百田尚樹ら安倍応援団が辰巳琢郎を人格攻撃していた理由!“歴史修正主義丸出し”吉村洋文大阪市長との親和性

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辰巳ディスの百田ツイッター


 2015年の住民投票で否決されたにも関わらず、「大阪都構想の信を問う」と言い出し、そろって辞職する松井一郎府知事と吉村洋文大阪市長。互いに役職を入れ替えてのぞむ4月7日のW首長選挙は、大阪で維新と対立する自民党が、俳優の辰巳琢郎に府知事選出馬を要請したことで、いっきに注目度が高まった。

 ところが、辰巳は要請を謝絶。自民党は元府副知事の小西禎一を擁立することになったわけだが、興味深いのは安倍応援団の“辰巳ディス”だ。

 たとえば作家の百田尚樹センセイ。10日には〈もし、出馬したら、大馬鹿者ということを証明したことになるね〉〈即座に断らないところが、コジキ根性丸出しやね〉との罵倒を連投。辰巳が出馬を断ったとのニュースが報じられた後も、〈ま、維新をつぶしたいだけで、辰巳琢郎を担ぎ出そうとするなんて、自民党もクズやね!〉〈もし辰巳琢郎氏が自民党から府知事選に出ていたら、ぼくは仕事を休んで吉村さんの応援に行き、自民党をつぶしにいかなあかんなと思ってたけど、とりあえず、仕事に集中できるから、よかった〉などとグチグチと投稿していた。

 他にも、百田センセイの『日本国紀』(幻冬舎)を編集した有本香氏もまた、〈今どき政治の実務経験ない人をいきなり大阪府知事に担ぐとは自民党は何考えているのか〉〈「維新を終わらせる」を目的にするのは大間違い〉などとツイート。幻冬舎の見城徹社長も〈何故、俳優として人気がないか?上っ面で見栄っ張り。あるのはチープで空疎な選良意識だけ〉とものすごい勢いで辰巳へ人格攻撃をしかけ、一方で〈少なくとも大阪維新の会は大阪のことを真剣に考えている。自民党は何も考えていないことを露呈した〉と維新を持ち上げていた。

 安倍自民党が大好きな百田センセイ一派が、なんでこんなに自民党が辰巳を担ぎ上げようとしたことをディスったのか。一応、解説しておくが、維新は国政では安倍政権の“改憲補完勢力”であり、実際、安倍官邸と松井府知事の関係は良好といわれるが、一方で大阪の自民党は、都構想などをめぐり維新と長らく対立、選挙では共産党とも共闘している。簡単にいうと、安倍応援団から見れば「大阪限定で自民党は悪、維新こそ大正義」というわけなのである。

 まあ、いずれにしてもこの慌てよう。なりふり構わないとはこのことだろう。とくに百田センセイに至っては「吉村さんの応援に行き、自民党をつぶしにいかなあかん」とまで言ってのけたわけだが、ようするに、知名度のある辰巳の府知事選立候補によって、維新の吉村が食われるのではないか、と連中にとっては気が気でなかったらしい。

 ちなみに、百田と吉村市長は例の“司法認定ウソノンフィクション”こと『殉愛』(幻冬舎)を巡っても浅からぬ縁がある(生前にやしきたかじんの遺言執行人弁護士を務めたのが吉村)のだが、それは置くとしても、百田センセイがこれほどまでに吉村に入れ込んでいるのも、考えてみれば当然かもしれない。

 というのも、吉村市長は百田と同じネトウヨ思想の“お仲間”だからだ。

 記憶に新しいのは2017年、米サンフランシスコ市が旧日本軍の戦争犯罪被害を象徴する従軍慰安婦像の設置を承認したことを受け、吉村市長が大阪市との姉妹都市関係の解消をぶち上げたことだろう。

 その翌年、吉村市長はサンフランシスコ市長に慰安婦像の市有化撤回や撤去を求める書簡を送り、結局、同年10月、期限までに回答がなかったとして60年以上に及んだ姉妹都市の関係を解消してしまった。BBCの報道によれば、サンフランシスコのブリード市長は声明で、「我々2都市の市民間に存在している関係を、1人の市長が一方的に終わらせることはできない」と諭したというが、吉村市長は一方的に打ち切ったのだ。

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