病気の牛の肉、化学薬品入りの米…あのチェーン店の料理がヤバい

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
gaisyoku01_140716.jpg
『じつは怖い外食 サラリーマンランチ・ファミリー外食に潜む25の危険』(ワニブックスPLUS新書)

 普段あまり自炊をしない独身のサラリーマンにとってみれば、街中に溢れているチェーン展開の外食産業は、なくてはならない存在だろう。牛丼、ラーメン、ステーキ、定食、カレー、コンビニ弁当、チェーン店の居酒屋などで、ほぼ毎日の食事をまかなっている人も少なくないはずだ。また、休日も家族と一緒にファミレスに出かけたり、ホテルのレストランで恋人とデートすることもあるかもしれない。

 しかし、それらのお店でどんな食材が使われているのか、気にしたことがあるだろうか。少し前、高級ホテルのレストランで産地偽装や食材の偽装が発覚したが、実はこうした飲食店の料理にはもっと驚くような現実が隠されているというのだ。

 フードプロデューサー・南清貴氏の著書『じつは怖い外食 サラリーマンランチ・ファミリー外食に潜む25の危険』(ワニブックスPLUS新書)では、あまり公にされることのない“外食産業の危険”の数々が紹介されている。

 たとえば、日本人が好んで食べる高級霜降り肉。口の中でとろけてしまう脂身たっぷりの柔らかいあの牛肉を、給料日のご馳走にするサラリーマンも多いかもしれない。しかし、南氏いわく「外食をするときに絶対口にしないもののひとつ」なのだという。

 本書によると、霜降り肉は「高カロリーの穀物飼料を与えたうえ、少しでも早く太らせるためにビタミンAをわざと欠乏させて育てる」という、かなり珍しい飼育方式を採っているとのこと。ところが、ビタミンAが欠乏すると「ほとんどの場合、目が見えなくなる。それだけでなく、内臓脂肪がたまって脂肪肝となり、動脈硬化が起こる。極度に肥満して、糖尿病などのさまざまな病気も併発する」というのだ。つまり、霜降り肉は、重病を患っている牛の肉らしい。
 
 牛肉といえば、ファミレスや安いチェーン店のフィレステーキなどにも問題がある。これらの店の肉はほとんどがいわゆる“加工肉”(成型肉)なのだという。加工肉とは、くず肉などを結着剤でつないで固めて、形状を整えた食肉のことなどだが、その結着剤というのが「重合リン酸塩、ポリリン酸塩、ピロリン酸塩」などの化学物質。しかも、加工肉は硬いので「タンパク質分解酵素」という化合物を使って柔らかくした後に、脂身や卵白を足すのだという。卵白が入っているなんて、もはや牛肉なのか何かのかもよく分からなくなってくるが、これが「チェーン店のステーキ」の実態なのだ。

 では、魚はどうかというと、こちらにもリスクがひそんでいる。そのひとつが、日本人に好まれているサケだ。国内産サケの漁獲量は減少し続けており、その代わりにチリ産のサケが使われることが増えている。しかし、そのチリ産サケがかなり危険だというのだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

じつは怖い外食 ~サラリーマンランチ・ファミリー外食に潜む25の危険~ (ワニブックスPLUS新書)

関連記事

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

病気の牛の肉、化学薬品入りの米…あのチェーン店の料理がヤバいのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。外食食品の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 葵つかさが「松潤とは終わった」と
2 れいわから出馬 水道橋博士が主張する「反スラップ訴訟法」の重要性!
3 高市早苗が統一教会問題でも“嘘”、領収書偽造、勝手に収支報告書修正も
4 あのチェーン店の料理がヤバい
5 放送法解釈変更は氷山の一角!安倍官邸は同時期、あの手この手で言論弾圧
6 三浦瑠麗問題に「週刊文春」「週刊新潮」は完全沈黙する理由!
7 古舘伊知郎が激白“テレビは噓ばかり”
8 安倍内閣「日本会議」の目的は徴兵制
9 田母神を担いだ百田、中西の責任
10 安倍政権の「放送法解釈変更」内部文書のリアルすぎる中身!
11 自民党がネトサポに他党叩きを指南
12 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
13 高市早苗と赤旗が「政治資金規正法違反」報道でバトル!
14 辻仁成が告白「彼女に新しい人が…」
15 吉高が“私の裸を見て”と迫った男
16 岸田には安倍が乗り移っている! 政策だけでなく答弁も
17 米イラン緊張のなかダルビッシュが排外主義と戦争反対を表明!
18 貧乏人の努力で教育格差の克服は無理
19 『報ステ』古舘が安倍に最後の反撃!
20 ジャニー喜多川社長の性的虐待問題を一切報じないマスコミ
1放送法解釈変更は氷山の一角!安倍官邸は同時期、あの手この手で言論弾圧
2安倍政権の「放送法解釈変更」内部文書のリアルすぎる中身!
3高市早苗が統一教会問題でも“嘘”、領収書偽造、勝手に収支報告書修正も
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄