ピエール瀧出演の『麻雀放浪記2020』に安倍政権への皮肉が! 改憲反対デモ弾圧、東京五輪崩壊、瀧は“森喜朗”役

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ピエール瀧演じる「森喜朗」にベッキー演じるAIが「モリとヤルのはない」と

 杜という男は、権力だけは手中におさめているが、それ以外は徹底的に愚鈍で、かつ、下衆なことしか考えていない、どうしようもない人物として描かれている。

 それが最も露骨に描かれるのが、麻雀世界大会で人間を迎え撃つ人型AIロボットのAIユキ(ベッキー)と、AIユキを開発したエンジニアの林田(矢島健一)が二人きりでいちゃつくシーンだ。

 二人の会話のなかで林田は、杜から何度も何度も「AIユキは人間とセックスする能力はあるのか?」と質問されて困っていると語り、そんな能力はないと嘘をついてやったとAIユキに語る(実際にはそういう能力も搭載されている)。そして、林田による愚痴に対しAIユキは「杜とヤルのはないです」と陰口を叩くのだ。

 森喜朗元首相といえば、かつて買春検挙歴を報じられたことも有名だが、こうしたセリフや描写は思わず森元首相を想起してしまう。現存する政治家をモデルにしたキャラクターと考えると、かなり攻撃的なシーンだろう。

 白石和彌監督は、『麻雀放浪記2020』の企画を引き受けることにしたのは、こういった社会に対する風刺を入れることができる作品だったからだと語っている。

 白石監督は最初にこの企画が提案されたとき断ろうとしたという。『麻雀放浪記』の映画作品としては1984年にイラストレーターの和田誠氏が監督を務めたものがあり、そちらは「キネマ旬報」によってその年の4位に選ばれるなど高い評価を得ている。

 過去にそれだけの作品がつくられていることから、最初白石監督は敢えていま再びこの作品に手をつける意義を感じなかったという。しかし、2020年にタイムスリップするというアイデアが監督の心を惹き付けた。その荒唐無稽なアイデアは表現の自由を大幅に広げてくれると感じたからだ。監督は映画の公式パンフレットに掲載されたインタビューでこのように答えている。

「「まずは坊や哲が全自動卓に驚いて……」とシミュレーションしていくと、「これはもしかしたら普通の映画じゃ描けないことを描けるチャンスかもしれない」と思えてきて。当時は五輪の話題や日本上空をミサイルが飛んだというニュースが流れていた頃だったので、「じゃあそういう時事も全部盛り込んだら?」と話したら、甘木さん(引用者注:プロデューサーの甘木モリオ氏)も、もう一人のプロデューサーの谷島さん(引用者注:谷島正之氏)も、「いいねえ、入れようよ!」と盛り上がってしまった。運悪く、二人とも頭のネジが二、三本外れた大人だった」

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