吉村洋文知事がリテラへの反論ツイートで馬脚! 「大阪・兵庫間の往来自粛」が厚労省文書の誤読でないなら、もっと悪質な意図的歪曲だ

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吉村洋文知事がリテラへの反論ツイートで馬脚! 「大阪・兵庫間の往来自粛」が厚労省文書の誤読でないなら、もっと悪質な意図的歪曲だの画像1
吉村洋文(大阪府知事)Twitterより


 吉村洋文・大阪府知事と松井一郎・大阪市長が19日午後に唐突に発表、両府県民をおおいに戸惑わせた「大阪・兵庫間の往来自粛」。この問題をめぐって、なんと吉村知事が本サイト記事をあげつらうツイートをした。

「新型コロナと必死で闘っている」と強調する割に、知事自らメディア攻撃とは、「おまえは実は暇なのか」とつっこみたくなるが、せっかくなので、そのインチキを検証しておこう。

 吉村知事が問題にしたのは、本サイトが20日に配信した記事。この記事で、本サイトは「大阪・兵庫間の往来自粛」について、国はそんな要請などしておらず、吉村知事と松井市長の誤読による、まったく意味のない誤った施策であると主張した。

 その最大の理由は、20日15時44分、吉村知事自身が批判を受け、「厚労省から受けた提案」の証拠として自分のツイッターにあげた文書だった。 

 この文書は、〈大阪府・兵庫県における緊急対策の提案(案)〉と題されたものだが、実際は、大阪府と厚労省の意見交換の場でその場にいなかった「ひとりの専門家の個人的メモ」を紹介しただけで、国の正式な提案文書でも要請文書でもなかった。

 さらに、もっと決定的なのは、そこに提案として書かれている文言が〈大阪府・兵庫県内外の不要不急な往来の自粛を呼びかける〉というものだったことだ。つまり、提案文書が求めていたのは、大阪、兵庫それぞれの、府内・県内も含めた全般的な往来の自粛であり、大阪府・兵庫県の間の往来自粛など、どこにも書いていなかったのだ。

 ところが、吉村知事は、この重大な過ちを認め修正するどころか、21日朝放送の『ウェークアップ!ぷらす』(読売テレビ)でも、実際にとった対策とまったく違うことが記されているこの文書をドヤ顔で披露し、さらに同日のお昼前(午前11時18分)にはリテラの記事をリツイートし、こう反論したのだ。

〈このレベルのことは僕が19日最初に記者発表した段階で記者が聞いてるよ。国の提案は大阪兵庫間だけなく、その他の府内外も含む。要請期間も3週間の長期。緊急事態宣言もない中で、連休3日間に絞り込み、大阪兵庫間に絞り込みをかけた。国の試算値を重視し、対応は政治判断。〉

 ようするに、吉村知事は19日の会見で、厚労省の提案文書と内容が違うことを記者から質問されており、それを承知で「政治判断」で連休3日間、大阪兵庫間の往来自粛を呼びかけたと主張したのだ。

 だとしたら、これ、「誤読」よりもっと悪質だろう。なぜなら、吉村知事は「国の提案は大阪・兵庫間だけなく、その他の府内外も含む」つまり、国の提案と大阪府の実際の呼びかけはまったく異なる、ということを認識していながら、大阪府民にきちんと説明していなかったからだ。

 実際、報道ベースで紹介されている吉村の会見での発言は「国の専門家から、大阪府そして兵庫県における緊急の対策の提案の案というものをいただきました」「これを踏まえまして、大阪そして兵庫間の往来につきましては、この3連休については、不要不急の往来を控えていただきたいと思います」といった内容。大阪府庁のHP を見ても、吉村知事が今回の措置と厚労省の提案との違いを説明した発言は見つからない。吉村知事は19日18時半から囲み会見を開いており、記者から質問を受けたとすれば、このときの質疑応答だと思われるが、その部分の動画や会見記録も見当たらない。大阪府はなぜこんな重要な会見を誰でも簡単にアクセスできるところに公開していないのか。

 20日、ツイッターで根拠となる「厚労省からの提案文書」を公開した際も同様だ。吉村は「国の提案はその他の府内外も含む」なんてことは一言もいわず、こう説明していた。

〈厚労省から受けたこの提案を重視し、方針を決定した。単なる有識者やコメンテーターが作成したものじゃない。国がこの書類を持って大阪府と兵庫県にわざわざ説明に来て提案された。〉

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