森友学園疑惑でも安倍応援団コメンテーターは健在! 古市憲寿と田崎史郎の必死すぎる擁護コメントに失笑

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
abe_170303_top.jpg
自由民主党HPより


 森友学園の国有地格安払い下げ問題をめぐって、次々と新たな疑惑が浮上している安倍首相。今週になって多くのワイドショーがようやくこの問題を報じ始めたが、しかし、コメンテーターのなかには、いまも安倍首相と昭恵夫人を露骨にかばい続ける応援団たちがいる。

 その一人が社会学者の古市憲寿氏だ。昨日2日に放送された『とくダネ!』(フジテレビ)では、渦中にある昭恵夫人が3年前、森友学園を訪問したときの新たな映像や、園児の歌を聞き感極まって涙を流す姿が紹介されるなど、夫人と学園の親密な様子が紹介されたが、しかしこの日コメンテーターとして出演していた古市氏は、司会の小倉智昭氏に振られたわけでもないのに、自らこんなこと言い出した。

「(昭恵夫人は)この学校の思想を表明するとか、教育勅語みたいなのを日本中に広めましょうというよりも、それぞれ特色がある学校がいろいろあってもいいじゃないか、ということじゃないかなと思うんですね。急に思想が愛国的とか、どっちかに触れたというよりは、すごくフラットな人なんだろうなという印象が僕はありますけどね」

 さらに番組では昭恵夫人が公人か私人かの議論になり、小倉氏が「(夫人は)完璧な私人とは言えない立場じゃないか」との疑問を呈し、笠井信輔アナも、昭恵夫人が昨年スタートさせたネット番組「安倍昭恵チャンネル」をもち出して、“憲政史上初の総理官邸からお伝えします”と銘打つ以上、安倍首相が夫人を私人と言い切ったことは問題だなどと提起したが、これに対しても古市氏はこんな言い訳を始めたのだ。

「でも一方で普段はSPもついていないんですね、逆にこっちが心配になるくらい、勝手に飛行機にのって、勝手にどこかに行っちゃうくらい自由な方でもあるんですね」
「たぶん僕の想像するところだと、昭恵さんがたぶんショックを受けていて、それに対して妻を犯罪者扱いしてほしくないというのが一番のメッセージだったのかな〜と僕からは思ったんですけど」

 安倍首相の言い逃れ答弁をまるで“妻への愛”から出た美談であるかのように語る古市氏。いつもは冷笑的なもの言いばかりするのに、相手が安倍夫妻となると、急にベタさ全開でかばいにかかるというのはびっくりだが、しかし、考えてみたらそれも当然だろう。本サイトでも何度も指摘しているが、古市氏は2014年4月に「第2期クールジャパン推進会議」の委員に選ばれたことを機に、安倍政権と急接近。また15年に安倍首相が歴史修正主義の権威付けのために肝いりで設置した自民党の機関「歴史を学び未来を考える本部」のメンバーにもなっているほどの関係だ。

 また、昭恵夫人との親密さはかねてから有名な話。例えば14年に昭恵夫人が校長として開校した「UZU(うず)の学校」の開校式に古市氏がパネリストとして駆けつけ、その後も個人的親交が続いていることは本人も公言している。

 こうした癒着と利権にあずかっているネオ御用学者としては、どんな強引な論理でもいいからかばうところを見せたかったということだろう。

 なんとも見苦しいが、しかし、この古市氏よりもっと必死だったのが、いまや安倍首相の“ワイドショー専門広報官”とも称される田崎史郎・時事通信社特別解説委員だ。

 田崎氏は森友問題がワイドショーで取り上げられるようになるや、籠池泰典理事長に問題を押し付け、「総理やご夫人が知らないあいだに利用されている場合もある」など必死で安倍首相をかばっているが、昨日2日には、これまであまり出演歴のない『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)に登場、珍妙な論理を披瀝した。

 たとえば、共産党の小池晃議員の追及で発覚した鴻池祥肇議員の口利き疑惑や、その証拠として示された鴻池事務所による籠池理事長との「面談記録」に対して、田崎氏はこんな主張を繰り返した。

「(面談記録では)籠池さんが事務所の誰と話したのかはわからない。議員本人なのか。事務所の人か。それは事務所の人の可能性のほうが高いと思いますね」
「鴻池さんはそれ(籠池理事長からの要請)を財務省に伝えていない。断っているわけですから。だから鴻池さんが働きかけたことと、政治家がどう動いたかは別です」
「(1日の会見について)鴻池さんの狙いは何か、自分に自信がなければ会見しないでしょうし、私は潔癖だ、関係を断ち切ったんだという狙いがある」

 安倍首相を擁護するのと同様、鴻池議員は“利用された”ことをあくまで強調する田崎氏。しかも仮に「面談記録」があったとしても、鴻池議員本人が籠池理事長と会っていない可能性を示唆さえしたのだ。言っておくが、番組の前日、鴻池議員本人が会見で籠池理事長と会ったことを認めているにもかかわらずだ。

 さらに放送時点で小池議員が「面談記録」が鴻池議員の事務所のものだと明かしていないことを盾に「前提が多すぎる。仮定に仮定を重ねている。もっと事実関係を詰めたほうがいい」「安倍総理、政府側は誰も資料を見ていない。それを自民党に調べろと言うのか、政府に調べろと言うんですか?」と逆ギレ。また、「面談記録」だけで鴻池議員が口利きをしたとは断定できないと何度も繰り返し、その信憑性を打ち消そうとしたのだ。

 挙げ句は「緻密なメモを残している事務所は珍しい。それは共産党に渡ったってことは僕は知る限り初めてですね」「細かく残したのは不思議」などと共産党や事務所の対応にまで疑問を呈する始末。
 
 その後も田崎氏は手を変え品を変え、安倍首相に火の粉が及ぶ事態に関し、全力で擁護し続けた。近畿財務局や大阪航空局が、強引な森園学園側をなぜストップできなかったのか、政治的介入があったのではとの質問には、「そう断言できる材料が少ない」と薄ら笑いを浮かべて否定。安倍首相本人の関与についてもこう言い切った。

「取引に関与、かかわっていたならば国会議員も総理を辞めるとはっきり言われている。自信をもって調べてた上で発言されているんです。自信をもっていないとあんな発言はしない」

 また、昭恵夫人が学園から講演謝礼を受け取っていた疑惑にしても、「(PTA会費の収支報告書は)遠足代として使ったのか、他に別の用途があるかもしれないし、この資料を持って昭恵さんがもらったとは断定できない」「自由奔放で、利用されている」と言いたい放題だったのだ。

 これに対し、玉川徹氏や高木美保氏といった他コメンテーターも時に呆れつつ、鋭く反論したが、田崎氏は最後まで自説を曲げず、首相や自民党を露骨にかばい続けた。

 だが、疑問なのは、こうした安倍首相・自民党の代弁者に展開になることがは当然わかっていたのに、『モーニングショー』がなぜ常連でもない田崎氏をこのタイミングで解説者として出演させたのか、だ。『モーニングショー』といえば、当初この問題にまったく触れようとしなかったワイドショーのなかでも、短いながらもいち早く取り上げ、今週月曜日(2月27日)放送では1時間近くも森友問題を追求する大特集を組み、視聴率も、また視聴者からの反響も上々だったというのに、である。

 しかし、あるテレビ朝日関係者は、「だからじゃないですか」と言ったあと、こんな推測を教えてくれた。

「周知のように、うちの局は安倍首相とべったりの幻冬舎の見城徹社長が放送番組審議会の委員長を務めていて、安倍批判の番組には陰に陽に圧力をかけてきていますからね。とくに『モーニングショー』のキャスティングには隠然とした力をもっていて、最近、やはり安倍首相の宣伝部長として頭角を現している元TBS政治部記者の山口敬之氏を番組に出演させたのも、山口氏の本を出版している見城氏のプッシュだったと言われています。『モーニングショー』がガンガン安倍首相批判をやりすぎているということで、見城氏が圧力をかけてきて、バランスをとるために、田崎氏を入れたんじゃないかとも言われています」

 とはいえ、ワイドショーの参入で、森友学園をめぐる安倍首相、そして自民党への疑惑が広く国民に浸透し、関心も高くなっているのは事実だ。今後も横槍に負けず、疑惑を追及してもらいたい。
(伊勢崎馨)

最終更新:2017.11.20 06:34

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

森友学園疑惑でも安倍応援団コメンテーターは健在! 古市憲寿と田崎史郎の必死すぎる擁護コメントに失笑のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。伊勢崎馨古市憲寿安倍晋三森友学園田崎史郎の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 自民党コロナ対策本部がヤバイ、青山繁晴らネトウヨがズラリ、陰謀論も
2 安倍首相が辻元清美に“前夜祭の決定的な嘘”を暴かれ窮地に!
3 槇原敬之は明らかに不当逮捕だ!薬物より怖い警視庁組対5課
4 安倍政権の酷すぎる新型コロナ対応!「金がかかる」と検査キットを導入せず
5 安倍政権のコロナ対応の遅さに非難殺到! 14 日まで感染症専門家会議設置せず
6 安倍政権はコロナも“自己責任 韓国は生活費支援も日本は休業補償認めず
7 『報ステ』政権忖度で首を切られたスタッフたちに支援の動き!
8 伊集院光がNHK『100分de名著』で「東京五輪、本当にいるのか」
9 安倍首相の強気の裏にニューオータニ幹部との関係
10 安倍「感染症対策のため獣医学部」は嘘! 加計は新型コロナ対応不能
11 葵つかさが「松潤とは終わった」と
12 安倍政権御用ジャーナリスト大賞(前編)
13 国内感染広がるも百田尚樹ら極右はまだ「中国人を入れるな」
14 小学8年生の安倍伝記漫画が反日と炎上
15 「全国高校生未来会議」仕掛人に新疑惑
16 「桜を見る会」前夜祭問題でニューオータニ総支配人が
17 新型コロナで高須院長やネトウヨが北朝鮮の「全員隔離」を絶賛
18 安倍政権御用ジャーナリスト大賞(後編)
19 『報ステ』から政権批判が消える! 派遣切り、安倍シンパ出演
20 グッディ!土田マジギレ真の原因
1 久米宏が「テレビが反韓国キャンペーンをやってる」と真っ向批判
2 安倍政権・厚労政務官が外国人在留申請で口利き「100人で200万円」
3 玉川徹がGSOMIA破棄で加熱するテレビの嫌韓煽動を批判
4 明石家さんまが吉本上層部と安倍首相の癒着に痛烈皮肉!
5 『ゴゴスマ』で今度は東国原英夫がヘイト丸出し、金慶珠を攻撃!
6 『報ステ』の“安倍忖度”チーフPがアナやスタッフへの“セクハラ”で更迭
7 『ゴゴスマ』で「日本男子も韓国女性が来たら暴行しなけりゃいかん」
8 文在寅側近の不正に大はしゃぎの一方、安倍政権が厚労政務官の口利きに無視
9 埼玉知事選で警察が柴山文科相への抗議を排除!柴山も表現の自由否定
10 安倍首相がトランプからトウモロコシ爆買い
11 菅官房長官「トウモロコシ大量購入は害虫被害対策」は嘘
12 GSOMIA破棄は安倍のせい 慰安婦合意から始まった韓国ヘイト政策
13 安倍が後に先送り財政検証の酷い中身
14 GSOMIA破棄で日本マスコミの「困るのは韓国だけ」の嘘
15 松本人志や吉本上層部批判の友近、近藤春菜にバッシング、報復か
16 『週刊ポスト』の下劣ヘイト記事は「小学館幹部の方針」の内部情報
17 GSOMIA破棄!八代・有本ら安倍応援団は「嫌なら来るな」
18 『モーニングショー』で「暑さに耐えるのが教育」元高校野球監督は右派論客
19 古市憲寿の芥川賞候補作「参考文献問題」に選考委員が猛批判
20 『関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった!』のデマとトリックを暴く

カテゴリ別ランキング


マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄