河井案里議員の「安倍マネー1億5千万円」はやっぱり違法! 安倍首相に嫌われた対立候補にはわずか10分の1の金額で「ひどすぎる」と激怒

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
河井案里議員の「安倍マネー1億5千万円」はやっぱり違法! 安倍首相に嫌われた対立候補にはわずか10分の1の金額で「ひどすぎる」と激怒 の画像1
河井案里公式HPより


 公選法違反容疑で強制捜査が入った自民党・河井案里議員と夫である河井克行・前法相に持ち上がった、「安倍マネー1億5000万円」問題。昨年の参院選で広島選挙区から新人候補として自民党から出馬した案里議員の選挙に、なんと自民党本部が1億5000万円も投入していたという疑惑だ。

 昨日おこなわれた参院代表質問では、立憲民主党・福山哲郎議員がこの問題を取り上げ、「考えられない金額。自民党総裁として事実かどうか答えてください」と迫り、「安倍総理の秘書が少なくとも4人、広島の選挙に手伝いに入っていたという報道もあるが、これも事実か」と問いただしたのだが、安倍首相はこの質問をスルーして答弁しなかった。

 なぜ質問に答えられないのか、答えは明白だ。そもそも、これほどの巨額を動かせるのは、自民党でも安倍首相か菅義偉官房長官、二階俊博幹事長しかいない。そして、本サイトで繰り返し言及しているように、この問題の選挙は安倍首相のことを下野時代に「過去の人」呼ばわりした自民党の重鎮・溝手顕正氏を蹴落とすために、2人区の広島選挙区に安倍官邸が主導して案里氏を擁立。福山議員が言及したように、安倍首相は自ら案里氏の応援に駆けつけるだけではなく、地元・山口の安倍事務所の筆頭秘書をはじめ少なくとも4人の秘書を案里氏の選対に送り込んでいたといわれている。

 つまり、選挙を私怨を晴らすために使い、その資金として1億5000万円という異常な巨額を投じていたのだ。実際、溝手陣営が党本部から受けた選挙資金は1500万円だといい、じつに10倍もの差となっている。溝手氏の支援者もテレビ朝日の取材に対して「ひどすぎる」「『新人だから倍』くらいなら許容範囲かもしれないけど『10倍』はおかしい」と憤りをあらわにしていた。

 あまりにも露骨な安倍首相の肩入れぶり──。一方、安倍首相による復讐劇の“刺客”となって当選した案里議員は、昨日、「いただきましたが、違法ではありません」と大見得を切った。

 だが、案里議員がそう抗弁する他方で、この金の流れをめぐっては、公選法247条違反(選挙費用の法定額違反)にあたるのではないかという声もあがっている。

 選挙では各陣営が使う選挙費用については公選法で上限が定められ、上限額は選挙の種類によって異なる固定額と選挙人名簿に登録された有権者数などによって算出される。これは選挙の公平性を担保するためのものだ。法定額を超えて支出すると、出納責任者が3年以下の禁錮又は50万円以下の罰金になり、連座制の適用によって候補者も当選無効となる。

 そして、昨日23日おこなわれた野党合同ヒアリングに出席した総務省の自治行政局選挙部の担当者は、参院広島選挙区の場合、選挙費用の法定上限は「4700万円くらい」と述べた。つまり、自民党本部が投入した1億5000万円の約3分の1だ。

 案里議員は「違法性はない」と言うが、1億5000万円を選挙資金として投入されながら、支出をその3分の1におさめたとは考えにくい。実際、この問題をスクープした23日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、〈異常な「金満選挙」は選挙中から注目を集めていた〉と報じ、1回1500〜2000万円ほどかかるビラのポスティングを公示前から何回もおこなっていたことを自民党の広島県議が証言し、「菅義偉官房長官が演説に来たときは駅から数百メートルにわたって看板が立てられるなど、とにかく物量がケタちがい」とも述べていた。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

河井案里議員の「安倍マネー1億5千万円」はやっぱり違法! 安倍首相に嫌われた対立候補にはわずか10分の1の金額で「ひどすぎる」と激怒 のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。国会安倍晋三河井克行河井案里編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 石原伸晃の無症状ですぐ入院に非難殺到! 入院中の国立大学病院は救急お断りも
2 バイデン大統領就任でも日本のトランピストのフェイクは止まらない
3 ぼうごなつこ『100日で崩壊する政権』は安倍政権のインチキの記録
4 河野太郎の「ワクチン接種5月」デタラメ呼ばわりこそフェイクだ
5 大統領選不正デマを拡散した日本のトランプ応援団の妄言総まくり!
6 ノーベル賞・本庶教授が「PCR検査の大幅な拡充」訴えるも厚労省は…
7 菅首相が「明るい話聞いた」相手は「コロナはインフル並み」が持論
8 葵つかさが「松潤とは終わった」と
9 特措法・感染症法の改正案が酷い 嘘の申告した感染者には懲役も
10 蓮舫の菅首相演説事前公開はルール違反じゃない おかしいのは批判する側だ
11 もはや権力の「中の人」…御用ジャーナリスト5位〜2位、大賞を発表
12 稲田防衛相はレイシストと蜜月と最高裁が
13 安倍政権でも菅政権でも権力大好き! 御用ジャーナリスト大賞10位〜6位
14 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
15 櫻井よしこ、西岡力、文春…朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
16 読売新聞「菅首相が疲労」報道は安倍政権末期にもあった官邸の作戦
17 菅首相のポンコツが止まらない!「変異種」を忘れ、患者を「お客さん」
18 吉村知事のずさんな政策決定と責任転嫁の手口を“8割おじさん”西浦教授が暴露
19 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
20 菅首相ポンコツ会見で「国民皆保険の見直し」というグロテスクな本音ポロリ
1 石原伸晃の無症状ですぐ入院に非難殺到! 入院中の国立大学病院は救急お断りも
2菅首相のポンコツが止まらない!「変異種」を忘れ、患者を「お客さん」
3ノーベル賞・本庶教授が「PCR検査の大幅な拡充」訴えるも厚労省は…
4もはや権力の「中の人」…御用ジャーナリスト5位〜2位、大賞を発表
5菅首相ポンコツ会見で「国民皆保険の見直し」というグロテスクな本音ポロリ
6吉村知事のずさんな政策決定と責任転嫁の手口を“8割おじさん”西浦教授が暴露
7特措法・感染症法の改正案が酷い 嘘の申告した感染者には懲役も
8河野太郎の「ワクチン接種5月」デタラメ呼ばわりこそフェイクだ
9 菅首相が「明るい話聞いた」相手は「コロナはインフル並み」が持論
10蓮舫の菅首相演説事前公開はルール違反じゃない おかしいのは批判する側だ
11 読売新聞「菅首相が疲労」報道は安倍政権末期にもあった官邸の作戦
12バイデン大統領就任でも日本のトランピストのフェイクは止まらない

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄