NHKに屈するのも当然? 爆笑問題・太田光が右翼団体の抗議で「転向」していた!?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
bakushouohta_01_150120.jpg
『しごとのはなし』(ぴあ)

 爆笑問題が「NHKで政治ネタをボツにされた」と告発した問題は、結局、太田光が「政治ネタをやらないというのは、打ち合わせの段階で僕らは了承している」「言論統制なんてない」と釈明したことで一件落着となった。

 しかし彼らは1月7日放送のラジオで「今回、NHKで政治家さんのネタがあったんだけど、全部ダメっちゅうんだな。あれは腹立ったな」(田中裕二)「テレビ局の自粛というのはあります」(太田光)とはっきり発言していたはずだ。

 それが一転して、「言論統制なんてない」「ルール違反は俺ら」とNHKをかばう発言。しかも、籾井勝人会長とも「イベントで会って握手した」などと仲の良さをアピールしたのである。

 この“大人の対応”にはガッカリしたファンも多かったのではないだろうか。あの過激な太田がなぜ、と。

 だが、考えてみれば、彼がこんなふうに日和るのも無理はないのかもしれない。太田光が過激だったのは昔の話。この毒舌芸人は10年近く前、ある事件を境にして、決定的な「転向」をとげているのだ。

 それは、2006年のことだった。当時、太田は今とは比べ物にならないような過激な政治的発言を連発していた。雑誌連載や単行本、さらにはラジオで、憲法や教科書問題、靖国神社などに踏み込み、右傾化の風潮を徹底批判していたのだ。

 それまでも、ビートたけしや松本人志など、カリスマ的人気を得たお笑い芸人が活字で社会問題を語るということはあったが、彼らはイデオロギーがからむ問題には触れなかったし、社会批評ではむしろ空気におもねって戦後民主主義的価値観をちゃかすことで、「過激」という称号を得ていた。

 ところが、太田は逆。たけしや松本が否定した、愚鈍で格好悪いはずの平和や人権、平等といった戦後民主主義の擁護役を買って出て、時代の空気に真っ向から対決しようとしていた。

 とくにすごかったのが、「TV Bros.」(東京ニュース通信社)の「天下御免の向こう見ず」という連載だった。この連載の中で太田は、たとえば、9.11以降、繰り返される「テロに屈しない」という言葉に対し、こう反旗を翻している。

「テロに屈しないとは、言い換えれば“殺されても良い”そして“死んでも良い”ということだ」
「私にはそんな覚悟はない。アメリカの始めた戦争に付き合って殺されるのはまっぴらである」

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

トリックスターから、空へ

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

NHKに屈するのも当然? 爆笑問題・太田光が右翼団体の抗議で「転向」していた!?のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。NHK太田光代爆笑問題裏側酒井まどの記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍内閣大臣と暴力団の密接交際発覚も不問状況にほっしゃん。が
2 岡村隆史が『PRODUCE 101』で韓国人練習生にセクハラ・差別連発!
3 千葉の復旧遅れ テレビで政府の責任追及がタブーに! 坂上忍も羽鳥慎一も
4 『ミヤネ屋』でフェイク 文在寅攻撃の急先鋒・武藤元韓国大使の正体!
5 元AKB48大島麻衣の“嫌韓ネトウヨ”への反論がカッコいい
6 東山紀之が『旅サラダ』で菅官房長官の名前出し神田正輝も最敬礼
7 葵つかさが「松潤とは終わった」と
8 池上彰が朝日叩きとネトウヨを大批判
9 安倍政権御用ジャーナリスト大賞(前編)
10 ネトウヨ高須院長に息子が苦言!
11 テレ朝『ワイド!スクランブル』が「旭日旗」の極右デマ拡散
12 NHK『クロ現』が総理圧力の証拠報道
13 上田晋也の番組で東国原英夫と千原せいじが日韓問題への無知晒す
14 産経新聞が社員の1割をリストラ
15 柴山文科相が入試改革を批判した現役高校生を晒し上げ公選法違反と恫喝!
16 原発事故前に安倍が地震対策拒否
17 安倍政権御用ジャーナリスト大賞(後編)
18 橋下徹に恫喝された女子高生が告白!
19 玉川徹が「嫌韓本じゃない」とお詫びした本はやっぱり嫌韓本
20 停電続く千葉台風被害を放置し続ける安倍政権の冷酷
1久米宏が「テレビが反韓国キャンペーンをやってる」と真っ向批判
2安倍政権・厚労政務官が外国人在留申請で口利き「100人で200万円」
3 玉川徹がGSOMIA破棄で加熱するテレビの嫌韓煽動を批判
4明石家さんまが吉本上層部と安倍首相の癒着に痛烈皮肉!
5『ゴゴスマ』で今度は東国原英夫がヘイト丸出し、金慶珠を攻撃!
6『報ステ』の“安倍忖度”チーフPがアナやスタッフへの“セクハラ”で更迭
7『ゴゴスマ』で「日本男子も韓国女性が来たら暴行しなけりゃいかん」
8文在寅側近の不正に大はしゃぎの一方、安倍政権が厚労政務官の口利きに無視
9埼玉知事選で警察が柴山文科相への抗議を排除!柴山も表現の自由否定
10安倍首相がトランプからトウモロコシ爆買い
11菅官房長官「トウモロコシ大量購入は害虫被害対策」は嘘
12 GSOMIA破棄は安倍のせい 慰安婦合意から始まった韓国ヘイト政策
13安倍が後に先送り財政検証の酷い中身
14 GSOMIA破棄で日本マスコミの「困るのは韓国だけ」の嘘
15 松本人志や吉本上層部批判の友近、近藤春菜にバッシング、報復か
16『週刊ポスト』の下劣ヘイト記事は「小学館幹部の方針」の内部情報
17GSOMIA破棄!八代・有本ら安倍応援団は「嫌なら来るな」
18 『モーニングショー』で「暑さに耐えるのが教育」元高校野球監督は右派論客
19 古市憲寿の芥川賞候補作「参考文献問題」に選考委員が猛批判
20『関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった!』のデマとトリックを暴く

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄