紅白歌合戦でも能年玲奈を完全排除!『あまちゃん』映像を流しながら、主演の能年を一切映さず!

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 昨晩放送された『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK)。タモリとマツコ・デラックスが会場をぶらつくコントや、シン・ゴジラをX JAPANが退治する寸劇など例年以上に詰め込み放題な演出と、それをまとめきれない司会の力不足が目立った今回の放送だった。SMAPの不在に寂しさを感じた人も多かったと思うが、昨日の紅白ではもう一つ残念な一幕があった。

 それは「有村架純「ふるさと」特別企画 あまちゃんの舞台 久慈を訪ねて」と題されたコーナーでのこと。このブロックではまず、有村架純が『あまちゃん』(NHK)の舞台である岩手県久慈市の中学校を訪れ生徒たちと交流したVTRが流された後、NHKホールで紅白出演者が一堂に会し、嵐の楽曲「ふるさと」を合唱した。

 ただ、そこには一つ大事なものが抜け落ちていた。VTRのなかでは資料映像として『あまちゃん』の映像も流されていたのだが、そこに能年玲奈(のん)の出演シーンは1秒たりとも含まれていなかったのだ。指摘するまでもなく、のんは『あまちゃん』の主演女優である。ドラマを紹介しながら、主演女優がまったく映らないというのは、どう考えても不自然だ。

 もちろん、この裏にはレプロエンタテインメント=バーニングプロダクションの圧力もしくは番組側の忖度、自主規制があったことは疑いようがない(今回、審査員席にはレプロ所属の新垣結衣も座っていた)。

 年の瀬にまで理不尽な芸能界の力学を見せられたようで嫌な気持ちになる一幕だったが、実はこのようなケースが起きたのは今回が初めてのことではない。『あまちゃん』脚本家の宮藤官九郎は、「週刊文春」2016年7月7日掲載の連載コラムでこんなことを書いていた。

〈そう言えばトーク番組で『あまちゃん』の話題になり懐かしい映像が流れたのですが、映像使用の許諾が取れなかったのか、アキ(能年玲奈さん)がワンカットも映ってなかった。代わりに前髪クネ男(勝地涼くん)がガッツリ映ってて笑った。あまちゃんは能年さんの主演作ですよ、念のため〉

 能年は昨年6月いっぱいで前事務所との契約が終了し、再び自由な活動ができるはずだった。しかし、契約終了直前になって思わぬ横やりが入る。

「週刊文春」16年7月28日号の記事によれば、契約が終了する間近の6月下旬、レプロから能年側に、15年4月から16年6月まで彼女が事務所側からの面談に応じなかったため仕事を提供できなかったとして、その期間分の契約延長を求める文書が送付されてきたとともに、もう一つ申入れがあったと記されている。

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