“錦織はゆとり”? ナイナイ岡村「ゆとり教育でアホが増えた」は本当か?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
nishigori_01_140909.jpg
錦織圭の大健闘の裏でナイナイ岡村が“ゆとり”批判?(「プロテニスプレイヤー 錦織圭 公式サイト」より)


 錦織圭、あと一歩で頂点に及ばず──それでも、錦織の全米オープン決勝進出は、日本中を歓喜の渦に巻き込んだ。そんなお祭りムードのなか、ナインティナイン・岡村隆史が放った発言が炎上している。

「ゆとり教育でアホが増えたぶん、スポーツでガンッていく人が出たのかなと思います。勉強したほうがええやろと思ってましたけど、早いうちに世界に目を向けてると、そんな結果出んねんなあ」

 岡村がこう発言したのは、7日に行われたフジテレビの特番会見でのこと。錦織の歴史的な活躍を問われ、なぜかゆとり教育批判をはじめたのだ。当然、ネット上には「努力してこそ得られた結果をよくこんなこと言えるなぁ…」「ゆとり教育のおかげじゃなくて頑張ってきたからでしょ」と岡村への反発が溢れかえり、「老害化」と切り捨てられてしまった。

 しかし、岡村と同じように、なにかあると「ゆとりのせい」と言い出す人は多い。今年6月に放送された『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)でもマナー講師の平林都が、ゆとり世代のネット依存体質を理由に「ゆとり世代の人は好きじゃない」と断言。2月放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)でも「会社のゆとり世代対策ランキング」が紹介され、その内容が「ゆとりに対するネガキャンだ」としてネット上で物議を醸した。

 こうした“ゆとりバッシング”に猛然と怒りを露わにするのが、教育評論家の尾木ママこと尾木直樹。世間のゆとり教育批判に「尾木ママ何か恐ろしささえ感じます!!」とブログでも主張する、ゆとり擁護の急先鋒だ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

生きづらいのは「ゆとり世代」だから、と思っている君たちへ

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

“錦織はゆとり”? ナイナイ岡村「ゆとり教育でアホが増えた」は本当か?のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。世代教育水井多賀子の記事ならリテラへ。

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄