室井佑月の連載対談「アベを倒したい!」第11回ゲスト 松尾貴史(後編)

松尾貴史と室井佑月が体験した安倍政権からの圧力と「反日」バッシング!「日本をいちばん貶め壊しているのは安倍さん」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

安倍首相は、嘘も権力の私物化も恥ずかしいとすら思っていない

室井 今の政権は嘘が平気だから、いくらでもフェイクや嘘の情報を繰り出し作り話して違うことを言いますし、官僚トップがセクハラもしちゃう。

松尾 エリート中のエリート、セクハラ財務官僚にしても、「手縛っていい?」なんて女性記者に言うセンスも問題でしょう。勉強を一生懸命してきたことは尊敬するけど、でもまっとうな甘酸っぱい恋とかしてこなかったんじゃないのかなと思うんです。思いやりとか、「女子にこう言ったら嫌がられるかも」「傷つくんじゃないか」ということを考えるより先に、地位とかランク、ステージばかり考えてきたから、バランス感覚さえなくなってしまった。

室井 思いやりや想像力の欠如ですよね。安倍さんや麻生さんにしても、何を考えてああなっちゃったの? 自分たちのせいで自殺者まで出ても何も思わない。そういえば昭恵夫人がインタビューで話していたことだけど、安倍さんって映画監督になりたかったって言うじゃない。わたし、びっくりしちゃって。いやいや、映画監督や物書きや役者、音楽家は才能がなければダメだから。想像力がないとダメだから。なりたいと言ってもお金で買えない。自己認識が足らなすぎるというか、恥かしくないのかなと思いますね。自分のことなにもわかってない人なんだな。だいたい権力の私物化ってすごく恥ずかしいことじゃないですか。それなのに安倍さんは平気でやってしまう。

松尾 それを恥と思っていないんでしょう。

室井 やっぱり、尊敬できない。1月の参院予算委員会でエンゲル係数の上昇が指摘されたとき、安倍さんってデタラメな言い訳をしてた。そんな人、総理って呼びたくない。

松尾 あの答弁から、ウィキペディアまで書き換えられたんですよね。なんでもかんでも閣議決定しちゃう政権だから当然かもしれないけど(笑)。

室井 「昭恵夫人は公人」だとか「『そもそも』には『基本的』にという意味もある」という閣議決定もあったしね。本当にバカバカしい。

松尾 でも室井さんは頑張りすぎじゃない? そんなに無理して頑張っちゃダメですよ。しんどいときはやめたらいい。自分でハードル高くしちゃうと、ハードルは高くなっても自分の能力は変わらないから、いい結果が出なかったら自己嫌悪が起こるでしょ。そうすると鬱入っちゃいますから。そんなことはやめたほうがいいですよ。ゆるーく、思ったことを言って、やだなあと思ったら距離を置くくらいの感じでやっていかないと。みんなできることをできる範囲内でやればいいだけで。使命感を持って「ここまでやらなきゃ」なんてしてると壊れちゃうから。

室井 使命感ではないんですけどね。ただ、ライフワークになっているって感じかな。だから安倍さんが辞めたら、寝込むと思います。燃え尽き症候群。

松尾 (爆笑)。安倍さん批判が、人生の張り合いになっちゃったんですね(笑)。

室井 ……。 
〈了〉

松尾貴史(まつお・たかし)
1960年兵庫県神戸市出身。大阪芸術大学卒業後デビューし、テレビ、ラジオ、映画、舞台、執筆、イラストなど多彩に活躍。現在各地で巡回公演中の、権力にすり寄る記者クラブを題材にした舞台「ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ」(二兎社)に出演中。毎日新聞毎週日曜日の連載コラム「松尾貴史のちょっと違和感」ではテレビの話題から政治問題まで、違和感のある話題を取り上げ、毎回大きな注目を集めている、著書に『東京くねくね』(東京新聞出版局)など。

室井佑月(むろい・ゆづき) 作家、1970年生まれ。レースクイーン、銀座クラブホステスなどを経て1997年作家デビューし、その後テレビコメンテーターとしても活躍。現在『ひるおび!』『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS)、『あさイチ』(NHK)などに出演中。「週刊朝日」「女性自身」「琉球新報」などにコラム連載を持つ。

最終更新:2018.08.09 04:19

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

松尾貴史と室井佑月が体験した安倍政権からの圧力と「反日」バッシング!「日本をいちばん貶め壊しているのは安倍さん」のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。アベを倒したい!ネトウヨ安倍政権室井佑月松尾貴史の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 菅義偉の弔辞「山縣有朋の歌」は安倍がJR葛西の追悼で使ったネタ
2 安倍国葬で大はしゃぎ 百田尚樹ら安倍応援団とフジサンケイの醜態
3 安倍こそ政治の犠牲になった国民を「悼む気持ち」のない冷淡政治家だった
4 葵つかさが「松潤とは終わった」と
5 テレ朝で『モーニングショー』統一教会報道中止、ネット動画削除!
6 岸田首相が性差別発言や統一教会擁護の安倍応援団・小川榮太郎をブレーンに
7 統一教会問題で下村博文と山谷えり子の呆れた開き直りと嘘
8 高橋治之と安倍晋三は親戚関係だった!安倍家の自宅購入資金も高橋弟が捻出
9 安倍が選挙妨害に関与の決定的証拠
10 統一教会とズブズブ萩生田「政調会長」に批判殺到!一方、テレビは…
11 長渕剛が安倍政権を批判する新曲を発表
12 統一教会とズブズブ報道の萩生田光一政調会長がテレビ各局に圧力か
13 玉川徹に自民議員が共謀罪の正体を
14 『笑点』で三遊亭円楽が「いま日本は本当に民主主義国家ですか?」
15 乃木坂46橋本奈々未が背負った貧困
16 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
17 KADOKAWA夏野剛社長に新たな暴言が発覚! 一方、森喜朗には…
18 吉本芸人「ほんこん」のサムすぎるネトウヨぶり!
19 中山美穂ラブラブ写真に辻仁成は
20 安倍政権御用ジャーナリスト大賞10位〜6位発表! 
1菅義偉の弔辞「山縣有朋の歌」は安倍がJR葛西の追悼で使ったネタ
2高橋治之と安倍晋三は親戚関係だった!安倍家の自宅購入資金も高橋弟が捻出
3安倍こそ政治の犠牲になった国民を「悼む気持ち」のない冷淡政治家だった
4岸田首相が性差別発言や統一教会擁護の安倍応援団・小川榮太郎をブレーンに
5安倍国葬で大はしゃぎ 百田尚樹ら安倍応援団とフジサンケイの醜態
6 統一教会問題で下村博文と山谷えり子の呆れた開き直りと嘘

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄