年末特別企画 リテラの2017年振り返り

詩織さんからはあちゅうまで、セクハラ被害者、働く母親へのバッシングが頻発した“男尊女卑”の1年を総まくり

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【その4】今年も政治家のセクハラ事件が続発!安倍内閣の閣僚もハレンチ事件の前歴もつ差別主義者だらけ

 今年も中央、地方問わず、政治家の暴言、女性スキャンダル、セクハラ事件が頻発した。公務中に市長室で、既婚女性にキスをしたり足をなめたりしたことが発覚した福井県あわら市の橋本達也市長(当時)、女性記者の宿泊先を訪ねて抱きつきキスを迫った岩手県岩泉町の伊達勝美町長(当時)、さらには立憲民主党の青山雅幸議員、初鹿明博議員にもワイセツ強要が発覚した。
 また、当時、自民党所属で経済産業大臣政務官だった中川俊直衆院議員(当時)は元愛人から「週刊新潮」で不倫&重婚&ストーカーの事実を告白されたうえ、秘書時代、「集団レイプ」まがいの行為をして事件になりそうになったのをもみ消していた疑惑を「フライデー」(講談社)で報道された。
 しかも、これらは今年、事件が発覚した政治家たちだが、永田町を見回してみると、他にもワイセツ、セクハラ、女性差別の前歴をもつ政治家が山ほどいる。たとえば、現内閣の閣僚たちを見ても、松山政司一億総活躍担当相はJC福岡理事長だった時代に「女体盛り」に興じていた疑惑を、西村康稔内閣官房副長官は「ベトナム4P買春」という破廉恥なスキャンダルを報じられている。
 また、「人づくり改革」担当相となった茂木敏充氏のセクハラ常習も有名で、女性記者に男性器の名称を口にさせようとしたというエピソードを週刊誌に書き立てられたこともある。
 政治の世界こそ、世の中でもっとも女性蔑視が横行していると言ってもいいかもしれない。


【その5】女性が女性を抑圧する典型? 指原莉乃がセクハラ告発に「ハニートラップの可能性も」と攻撃

 弱者や女性叩きは、何も男性だけの専売特許ではない。その代表例がオヤジ目線を内面化した発言を連発する指原莉乃だ。その本領をいかんなく発揮したのが12月に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ)でのことだった。番組では福井県あわら市の橋本達也市長と岩手県岩泉町の伊達勝身町長によるセクハラ事件が取り上げられたが、感想を求められた指原莉乃がこんなことを言い出した。
「もちろん女性が被害に遭うことに違いないし、絶対あってはいけないことだと思うんですけど。でも立て続けにこうなると、市長さんとか町長さんだと、よく思っていない人も多いじゃないですか。だからハニートラップの可能性も今後増えてくるかもしれないじゃないですか」
 こうした発言は、セクハラ被害に対し勇気をもって告発した女性たちを貶めるもので、セカンドレイプとも言える悪質なもの。そして男性からの中傷同様、今後、セクハラ被害に悩みこれからセクハラ被害を訴えようとする女性を抑圧することになる。
 これまでにも指原は女性差別を追認する発言を繰り返してきた。たとえば『ワイドナショー』に安倍首相が出演した際も、「(子どもを)産めれば産めるほど産みますよ。国に貢献したい」「身体の限界が来るまで産みます」など、その場に迎合する発言を繰り返している。
 あまりに無神経な物言いの数々だが、しかしそれは空気を読むことに長けた指原が、周囲の空気を敏感に察知し、オヤジ社会の代弁をしたという側面も否めない。エラい男性には一切文句は言わず、ものわかりのいい女性としてふるまう。しかも、こうした振る舞いは指原に限ったことではない。圧倒的男性優位社会、オヤジ社会のなかで、性暴力やセクハラを何事もなかったように笑ってやり過ごすことが、働く女性の美徳や職能とされ、本心では傷ついていてもそれを表面に出さないという処世術を、女性が身につけざるを得なかった面もあるからだ。
 だが、こうした揶揄や中傷は、ある意味男性から以上に被害者を抑圧し孤立を招く。女性側も、そろそろそのことに気づくべきだろう。

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