「14歳でAV女優を志した」さんまもハマったAV女優・紗倉まなが抱える闇

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 ここ10年来、AVの垣根も低くなったと言われ、最近では事務所にAV女優志願者みずからの問い合わせも多いらしい。それにしても紗倉のAV女優への思いに、躊躇や迷いが一切ないことに驚かされる。紗倉のなかにあったのはひたすら憧れのAV女優という仕事に就きたいとの思いだった。

「自分のことを好きにもなれず、自信も持てなかった。だからこそ憧れだったAV女優という仕事をすることで自分自身と向き合い、殻を破りたかったのです」

 自分と向き合うためにAV女優になる。そのため面接で必ずきかれる撮影でのNG行為についても「なんでもやります!」、また親や周囲にバレるのを恐れてパブリシティ制限するAV女優も多い中、「パブリシティも全開」とやる気満々。しかもその意識は「私の中では『就職活動』と同等の感覚」だったという。そしてトントン拍子にデビューも決まりいよいよ親に報告となるが、母親の反応もまた独特だ。

 当初は「!?!?!?」と言葉にならない当然の反応で、心配をしたという母。だが自分の思いを伝える娘に、こう言ったという。

「あなたはいつもハチャメチャなことばかり言って…」
「はあ……(溜息)」

 そして「話し合いは、母親の『よくわからない子ね』という言葉と一緒に、涙も怒声もなく、静かに幕を閉じました(白目)」と最終的にはきちんと認めてくれたらしい。

 こうしてAV女優となった紗倉。デビュー作、初の現場でも緊張はなく、あくまでポジティブだ。

「他の女性が経験できないようなセックスができるわけですから、『どんな甘美な世界が繰り広げられるんだろう』」

 そんな期待にワクワクしたほどだった。さらにデビュー作が話題になり、学校の同級生にもバレたが、そこも乗り切った。

「楽しくてしかたない、ここは自分の天職だ!」
「裸で何かを伝えようとしている。それを自分で感じ取れたことに幸せを感じました」

 なんと前向きで素敵な女優さんなんだろう! AVという世界に憧れ、自ら望んでその世界に身を投じ、自分の出来ることを明るく一生懸命がんばる。幼女のようにかわいく、しかも巨乳。まさに天使のような存在だ。これほど明るくノー天気なAV女優の告白や自伝エッセイがあっただろうか。

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