グレタさん攻撃の登山家・野口健のスポンサーは飛行機燃料も販売するコスモ石油! 電力業界の広告で再生エネルギー批判も

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野口健氏のスポンサーは、ジェット燃料も販売する「コスモ石油」

 だが、野口氏が今回、グレタさん叩きをした背景として、もうひとつ見逃してはならない決定的な問題がある。それは、野口氏自身のエネルギー産業とのつながりだ

 ツイッターのプロフィールに掲載された登山中の野口氏の写真を見てほしい。野口氏がかぶっているニット帽には「コスモ石油」のロゴワッペンがデカデカとついているのがわかるはずだ。また、野口氏の公式サイトトップにも、胸にやはりコスモ石油のワッペンをつけた野口氏の写真が掲載されている。そして、サイトのスポンサー一覧にもコスモ石油の名前……。

 そう、野口氏は、石油会社の「コスモ石油」のスポンサードを受けているのだ。

 いま国際社会で地球温暖化の大きな要因としてクローズアップされているのは石炭を燃料とした火力発電だが、同時に石油燃料によるCO2排出も大きな要因とされ、削減が求められている。グレタさんのようにジェット燃料やガソリン車を強く批判する動きも小さくない。

 野口氏のスポンサーはまさにそうした批判の対象になっている石油燃料を扱っている会社なのだ。もちろん、飛行機に使うジェット燃料も販売している(年間約50万キロリットル)。つまり、野口氏は自分に金を払ってくれるスポンサーのために、ガソリン車やジェット燃料を批判して飛行機に乗らないグレタさんを攻撃したのではないか。

 こう言うと、野口氏は「コスモ石油は環境保護にも理解がある企業だ」「私といっしょに富士山の清掃にも取り組んでいる」などと反論するかもしれない。たしかに、コスモ石油は野口氏の環境活動でもパートナーシップ関係にある。2007年に野口氏が代表を務める「NPO法人セブンサミッツ持続社会機構」主催で「野口健の特別企画 エベレスト・富士山同時清掃」なるイベントが開催されたが、その協賛にコスモ石油が名前を連ねていた。

 また、コスモ石油はいま、TOKYO FMなどと共に「コスモ アースコンシャス アクト」なる〈地球環境の保護と保全を全世界に呼びかけていく活動〉を展開し、富士山などでの清掃イベントやトークセッションをしているが、野口氏はその看板的存在になっている。2019年の「クリーン・キャンペーン in Mt.FUJI」の開催概要には〈「コスモ アースコンシャス アクト」の一環として、2001年より全国各地で展開しているクリーン・キャンペーンのシンボリック・プロジェクトを、今年も日本の自然美の象徴である富士山で野口健さんと一緒に実施していきます〉〈今年も野口健さんが、皆さんとともに清掃活動やエコトレッキングに参加します〉などとある。

 しかし、それは野口氏の活動がコスモ石油のビジネスにとって邪魔にならないレベル、もっといえば企業の「環境に配慮してます」というアリバイづくりにちょうどいいものだからにすぎない。実際、野口氏といっしょにやっているその環境活動「コスモ アースコンシャス アクト」では、わざわざ〈地球中心のストイックな活動から自分らしいカジュアルな活動へ〉などというキャッチフレーズをつけ、グレタさんが取り組んでいるような地球全体の環境保護を考える運動をディスっているほどだ。

 当然、野口氏もこうしたスポンサー企業の姿勢を熟知しているはずで(あるいは最初から共有しているのかもしれない)、グレタさんへの「飛行機叩き」がコスモ石油と無関係とは考えられないのである。

 実際、野口氏が「飛行機に乗らない」問題でかみついたのは、グレタさんだけではない。11月、イギリスの人気ロックバンドColdplayが飛行機の利用による二酸化炭素の排出が地球温暖化に影響を与えることを考慮してワールドツアーを休止、小泉進次郎環境相が「素晴らしい」と評価したことがニュースになったが、このときも野口健氏はグレタさんのときと全く同様なヒステリックな反応を見せている。

〈単なるパフォーマンス。〉
〈「環境問題で飛行機使わない」というのはファッションというか子供の発想。環境問題にせよエネルギー問題にせよ「リアリティーがなければ意味がない」と浅はかな僕は感じるわけです。環境の為に飛行機に乗らないのならば車だってアウトなわけで。日々、トレッキング又は馬車かな〉

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