再放送でも話題『逃げ恥』はなぜ響いたのか? 星野源と作者・海野つなみが語っていたその理由

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
再放送でも話題『逃げ恥』はなぜ響いたのか? 星野源と作者・海野つなみが語っていたその理由の画像1
TBS『逃げるは恥だが役に立つ』番組ページより


 大晦日より連続放送されている『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)の再放送。今日は9話から最終回である11話まで放送される(一部地域除く)。

 昨日はツイッターでも『逃げ恥』に関するワードが次々とトレンド入りし、放送から1年近くの時が過ぎても、いまだに衰えないこのドラマの人気が改めて浮き彫りになった。

 しかし、『逃げ恥』はなぜそこまで視聴者の心に響いたのだろうか?

 大ブームとなった「恋ダンス」の影響もあるだろうし、「ムズキュン」とも呼ばれた主人公二人の微笑ましい恋模様の力もあっただろう。しかし、なによりも重要だったのは、社会が保守化し、「家族のあり方」に対しても窮屈な言論状況になるなか、見事にそのカウンターを示したからではないだろうか。

 また、この作品がカウンターを示したのは家族に関する問題だけではない。「多様性」に関わる問題もそうだ。

『逃げ恥』の登場人物たちは、オタクだったりゲイだったり毒女だったりプレイボーイだったりと、これまでの映画やドラマではステレオタイプな描き方をされてきたキャラクターが多い。

 しかし、『逃げ恥』はそのようなキャラクターをステレオタイプな物の見方に当てはめず、「その人」自身の個性や多様な側面も丁寧に描いてきた。

 本サイトでは、ドラマが放送されていた当時、主演の星野源や原作漫画家の海野つなみの発言を紐解きながら、作品が伝えるリベラルな思想について分析した記事を配信している。ここに再録するので、是非読んで『逃げ恥』の物語をより深く味わってほしい。
(編集部)

********************

 ついに今夜最終回を迎える『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)。今月6日に放送された第9話の総合視聴率(リアルタイムの視聴だけでなく、レコーダーによる録画再生も反映させた視聴率)は30%台に届くなど、人気も評判も日を追うごとに高くなっている。

『逃げ恥』がこれだけの人気作品となった要素は色々あるだろう。「ムズキュン」とも称される津崎平匡(星野源)と森山みくり(新垣結衣)の不器用すぎる恋愛模様はもちろん、「結婚」というシステムをめぐって2人が会社の人間関係や家族との関係に悩みながら前に進んでいくストーリーも極めて現代的なテーマである。

 なかでも先週放送の10話では、会社の人員整理に巻き込まれ近々職を失う予定の平匡が、本当に結婚すれば家事代行のための経費がかからず貯蓄に回すことができると無神経なプロポーズをしたのに対し、みくりが「愛情の搾取に断固反対します!」と宣言して求婚を拒否したラストシーンが話題となった。

 みくりは家事労働を「仕事」として引き受け平匡に雇用されてきたのに、お互いが恋愛関係になった途端、平匡は家事を無償労働として提案した──。つまり愛情で結ばれた関係であるならば見返りなど求めず家族のために尽くすのは女性として当たり前、という社会で“常識”とされている価値観を、みくりは愛情を盾にした「搾取」だと批判したのだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

再放送でも話題『逃げ恥』はなぜ響いたのか? 星野源と作者・海野つなみが語っていたその理由のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。新田 樹星野源海野つなみ逃げるは恥だが役に立つの記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 山本太郎が安倍に放火未遂スキャンダルを質問
2 W杯乱入プッシー・ライオットを非難する日本の異常
3 大飯原発逆転再稼働の裏に裁判所の策謀
4 生活保護叩きする前に吉岡里帆ドラマを見ろ
5 災害放置の安倍首相が“やってる感”だけ演出
6 アベ友・八木秀次に1200万もの公金横流し
7 安倍が選挙妨害に関与の決定的証拠
8 安倍が選挙妨害を依頼した男と密室謀議
9 青山繁晴が前川氏に論破されてボロボロ
10 タイ洞窟少年にまで自己責任バッシングする日本
11 志らくが『ワイドナ』でも赤坂自民亭めぐり大嘘
12 舛添問題で石原良純が挙動不審に!
13 嵐・相葉“紅白司会”の背後に五輪利権
14 葵つかさが「松潤とは終わった」と
15 安倍への忖度?山口県警が安倍系建設会社の捜査握り潰し 
16 山本太郎を評価せよ!
17 百田尚樹がお茶大LGBT入学に差別攻撃
18 グッディ!土田マジギレ真の原因
19 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
20 安倍が災害66時間放置をなかったことに
1安倍が豪雨災害対策を放置し飲み会優先
2安倍の豪雨対策そっちのけ飲み会に非難轟々!側近も
3安倍が選挙妨害に関与の決定的証拠
4 安倍が災害対応よりカジノ法案優先
5山本太郎が安倍に放火未遂スキャンダルを質問
6タイ洞窟少年にまで自己責任バッシングする日本
7加藤剛が「安倍政権は憲法違反の政権」
8災害放置の安倍首相が“やってる感”だけ演出
9 オウム死刑囚大量執行は井上の口封じか
10安倍が選挙妨害を依頼した男と密室謀議
11安倍への忖度?山口県警が安倍系建設会社の捜査握り潰し 
12オウム大量死刑執行報道は“公開処刑”だ
13 安倍が災害66時間放置をなかったことに
14アベ友・八木秀次に1200万もの公金横流し
15逮捕の文科省局長と安倍政権の関係、同じ支援事業に加計
16 百田尚樹がお茶大LGBT入学に差別攻撃
17志らくと八代弁護士が赤坂自民亭を擁護
18生活保護叩きする前に吉岡里帆ドラマを見ろ
19志らくと春蝶が赤坂自民亭めぐり安倍ポチ全開
20志らくが『ワイドナ』でも赤坂自民亭めぐり大嘘

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄