安倍政権が警視庁の機動隊を辺野古に! 暴力弾圧の仕掛け人は官邸にいる“警備公安警察のドン”だった

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翁長雄志オフィシャルWEBサイトより


 先月、普天間基地の辺野古移設承認について取り消し処分を行った翁長雄志・沖縄県知事だが、これに対し政府は処分撤回を勧告。代執行により辺野古沖の埋め立て工事を再開するなど、なりふり構わぬ手段に打って出ている。

 この沖縄の世論を完全に無視する政府の暴挙に、連日大勢の人が米軍キャンプ・シュワブゲート前に詰めかけ、抗議の声を発し続けている。だが、ここで政府は、法的にだけでなく物理的な実力行使に打って出た。11月4日朝、東京・警視庁の機動隊約150名を投入し、反対する人々を強制排除し始めたのだ。

 琉球新報によると、辺野古警備に県外から100人超の部隊が投じられるのは初のこと。しかも、今回投入された警視庁の機動隊は、国内デモの鎮圧などの実績がある「鬼」と呼ばれる第四機動隊も含まれる。「警備」とは名ばかりで、その目的は“力による市民の制圧”だ。事実、報道によれば、機動隊は、抗議する人を両脇から抱えて連れ去ったり、機動隊車両と鉄柵で囲った場所に拘束したりするなどし、けが人や逮捕者も出している。

 言うまでもなく、安倍政権による辺野古埋め立て再開は権力の濫用であり、それに対する市民の抗議活動を実力で排除するのは民主主義を土足で踏みにじる行為に他ならない。しかし、そのために内地の機動隊を動員するとは……。

 これは、基地反対派だけでなく、内地への反発を強めている沖縄県民全体の神経を逆なでするような暴挙と言っていいだろう。

 もちろん、こんな判断を警視庁が単独でできるはずがない。今回の警視庁機動隊派遣は明らかに官邸の意志によるものだ。

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