古市憲寿が政府のコロナ対策を検証する「有識者会議」入りで疑問の声! アベノマスク、GoTo擁護、検査抑制など、問題発言総まくり

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古市憲寿コロナトンデモ発言総まくり「検査受けたがるの不思議」「市中感染ない」「それって普通の風邪」…

 これら「アベノマスク」擁護コメントだけでも、古市氏が政府のコロナ対策を検証するにふさわしい有識者ではないことがはっきりとわかるが、しかし、古市氏が有識者メンバーに不適格なのは、これだけが理由ではない。古市氏が有識者としてふさわしくないのは、氏がPCR検査抑制論を振り撒いてきたひとりだからだ。

 たとえば、2020年2月26日放送の『とくダネ!』(フジテレビ)で古市氏は、「PCR検査を受けても現状コロナウイルスの肺炎は特効薬がないし、基本は自宅で安静にして重篤化したら病院に行く。検査結果がどうであれ対応は変わらない」「検査が陽性でも陰性でも行動は変わらないのに、なんでみんな検査を受けたがるのだろうとすごい不思議」とコメント。さらに、同年3月11日放送の同番組では「全体の感染者数が問題になりますけど退院者数も増えている」と言及した上で、「街中で市中感染みたいな『モーニングショー』が煽っていることにはなっていない」と述べた。

 当時、厚労省はPCR検査を抑制しようと必死で、検査拡充を訴えていた『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)を目の敵にし、同月5日にはあたかも同番組がデマを報じたかのようなツイートを投稿。その後、『モーニングショー』の検証によって、むしろデマを流していたのは厚労省のほうだったことが判明したが、ところが橋下徹氏をはじめとするPCR検査抑制論者は揃って『モーニングショー』を攻撃。古市氏もそのひとりだったのだ。

 ちなみに、古市氏が「街中で市中感染みたいな『モーニングショー』が煽っていることにはなっていない」と語ったあとの3月下旬から感染者数は急増し、厚労省の「受診の目安」に縛られて症状があっても検査が受けられず、自宅で重症化・死亡するケースが起こった。いや、この第1波以降も古市氏らはPCR検査抑制論をワイドショーで喧伝。検査抑制論を唱えていた者の多くはその後も誤りを認めることなく「必要な検査」はするべきなどと論点をずらし、検査に制限が必要であるとの前提を改めなかった。その結果、検査体制や保健所機能の強化、病床や隔離療養施設の増強といった問題が放置されていったのだ。この国のコロナ対策を失敗に導いた検査抑制論者のひとりである古市氏が、政府のコロナ対策を検証できるはずがないだろう。
 
 しかも、古市氏の問題発言はこれだけにとどまらない。「経済を回せ」派の古市氏は、菅政権がゴリ押しした「GoTo」キャンペーンに対し、2020年12月、感染者が増加するなかでも「GoToをやり玉に挙げるんじゃなく、何が大丈夫で何が危険かをもっと整理したほうがいいと思う」「Go Toは止めなくてよかった」と擁護を展開。一方、「そもそも冬って人が死にますからね。別にコロナ関係なしに」などと発言し、コロナを軽視していた。これはオミクロン株の国内感染例が増えていた昨年末も同様で、2021年12月には「現状の情報を見る限りは、そんなにオミクロン株ってすごい恐れるべきではないっていう状況」「感染力が拡大しているけども、重症化率が下がるのであれば、それって普通の風邪」などとコメント。逆に騒ぎすぎていると問題視し、「むしろ『コロナの騒動を長引かせたい人がいるんじゃないかな』っていぶかしがっちゃうぐらい」などと口にしていた。

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