金正恩が習近平に殺される!?北朝鮮の拉致再調査の背景に中国への恐怖

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
shukinpeikimjonun_01_140924.jpg
『習近平は必ず金正恩を殺す』(講談社)

 北朝鮮が突如、拉致被害者の再調査を表明したのは今年7月のこと。9月中旬には北朝鮮の特別調査委員会からの報告が行われるとされてきたが、しかし一転、年末まで大幅に遅れる可能性が出ている。今後の動向次第では日朝の外務省局長級協議開催も危ぶまれるが、今、最も気を揉んでいるのは安倍晋三首相ではないか。

 もし拉致被害者が帰国すれば、「対話と圧力」を唱え続け「拉致問題は政治家としての原点」と主張してきた安倍首相の支持率アップは確実。首相としては喉から手がでるほど欲しい手柄だからだ。実際、安倍首相は調査再開時には自らの成果を強調し、胸を張った。

 しかし今回の拉致問題進展は本当に安倍政権、そして安倍首相の努力の成果なのか。否、それはまったく違う。実際、安倍内閣はこの間、北朝鮮に何の働きかけもしていなかった。それまで安倍内閣で北とのパイプ役を担っていた飯島勲内閣官房参与も完全にカヤの外におかれていた。一連のアプローチはすべて、北朝鮮側からなされたものだ。

 中国や朝鮮半島の取材を長年続けてきたジャーナリスト近藤大介の著作『習近平は必ず金正恩を殺す』(講談社)によれば、それは北朝鮮と中国の緊迫した関係にあるという。

「北朝鮮が突然、日本に秋波を送ってきた背景には、金正恩政権の抜き差しならない『お家事情』があった。それは一言でいえば、このまま座視していれば中国の習近平政権に『粛正』されてしまうという恐怖心である」

 中国は長年、「ならず者国家」といわれる北朝鮮の“兄貴分”“後ろ盾”として庇護してきたが、その関係は今、激変しつつある。その大前提となっているのが「中国の国家主席である習近平は金正恩のことが大嫌い」という事実だ。

 中国と北朝鮮の蜜月関係が崩れ始めたのは11年12月17日に金正日総書記が急死し、12年に金正恩が権力継承をしたことにある。そして同年、中国では習近平が中国共産党のトップになり、翌13年に国家主席になっている。しかし2つの隣国のトップは当初から噛み合なかった。

  12年に新総書記に就任した習近平は儀礼的な「親書」を中央宣伝部長に持たせて北朝鮮に向かわせる予定だった。だがその矢先「平安北道・東倉里で北朝鮮が新たにミサイル事件準備か」との情報が入る。習近平はこれに激怒した。

「東倉里のミサイル発射場は中朝国境近くにあり、危険極まりなかった。それなのに、自分の時代が始まったとたんに、そんな物騒なことを遣り出すとは何事かというわけだった」

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

習近平は必ず金正恩を殺す

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

金正恩が習近平に殺される!?北朝鮮の拉致再調査の背景に中国への恐怖のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。伊勢崎馨安倍晋三拉致の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 若者は受診せず家で寝てろ! 背後に岸田政権の怠慢
2 東野・ブラマヨ吉田と吉村・橋下・松井の馴れ合い番組に「偏向」調査
3 葵つかさが「松潤とは終わった」と
4 吉村知事がまたまた後手! 全国ワーストのコロナ死者を出しているのに…
5 NHK捏造・虚偽放送問題で河瀬直美監督のコメントが無責任すぎる!
6 ブラマヨからTBS井上アナまでが叫ぶ「オミクロンたいしたことない」論の詐術
7 自民党がネトサポに他党叩きを指南
8 国民民主・玉木雄一郎が節操なさすぎ!都民ファ、維新、ネトウヨに媚び媚び
9 橋下が「人格障害」名誉毀損裁判で敗訴
10 Netflix版『新聞記者』に米倉涼子、綾野剛、横浜流星など、豪華キャストがずらり
11 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
12 ペジー社社長の財団が山口敬之の実家に
13 羽田雄一郎参院議員の死が示すコロナ検査の現実
14 坂上忍『バイキング』打ち切りはフジ上層部による政権批判潰し
15 吉村知事が寝屋川市長のオミクロン株迅速対応を「僕の判断」と手柄横取り
16 御用ジャーナリスト大賞(後編)5位〜1位発表!
17 御用ジャーナリスト大賞(前編)10位〜6位発表!
18 五輪映画監督の河瀨直美が露骨な五輪礼賛発言、反対の声を八つ当たり扱い!
19 れいわ・大石あきこがNHK『日曜討論』で吉村批判、足立議員も一蹴
20 恩知らずはメリー! 飯島マネの功績
1NHK捏造・虚偽放送問題で河瀬直美監督のコメントが無責任すぎる!
2NHK「五輪反対デモ参加者が金」“『ニュース女子』並み”捏造を犯した理由!
3東野・ブラマヨ吉田と吉村・橋下・松井の馴れ合い番組に「偏向」調査
4若者は受診せず家で寝てろ! 背後に岸田政権の怠慢
5吉村知事がまたまた後手! 全国ワーストのコロナ死者を出しているのに…
6ブラマヨからTBS井上アナまでが叫ぶ「オミクロンたいしたことない」論の詐術
7年末年始も吉村知事を大スター扱いの在阪テレビ!東野&ブラマヨ吉田も…
8国民民主・玉木雄一郎が節操なさすぎ!都民ファ、維新、ネトウヨに媚び媚び

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄