安保法制成立で自衛隊が始める準備とは? すでに棺桶と遺体処理班を用意! 市ヶ谷駐屯地内に墓地建設計画も

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瀧野隆浩『自衛隊のリアル』(河出書房新社)

 安保法制がとうとう可決されてしまった。いよいよ、日本は戦争のできる国になり、自衛隊は近い将来、米国が戦争を行っている中東の最前線に派遣されることが目に見えていて、その戦死リスクはこれまでと比べ物にならないほど大きなものになる。

 実際、自衛隊では着々と“自衛隊員の戦死”の準備がなされているという。

 これまで本サイトでは、戦死を想定した“隊員家族連絡カード”の存在や家族に遺すため手紙を書くことを指示されていたことを報じたが、しかし自衛隊内はこれからもっとリアルな準備を進め、組織として「死」を制度化していくだろうと予測される。

 では、いったい自衛隊は具体的にいったいどんな準備を進めるのか。そのヒントになりそうなのが、防衛大学を卒業し、毎日新聞に入社した異色の記者・瀧野隆浩による『自衛隊のリアル』(河出書房新社)だ。同書は、著者が防衛大学時代の独自のネットワークを使って取材したものだが、過去、自衛隊がはじめて海外で戦死のリスク、準備を始めたときのことがまさにリアルに描かれている。

 それは、2005年6月23日、陸上自衛隊がイラク・サマワの復興支援に派兵された際のことだ。このときは、陸上自衛隊が攻撃を受けている。車列に向けて遠隔式のIED(即席爆破装置)が破裂したり、ロケット弾攻撃は、派遣期間中、13回におよんだ。このうち、宿営地内に着弾する事案が4回発生したという。

 特に04年10月31日、夜間に発射されたロケット弾は、地面に衝突した後、鉄製の荷物用コンテナを貫通して土嚢に当たり、宿営地外に抜けるという「一つ間違えば甚大な被害に結びついた可能性もあった」というもので、「むしろ犠牲者がでなかったのは幸運としかいいようがない」ものだったのだ。しかもこれは自衛隊が明確に狙われたことに他ならず、「戦闘状態」にあったと同書は記している。

 現場の隊員にとって“死”と隣合わせだったのだ。しかも、このイラク派兵の際、攻撃とは別のあまりに衝撃な“事実”もあったという。

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