渡辺麻友ドラマが男性器を「きりたんぽ」と表現して問題に…“戦犯”は秋元康なのに、テレ朝に責任押し付け?

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 周知のように、約1年前にも、秋元氏がプロデュースするアイドルグループのコンテンツに関して炎上騒動が起きている。昨年4月にリリースされた、HKT48のシングル「74億分の1の君へ」に収録されているカップリング曲「アインシュタインよりディアナ・アグロン」の歌詞が「女性蔑視である」として批判が殺到したのだ。その歌詞とはこのようなものであった。

〈難しいことは何も考えない 頭からっぽでいい 二足歩行が楽だし ふわり軽く風船みたいに生きたいんだ〉
〈女の子は可愛くなきゃね 学生時代はおバカでいい〉
〈テストの点以上瞳の大きさが気になる どんなに勉強できても愛されなきゃ意味がない スカートをひらひらとさせてグリーのように〉
〈世の中のジョーシキ 何も知らなくてもメイク上手ならいい ニュースなんか興味ないし たいていのこと誰かに助けてもらえばいい〉
〈女の子は恋が仕事よ ママになるまで子供でいい それよりも大事なことは そう スベスベのお肌を保つことでしょう?〉
〈人は見た目が肝心 だってだって 内面は見えない 可愛いは正義よ〉

 曲タイトルにある「ディアナ・アグロン」とは、アメリカの大ヒットドラマシリーズ「glee」で美人チアリーダーのクイン・ファブレー役を演じた女優の名前。この件で炎上の発端となったのは、ディアナ・アグロンや「glee」の名を出しながら、女性差別・同性愛差別・人種差別・障がい者差別などの問題を丁寧に描いた「glee」とは完全に真逆の「女の子はバカで可愛い方がいい」という時代錯誤も甚だしいメッセージを出したことにgleek(「glee」ファンの通称)が怒りをあらわにしたことにあるのだが、この件と「阿部定=男性器=きりたんぽ」という極めて短絡的なオヤジ的発想に基づくタイトルづけは、間違いなく地続きのものだろう。

 実は秋元氏はテレビ朝日の放送番組審議会委員。見城徹氏とともに、安倍首相に近いというだけでこんな低劣な感覚の人間に番組を審議させているテレビ朝日の感覚はいったいどうなっているのか。

 しかも、秋元氏の最大の問題は安易なセンセーショナリズムでこうした不祥事を起こしても、責任転嫁と言い逃れを繰り返すだけで、何の反省も示さないことだ。

「アインシュタインよりディアナ・アグロン」の騒動に関しては、複数のメディアが取り上げ、本サイトもそのひとつだったのだが、当該記事に対して、AKB運営会社であるAKS 法務部から、「名誉毀損及び侮辱罪が成立する」「即刻、記事を削除せよ」というメールが送りつけられてきた。

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