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ウーマン村本がベッキーをテレビで堂々擁護! 問題のLINEもふつうのやり取り、と! 対照的に松本人志は…
左・「ウーマンラッシュアワー 村本大輔のオールナイトニッポン」公式サイト/右・フジテレビ『 ワイドナショー』番組ページより
一向に収束の気配が見えない、ベッキーとゲスの極み乙女。の川谷絵音の不倫騒動。とくにベッキーにたいする攻撃はすさまじく、ついにベッキーは休業に追い込まれ、引退まで取り沙汰される事態となっている。
テレビをはじめとしたメディアでは、以前にも増したベッキーバッシングが展開されている最中、過去にベッキーとの恋仲も噂されたウーマンラッシュアワーの村本大輔が、そんな世間の空気に抗い勇気あるベッキー擁護を展開した。
それは、先ほど放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)でのこと。以前、「フライデー」(講談社)にてベッキーに高級カバンをプレゼントされたと報道された件を松本人志らに追及される場面もあったが、それにも負けず村本はベッキーを擁護した。「ベッキーさんはライブに来てくれるときに関係者枠で招待されているのにも関わらず、一筆添えてチケット代を封筒に入れて渡してくれる唯一の芸能人」と、カメラのまわっていないところでもいかに彼女が性格がいいかを物語るエピソードをまず披露。
さらに続けて、ベッキーバッシングを過熱させた、謝罪会見の前日の「友達で押し通す予定!笑」「ありがとう文春!」「センテンス スプリング!」といったLINEのやり取りについても、こんなふうに語った。
「僕この前ね、ふつうにコンパしたんですよ。そしたら、女の子が『えっ? コンパしてるんや! ツイッターに書こう』って言われたんですよ。でも、コンパって、普通にみんなしてるじゃないですか? で、これがふつうの男女で、LINEで『不倫がバレた』とか、おんなじようなやり取りすると思うんです。ただ、芸能人でお金いっぱいもらってたりとかして知名度があるから、何十倍にも叩かれるだけであって、この話はみんなに対してあることだと思う」
それまでは同情的だった芸能人も「もう、かばいきれない」と手のひらを返し、「裏の顔」「騙した」などとベッキーの人格批判の材料にされている、会見前日のLINEのやり取りだが、村本は「ふつうのカップルでもするような、ありふれたやり取りにすぎない」と冷静に指摘したのである。
たかが不倫で、犯罪を犯したわけでもないのに、まるでベッキーを殺人者のように糾弾する空気が蔓延しているメディアのなかにおいて、村本のこの発言は特筆すべきものだ。
同時期に話題になったSMAP関連のニュースでは、「ブラック企業」体質丸出しのジャニーズ事務所、特にメリー喜多川副社長よるパワハラ行為は一切糾弾せず、それどころか、丸乗りして飯島三智マネージャーを叩くマスコミ各社。この構図は、実は今回のベッキー騒動でも当てはまるもの。ベッキーがここまで犯罪者のように叩かれるのは、彼女がサンミュージックという、老舗ではあるが、ジャニーズ事務所やバーニング、吉本といった大手芸能プロダクションのようにマスコミを黙らせる手段をもたない、弱小事務所に属しているタレントだからである。
そんな空気に乗っからなかった今回の村本の発言は、「ゲスキャラ」に似合わず、実にまっとうなものであった。
対照的だったのは、村本のベッキー擁護を遮るように、「休業するのはズルい」などとベッキーをエラそうに批判してみせた松本人志だ。
「35年やってますけど、僕もつねに心身健康なわけじゃないですよ。嫌なときはホンマにやめたろうかと思うことも何回もあったけど、やっぱ、僕、休めへんし」「休んだらアカンと思うわ」
この男は、これまで数々のスキャンダルを吉本の力で潰してもらってきたことを忘れているのだろうか。かろうじてごく一部の週刊誌で報じられてもテレビの世界ではなかったことになる。ベッキーのような袋叩きにあった経験など、松本には35年の芸能生活のうちでただの一度もないではないか。事務所の力で、都合の悪いスキャンダルは一切報じられず、抗議を理由にテレビ局から降板を迫られることもない、まさに大手事務所の力に守られた典型だ。自分はそんな安全地帯に身を置きながらその自覚もなく、叩かれ放題のベッキーに対して「休むのはズルい」などとよくもそんなエラそうなことが言えたものである。
そんな先輩を前にベッキーをかばってみせた村本は立派だが、ラジオやツイッターで展開していた擁護論に比べると、いささかトーンダウンしたものだったのが少々残念だ。
村本は、少し前には、ベッキーのCM契約を終わらせた企業各社を批判するなど、もっと踏み込んだバッシング批判、強いベッキー擁護を語っていた。その発言を取り上げた記事をここに再録するので、是非読んでみてほしい。
(編集部)
********************
ゲスの極み乙女。川谷絵音との不倫問題で、ベッキー批判がさらに拡大している。きっかけは、先日21日に発売された「週刊文春」(文藝春秋)に掲載されたLINEのやりとり。謝罪会見の前日にふたりが〈ありがとう文春!〉〈友達で押し通す予定! 笑〉などとメッセージを送り合っていたことが暴露され、「あまりに反省が足りなさすぎる」「芸能人失格」とまたしてもベッキーに非難が集中。総バッシング状態に陥っている。
だが、これは果たしてここまでいきり立つような問題なのか。そもそもいまバッシングの材料になっている〈ありがとう文春!〉〈友達で押し通す予定! 笑〉というLINEメッセージは前述したように謝罪会見の前日のもの。すなわち不倫が発覚した「週刊文春」の発売2日前のもので、紙面上にベッキーバッシングの発端となったふたりのLINEが流出していることは知らなかったはずだ。
さらに、〈ありがとう文春!〉というのは川谷が先に送ったメッセージであり、非難を浴びているベッキーの〈友達で押し通す予定!笑〉というのも、ベッキーの性格を考えればよくわかるような一言だ。そもそもベッキーは有吉弘行から「元気の押し売り」と不名誉なあだ名をつけられても「すごくうれしい」などと返してしまうような人物。ネガティブな話でもポジティブに解釈するベッキーのこと、しんどい状況ゆえあえて明るく前向きなことを言って好きな川谷を励まそうとしているだけではないか。だいたい交際1カ月程度という関係性のなかでは、いたって普通の反応ともいえる。
にもかかわらず、ワイドショーも世間も、ついにはベッキーに対する人格批判まで開始。不倫発覚時はベッキーに同情的だった『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ)のMC・小倉智昭も「バカじゃないの?」と吐き捨てたが、同じように「ベッキーには裏の顔がある」「上から目線」「人をバカにしている」「不倫のくせに楽しんでいる」「ノーテンキすぎる」とベッキーを糾弾。ベッキーを擁護するようなコメントがあった番組にまで批判が殺到するという異常な状況になっている。
皆で声高に純潔を叫ぶ……ベッキーひとりを突き上げる様子を見ているともはや“道徳ファシズム”と言っていいような様相を呈している。このバッシングの嵐が吹き荒れるなか、たったひとり、ベッキーを擁護し、正論を口にしている人物がいる。それはウーマンラッシュアワーの村本大輔だ。
村本といえば、ベッキーの不倫問題が発覚直後から「(メディアは)揚げ足を取るというか、悪意あるほうにとるから」「(これから)大変かもしれないですね」などと同情的だったが、その予想通りにバッシングは過激化。他の芸能人たちがベッキー擁護を躊躇するようになる一方で、村本だけは比例するように擁護の語気を強めていった。
たとえば、18日放送の『ウーマンラッシュアワー村本大輔のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、「半年に2回くらい不倫するですよ、僕は」と言い放ち、「そういう僕みたいなプロから言わすと、不倫のプロから言わすと、ちゃんとLINE消すんですよ、僕は」「(不倫に慣れていたら)写真なんて絶対に証拠残さないですよ」「でもそこで消さずに残してる、相手の人にも消せって言ってない、残してる。ってことは、相当、恋愛に慣れてない人なんですよね」とふたりをかばった。さらに、川谷が下積み時代から支えてきた妻を裏切ったことに怒りの声が集まるなかで、「下積み時代を支えてくれた女性を売れたら捨てるというのは芸人にもよくある」とさえ話した。
そして、「反省の色なし」とバッシングされているLINE第二弾が「週刊文春」に掲載され、ベッキーが契約していたCM10社のほとんどが契約打ち切りと報じられた際には、こんな企業批判を繰り出した。
〈使うだけ使って都合悪なったらいっせいに、逃げ出す企業。こっちは焼きそばにゴキブリ入っててもずっと買い続けるのに。それこそマイナスイメージですよね〉
スポンサー頼みのテレビ界で活動する芸人にとって、かなり勇気のいる発言だと思うが、当然、村本のもとには「まだベッキーを擁護する気か」と批判が集中。しかし、それでも村本は怯まず、このように抗した。
〈擁護?奥さんと旦那さんと本人の話やからこっちは関係ないですよね。死刑台を囲みはしゃぐ異常者のヒマ人おつかれっす〉
たしかに村本は普段から“炎上芸人”として鳴らす人物だが、炎上芸のためにベッキーを擁護しているとは思えない。ただ言いたいことを言う、その姿勢を貫いた結果、バッシングに加担する人々を「異常者」と断言し、タブーである企業批判をも行ったのだろう。
実際、村本はベッキーの不倫問題が発覚した直後から〈文春さん。パラダイスも不倫してますよ。何人も〉と、相方の中川パラダイスのキス写真をTwitterに投下(!)。つづけて〈ただパラダイスの不倫は誰も興味ないのよ〉〈なにを、するかではなく誰がするか。平等じゃないよね〉と、不倫が大きく報道される芸能人がいる他方でまったく報じられない芸能人がいることを疑問視。また、11日放送の『オールナイトニッポン』でも、「結婚しているって言われても、パッと切ることはできないでしょう? みんなもそうやと思いますよ」と、ベッキーの心情に寄り添うかのように発言していた。
不倫、不倫と騒ぐが、不倫なんて世の中のそこらじゅうに転がっている話。それをみんなして叩くとか、おかしいだろ──? この村本の言動は、どう考えても芸能人として危ない橋をひとり渡るようなものだが、社会の空気など読まず、自分の不利益になってもはっきり言いたいことを言うその姿勢はアッパレとしか言いようがない。
しかも、村本とベッキーは、2014年に熱愛の噂が立った浅からぬ関係。当時、村本は交際の事実を否定しているが、今回のベッキー擁護の姿勢には「元カノだから守ってるんじゃないの?」と懐疑的な見方をする人もいる。だが、もしそうだったとしたら、村本の態度はなおさら誠実ではないか。
同じく“ゲス”を冠にする川谷と村本だが、今回のベッキー擁護を見ていると、村本はじつはゲスではない、ということなのだろう。
(大方 草)
最終更新:2016.01.31 04:27
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