慶應幼稚舎に金で入るにはいくらかかる? コネ入学者の割合は?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
keiouyoutchisha_01_140722.jpg
『慶應幼稚舎と慶應横浜初等部』(朝日新書)

 秋元康、郷ひろみ、清原和博、松岡修三──。これら著名人の共通項が何かお分かりだろうか。そう、お受験の最高峰といわれる慶應義塾幼稚舎に子息を入学させた面々だ。慶應義塾大学の付属小学校である慶應幼稚舎は、そのユニークで自由な教育方針、強固なブランド力で、お受験ママから絶大な人気を誇る小学校である。

 そんな慶應幼稚舎に変化が起きたのは2013年4月のことだった。同じ付属小学校として慶應義塾横浜初等部が新設されたのだ。しかも、創立早々、本家・慶應幼稚舎を凌ぐほどの人気学校となっている。

 いったいこの2つの付属小学校はどんな学校なのか。どういう差があるのか。そして、お受験にまつわるあの噂は本当なのか?

 幼児教室「アンテナ・プレスクール」校長で、お受験界のカリスマといわれる石井至氏が著した『慶應幼稚舎と慶應横浜初等部』(朝日新書)には、2つの付属小学校にまつわる驚くべき裏話が暴かれていた。

 その前にまず、両校の教学内容を紹介しておこう。小中一環の慶應幼稚舎はかなり“特殊”である。6年間クラス替えがなく担当教諭も同じ、しかも担当によってクラスの運営方法が違う。さらに教育方針は「勉強は強制しないし、勉強は家庭の責任」という自己責任だ。だが「児童一人ひとりの興味の方向と程度に応じて、ぴったりの教育を与えてくれる」、個性を伸ばす自由闊達な方針だといっていい。

 一方の横浜初等部はそれとは正反対といっていいものだ。それは「学校で勉強はしっかり教える」ということ。これは当たり前のように聞こえるが、慶應幼稚舎がそうではないので、大きな特徴になる。幼稚舎は勉強を熱心に教えないが、横浜は勉強重視ということらしい。また中学はなくて小学校オンリーだが、2年ごとにクラス替えをするし担当も変わる。当然、お受験の内容も、慶應稚舎は体操や行動観察がメインになるが、横浜の方が“お勉強色”が強くなる。授業料は慶応幼稚舎の初年度約154万円に対して約186万円と、横浜初等部のほうが割高だが、それでも人気があるのはこの勉強重視という方針ゆえだろう。

 さて、幼稚舎か横浜初等部か、あなたは子どもをどっちに行かせる? なんていう夢を見てもらうために、この本を紹介しているわけではない。本書を読むと、幼稚舎だろうが、横浜だろうが、そんなものは所詮、庶民にとって手の届かない存在であることがよくわかる。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

慶應幼稚舎と慶應横浜初等部 (朝日新書)

関連記事

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

慶應幼稚舎に金で入るにはいくらかかる? コネ入学者の割合は?のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。お受験慶應の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 蓮舫の菅首相演説事前公開はルール違反じゃない おかしいのは批判する側だ
2 菅首相が「明るい話聞いた」相手は「コロナはインフル並み」が持論
3 読売新聞「菅首相が疲労」報道は安倍政権末期にもあった官邸の作戦
4 特措法・感染症法の改正案が酷い 嘘の申告した感染者には懲役も
5 吉村知事のずさんな政策決定と責任転嫁の手口を“8割おじさん”西浦教授が暴露
6 もはや権力の「中の人」…御用ジャーナリスト5位〜2位、大賞を発表
7 菅首相のポンコツが止まらない!「変異種」を忘れ、患者を「お客さん」
8 葵つかさが「松潤とは終わった」と
9 櫻井よしこ、西岡力、文春…朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
10 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
11 安倍政権でも菅政権でも権力大好き! 御用ジャーナリスト大賞10位〜6位
12 菅首相ポンコツ会見で「国民皆保険の見直し」というグロテスクな本音ポロリ
13 大統領選不正デマを拡散した日本のトランプ応援団の妄言総まくり!
14 ノーベル賞・本庶教授が「PCR検査の大幅な拡充」訴えるも厚労省は…
15 産経が新潟知事選でフェイク野党攻撃!
16 麻生太郎が愛人の店に2360万円
17 PCR検査拡大を訴える大谷クリニック院長がテレビから消えた!
18 安倍首相が会見も新しい対策ゼロ! 質問打ち切りに記者から怒号
19 東山紀之が“反ヘイト本”を出版
20 安倍首相の病状説明に矛盾 「体調異変」と説明した時期にステーキ
1菅首相のポンコツが止まらない!「変異種」を忘れ、患者を「お客さん」
2ノーベル賞・本庶教授が「PCR検査の大幅な拡充」訴えるも厚労省は…
3もはや権力の「中の人」…御用ジャーナリスト5位〜2位、大賞を発表
4感染者560人! 吉村知事の「感染拡大が抑えられている」に非難殺到
5菅首相ポンコツ会見で「国民皆保険の見直し」というグロテスクな本音ポロリ
6吉村知事のずさんな政策決定と責任転嫁の手口を“8割おじさん”西浦教授が暴露
7菅義偉首相の言い訳がホラー「専門家が年末年始に感染者が少なくなると」
8特措法・感染症法の改正案が酷い 嘘の申告した感染者には懲役も
9安倍政権でも菅政権でも権力大好き! 御用ジャーナリスト大賞10位〜6位
10菅首相 緊急事態宣言の記者会見で露呈したヤバさ!結婚式みたいなセリフが
11 菅首相が「明るい話聞いた」相手は「コロナはインフル並み」が持論
12 読売新聞「菅首相が疲労」報道は安倍政権末期にもあった官邸の作戦
13蓮舫の菅首相演説事前公開はルール違反じゃない おかしいのは批判する側だ

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄