゼロ、プリン体ゼロ、人工甘味料ゼロ。サントリー「おいしいZERO」は糖質とプリン体ゼロを売りにしている。その他、カクテルやノンアルコールも同様に「ゼロ」だらけ。

 菓子類に目を向けると、チョコレートからはその名も「ZERO」(ロッテ)が登場。糖類ゼロが売りで、公式サイトには「健康を意識されている方に食べてもらいたい」との文言が並ぶ。そしてアイスや和菓子、クッキーにも“ゼロ”は波及している。

 マヨネーズ界からは、ノンコレステロールを謳う「キユーピーゼロ」(キユーピー)が登場。通常のマヨネーズが100kcalのところ、こちらは50kcalと見事に半分カット。ドレッシングは「ノンオイル」と書かれた商品が売れている。

 バターやマーガリンを見ると、バターが“ゼロ”とするのは「無塩バター」程度の一方、マーガリンの“ゼロ”は幅広い。

 コレステロール0の「ネオソフトハーフ」(雪印メグミルク)は、通常のマーガリンに比べると、カロリーが半分だという。他にも、「ラーマ プロ・アクティブ」(J-オイルミルズ)、「明治なめらかソフト」(明治)、「明治コーンソフトハーフ」(同)などが、塩分や脂肪分をカットしている。

 さて、これら“ゼロ商品”に対して警告をならすのが、『体を壊す食品「ゼロ」表示の罠』(SB新書)だ。著者は、医学博士で日本ダイエットスペシャリスト協会理事長の永田孝行氏。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

体を壊す食品「ゼロ」表示の罠 (SB新書)

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

「カロリーゼロ」「糖質オフ」は余計に太る? 人工甘味料が大量に! 食品「ゼロ」表示に隠された罠のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。羽屋川ふみ食品の記事ならリテラへ。

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄