ノーベル平和賞最年少受賞マララの知られざる二つの顔

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
malala_01_141017.jpg
 『わたしはマララ』(学研パブリッシング)

 今年のノーベル賞の授賞式が行われた。なかでもひときわ大きな注目を集めたのが、ノーベル平和賞を史上最年少の17歳で受賞したマララ・ユスフザイだろう。受賞スピーチでは「どうして『強い』といわれる国々は戦争を生み出す力がとてもあるのに、平和をもたらすにはとても非力なの?」「なぜ戦車を作ることは簡単で、学校を建てることが難しいのか」と少女らしい率直さで訴えつつ、「いまだに弟とケンカしてるのにノーベル平和賞」と冗談も交え笑いをとるなど、あらためてその聡明さを印象づけた。

「すべての子どもが学校で学べるように」マララの訴えは普遍的なものだが、一方で「欧米の広告塔ではないか」といった批判にもさらされている。しかし、彼女の発言をきちんと見れば、マララが単に欧米にかぶれているだけではないことはよくわかる。

 たとえば今回の受賞スピーチでも、こんなふうに語っている。

「今は、指導者たちにいかに教育が大切か、わかってもらおうと話すときではありません。彼らはすでにわかっています。自分たちの子どもは良い学校に通っているのです。今は彼らに行動を求めるときなのです、世界中の子どもたちのために」
「なぜ世界の指導者たちは、途上国の子どもたちには読み書きなど基礎的な能力があれば十分、という見方を受け入れるのでしょうか。自分の子どもには、代数や数学や科学や物理の宿題をさせながら」

 こうした発言を読めば、彼女が欧米の価値観に影響されイスラム社会を批判しているわけではなく、欧米に対してもまた批判的であることがわかる。彼女が目指しているのは、欧米化などではない。先進主義諸国も含めた世界全体のあり方の変革を訴えているのだ。

 マララが本当に目指しているものは何か。日本ではあまり報じられることのない、マララの意外な一面を「マララは欧米の手先ではない! 実は革命を目指す社会主義者だった!」「ノーベル平和賞マララが意外とミーハーでかわいい!」と題し、本サイトでは報じている。以下に再録するので、ご一読いただきたい。
(編集部)

……………………………………………………………

▽マララは欧米の手先ではない! 実は革命を目指す社会主義者だった!

 マララ・ユスフザイは、女性や児童が教育を受ける権利を訴え、イスラム武装組織タリバンに銃撃され命を危うくする状況におかれてもその主張を貫いていることで、世界中から支持を集め、ノーベル平和賞を史上最年少で受賞した。

 一方、これに対してネット上では、マララは、CIA工作員、イスラエルの支援を受けている、イルミナティのメンバー……などなど、各種の陰謀論が飛び交っている。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

わたしはマララ 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

ノーベル平和賞最年少受賞マララの知られざる二つの顔のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ノンフィクション文学編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 バイデン大統領就任でも日本のトランピストのフェイクは止まらない
2 河野太郎の「ワクチン接種5月」デタラメ呼ばわりこそフェイクだ
3 菅首相が「明るい話聞いた」相手は「コロナはインフル並み」が持論
4 蓮舫の菅首相演説事前公開はルール違反じゃない おかしいのは批判する側だ
5 特措法・感染症法の改正案が酷い 嘘の申告した感染者には懲役も
6 ノーベル賞・本庶教授が「PCR検査の大幅な拡充」訴えるも厚労省は…
7 安倍は原爆の日も核兵器禁止条約を黙殺
8 萩生田文科相が芸者あげてノーマスク会食! ワイドショーは追及せず
9 ぼうごなつこ『100日で崩壊する政権』は安倍政権のインチキの記録
10 もはや権力の「中の人」…御用ジャーナリスト5位〜2位、大賞を発表
11 葵つかさが「松潤とは終わった」と
12 櫻井よしこ、西岡力、文春…朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
13 安倍政権でも菅政権でも権力大好き! 御用ジャーナリスト大賞10位〜6位
14 読売新聞「菅首相が疲労」報道は安倍政権末期にもあった官邸の作戦
15 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
16 菅首相のポンコツが止まらない!「変異種」を忘れ、患者を「お客さん」
17 松本人志『ドキュメンタル』のセクハラ
18 吉村知事のずさんな政策決定と責任転嫁の手口を“8割おじさん”西浦教授が暴露
19 ポイント還元でも307 億円…安倍政権の電通優遇はネット情報操作の見返りか
20 麻生太郎が愛人の店に2360万円
1菅首相のポンコツが止まらない!「変異種」を忘れ、患者を「お客さん」
2ノーベル賞・本庶教授が「PCR検査の大幅な拡充」訴えるも厚労省は…
3もはや権力の「中の人」…御用ジャーナリスト5位〜2位、大賞を発表
4菅首相ポンコツ会見で「国民皆保険の見直し」というグロテスクな本音ポロリ
5吉村知事のずさんな政策決定と責任転嫁の手口を“8割おじさん”西浦教授が暴露
6特措法・感染症法の改正案が酷い 嘘の申告した感染者には懲役も
7安倍政権でも菅政権でも権力大好き! 御用ジャーナリスト大賞10位〜6位
8河野太郎の「ワクチン接種5月」デタラメ呼ばわりこそフェイクだ
9菅首相 緊急事態宣言の記者会見で露呈したヤバさ!結婚式みたいなセリフが
10 菅首相が「明るい話聞いた」相手は「コロナはインフル並み」が持論
11蓮舫の菅首相演説事前公開はルール違反じゃない おかしいのは批判する側だ
12 読売新聞「菅首相が疲労」報道は安倍政権末期にもあった官邸の作戦
13バイデン大統領就任でも日本のトランピストのフェイクは止まらない

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄